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昇段大会の追憶

2年前を思い返す

クリスマスに囲碁の記事を書く企画です。
私が2年前に受けた囲碁の六段昇段大会の棋譜を並べてみました。
2勝1敗で迎えた最終戦です。

問題1 連絡の手筋1

私が白番です。
上辺で黒に実利を与えて、白は厚みを築きます。
黒41に対して白は切られてしまいそうですがどう打ちますか?

黒41に対して白はどう打ちますか?

解答1 連絡の手筋1

白は準備していた42に構えました。傷2つを両カケツギで守れています。

2つの断点を守れています

問題2 連絡の手筋2

白×で後手を引いてしまい、右辺を黒に先着され苦しくなりました。
次の黒63はどこに打てば黒△を繋げることができるかという問題。

黒△を連絡してください

解答2 連絡の手筋2

不安定に見えますが、黒63で連絡ができています。

黒63が手筋

ツケコシが怖いですが…

黒67と引けば連絡できています

実戦の黒63

必ずしも解答2のように黒は連絡する必要は無く、実戦は切りました。
秒読みの無い40分切れ負けの対局だったので、穏便に済ませたかったのですが一気に難解になりました。
ここからの変化が読めなくて改めて検証するというのが記事の趣旨です。

結論から書くと相手の方の黒63は正着のようです

問題3 黒69から致命傷を与えられるか

右辺の3子は捕まることは無いと考え、白64は左辺に手を入れました。
実戦は白68まで進みましたが、未だに正しいか分かりません。

黒69でAの出切りが成立するか考えます。

黒69でAの出切りが成立するか検証します。
年内には結論を出して記事にする予定です(続く)。

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