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石穿の囲碁問題 NO.49 サガリを活かす

今までは囲碁で攻める手筋を紹介してきましたが、今度は守る手筋や基本を紹介しています。以前死活でサガリの問題を出しましたが、石の連絡にも用いられます。今日はその復習を兼ねた応用なので、難易度が少し上がります。

難易度目安

☆☆☆☆★:入門者の方向け・3手までの問題
☆☆☆★★:初心者の方向け・5手以上の問題
☆☆★★★:中級者の方向け・7手以上の問題
☆★★★★:上級者の方向け・9手以上の問題
★★★★★:有段者の方向け・難問


問題 黒先黒生(☆☆★★★)

黒1とサガリを打ちましたが、白4まで左下の黒は5目ナカデになってしまいました。部分的に黒は取られていますが、どうにかして右の黒△と連絡する手はないでしょうか?

左下の黒と右の黒△を連絡させてください

失敗

素直に連絡をしようと十三線に置くのは白に分断されてしまいます。

失敗

正解

初手は十二6に打つのが正解です。

初手

続正解

白6で黒5が切られてしまいますが、黒7にサガリを打ちます。
白8で△に打ちたいですが、ダメが詰まっているため打つことができません。

続正解

結果的に黒9まで左下の黒と黒△を連絡させることができました(白6は黒から逃げ出せません)

黒9まで連絡することができました

別正解

白6で下からアタリにしても黒は連絡することができます。

別正解

黒1にサガリを打ったことで黒5の気付きにくい手筋で連絡します。
サガリを打つとこうした手筋が成立することも覚えてい頂けると嬉しいです!

基礎的な解説が続いたので今日は応用問題にしてみました


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