石穿の囲碁問題 NO.6
寒くなっても仕事で七転八倒した後にビールを飲むと五臓六腑に染みわたりますね。数字を組み合わせた四字熟語は多いですが、囲碁にもあります。
今回は死活の基礎である六死八生を紹介していきます。
☆☆★:初心者向け。☆★★:初級者向け。★★★:中級者向け以上。
問題:黒番で2眼を確保できるか考える(☆★★)
まずは問題図をご覧ください。
上辺、右辺、下辺にそれぞれ第2線(二列、12列、十二列)に黒石が連なっています。これらの石の生き死にを考えてみましょう。
3つの違い
もちろん3つの黒石には違いがあります。マークを付けて見てみましょう。
黒×は6つ、黒〇は7つ、黒△は8つ連なっていて石の数が違います。
黒×(上辺)は死んでいる
まずは黒×(上辺)です。結論から書くと2眼を確保することができないため取られています(取られる=死んでしまう)。
黒〇(右辺)は黒から守れば生きる
続いて黒〇(右辺)を見てみましょう。結論から書くと黒1と守れば2眼を確保することができます(黒1=白2の場所でもOK)。
逆に白から先に黒1(もしくは白2)に置かれると、黒×と形が一緒になり3目ナカデで黒は取られてしまいます。
黒△(下辺)は生きている
次に黒△(下辺)を見てみましょう。結論から書くと問題図の時点で黒は生きています。もし白から置かれても黒4まで2眼を確保することができます。
六死八生
今回は第2線の死活を紹介したので、まとめてみます。
6つ(黒×):取られている
7つ(黒〇):先に置けば(守れば)生きている
8つ(黒△):生きている
次回からは六死八生の練習問題に挑戦してみましょう!本日もご覧頂きありがとうございました!
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