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石穿の囲碁問題 NO.139【黒番】
今日は少し手数が長いですが、頻出度が高い前回の応用問題でもあります。
難易度目安
☆☆☆☆★:入門者の方向け・3手までの問題
☆☆☆★★:初心者の方向け・5手以上の問題
☆☆★★★:中級者の方向け・7手以上の問題
☆★★★★:上級者の方向け・9手以上の問題
★★★★★:有段者の方向け・難問
問題:黒番(☆☆★★★)
左下の黒3つがピンチです。一見すると取られているように見えますが、「捨て石」を使い逆に白を取ることが出来ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720996230709-944CFyoBnx.png?width=1200)
失敗
この問題は白2(十二7)が急所になっています。そのため黒1で白2以外に打つと失敗になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720996362417-Qyp6WCkBHa.png?width=1200)
失敗図の時点で石を取るには、黒3つは3回、白8つは4回の着手が必要になるので、手数で黒は白に足りず攻め合い負けとなります。
正解
正解の手順を紹介します。まずは黒3まで捨て石にして白4まで取らせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720996582154-5aji8IkvEk.png?width=1200)
続正解
そしてもう1度、黒5で十二7に打ちます。白は十三9に打てないため2眼を確保できません。
![](https://assets.st-note.com/img/1720996654136-SWM4uDKG1c.png?width=1200)
そして黒7に打てば、白の塊は2回の着手で取ることができるので、手数で逆転し黒は攻め合いに勝つことができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720996759868-Bun7jght5f.png?width=1200)
まとめ
黒1、3、5を捨て石にすることで白の手数を縮めるのが今日のポイントです。この手法は相手の眼を奪うだけでなく手数を縮める手法なので、ぜひ覚えて頂ければ幸いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720996988917-1EBoUtLRUd.png)
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