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不定期囲碁日記 初手天元について

やはり将棋の人気は高い

youtubeで囲碁の十段戦準決勝を見ようとしたら藤井王将vs羽生九段を放送していました。
このお二方がタイトル戦で対局されると凄い絵になりますね。
それにしても朝9時の時点で5.1万人が視聴しています。
昨年の囲碁名人戦最終局で何とか囲碁は視聴者1万人の大台に乗りましたが、将棋人気に打つ手なしというのが現状でしょうか…。

今週からは囲碁の棋聖戦も始まるので盛り上がって欲しいですね。

初手天元について

去年の天元戦しかり、8日のNHK杯しかり久々に初手天元を観る機会がありました。

私の実体験

私も昇段大会の大一番で打たれた記憶があります。
NHK杯よりは持ち時間がありますが、短期決戦での変則布石は有効だと痛感しました。

黒:相手の方 白:私

初手天元の対策

白からの対策として、黒の天元を無効化することが有効です。
8日に初手天元を打った林八段は最後に右辺の黒模様を陣地にまとめましたが、天元をはじめ中央の石が有効に働きました。

私の実戦では、白50から白60まで黒47(六11)の石をシチョウに抱えることができました。
黒が初手天元に打つということは、序盤で隅を打たず、戦いやシチョウで有利になりたいからです。
実戦のように天元の石を孤立させれば効力が弱まり、白の打ちやすい展開となります。
この後は紆余曲折あり、何とか6目半私が残しました。

変則布石は短期決戦で有効

何とか勝てましたが、持ち時間を序盤でかなり消費して後半苦労しました。
変則布石は相手の思惑を崩せる(初手天元ではありませんが、私も持ちネタがあります)ので、研究してみても面白いかもしれません。
ただ、あくまで基本定石を把握してから研究しないと筋が悪くなってしまうので注意が必要です。

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