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【囲碁】実戦の検討をしてみました

先日投稿した実戦の検討をしてみました。仕様ソフトはGOwriteと銀星囲碁20です。少し専門用語を交えますが、検討(試合の振り返り)はこんなことしているのか~と感じていただければ幸いです。

実戦の白72は悪手

実戦の白72で7六に打ちましたが解析の結果は「悪手」のようです。

候補は8六でした

白72に守ったのは下記のような進行を想定していました。白82まで黒石をシボッて団子状態にして右上の白を厚くして右下を守る予定でした。

白78=A、黒81=B、黒83=A

ソフトで検証していますが、黒から良い手があるようで、この図は成立しないようです。

そもそも白68で難しくしてしまった

そもそも白68が悪手で一気に白は戦局を難しくしてしまいました。実戦は5四に打ち2子にして捨てようとしましたが、7五に打てば1つ上の図のように右上を手厚くして戦えそうです。

元々左上は黒の陣地なので、白は実戦のように欲張らず、簡明策を取るべきでした。

難しくしてしまった要因の白68はこう打つべきでした。黒73=A

まだ×に白から打てば左上の黒は眼がない状態のため白が打ちやすいです。

もう1問

もう1つ迷った局面があります。それは黒77の後です。
黒77も実は悪手で2二に打てば死活でコウ残りにはなりませんでした。

白78はaかbか

実戦はコウ材を作りにaに打ちましたが、bにシマリを打っておけば良かったなと後悔しました。しかし銀星の評価は…

実戦の白78はaに打ちました。銀星の候補は17十二。

意外にも実戦を「良手」判定でした。ただ急場ではないため右下の大場に向かうのが自然かな…と思います。

総譜

半年ぶりの互先なので、かなり緊張しました。実戦の黒73のミスを咎めて何とか有利に進めることができましたが、仕事が忙しくブランクが空いてしまったので少しずつ実戦経験を積んでいきたいと思います。

総譜(私が白です)
気になる場面は写真に残せばソフトで検討できる良い時代になりました

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