見出し画像

石穿の囲碁問題 NO.4 

今回は少し難問です。ぜひ挑戦してみてください!

☆☆★:初心者向け。☆★★:初級者向け。★★★:中級者向け以上


問題:黒先黒生(☆★★)

問題図の黒がピンチなので、黒番で2眼以上を確保してください。3手目を見つけられるかが鍵になります。

黒先黒生

失敗

まず黒1で白×2つを切ることができます。
ただし白2に対して、黒3で白×2つを取ると白4と置かれて黒は眼が1つしかありません。

黒1の後で黒3と置くのは失敗です

正解

ポイントは黒3で工夫が必要ということです。正解図を見てみましょう。

正解は黒3がカギになります

黒3がカギで白×2つをウッテガエシの手筋で取ることができます(これでまず1眼を確保)。この後、黒はAと置いて白2(二12)の石を取りに行く手と黒Bと眼を確保する手をどちらか打てます。

見合い

・白がAと守れば黒Bと眼を確保する。
・白がBと失敗図と同様に眼を奪えば黒Aと白を取る。

囲碁は黒白交互に置いて行くゲームのため2つ成功する手段があればどちらかは置く事ができます。今回のようにAorBの状態を「見合い」と呼びます。


サポートありがとうございます。微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えています。サポートは棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。