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石穿の囲碁布石・定石 NO.6

囲碁の布石・定石に関する記事です。今回は置き碁で常に白が狙っていることと黒からの防御方法です(置き碁=ハンデ戦、黒がハンデを貰う側)。


テーマ図【白番】

碁会所にて3子局です。黒34とハネを打った場面ですが、白から打ちたい場所があります。

黒34に対する白35はどこに打ちますか?

白はとりあえず切断する

置き碁だと陣地になりやすい隅に黒石があるため、白は多少の無茶をします。今回のテーマ図のように黒が自ら断点を作った場合は、まず切断(相手の石をバラバラにして攻撃してポイントを稼ぐ)できるかを考えます。

実戦

実戦は白43まで進みましたが、黒38で窮屈な形にして白成功です。

実戦

白3つ(白35,39,41)と黒3つ(黒34,36,42)がお互いに切断している形ですが、ハンデを与えている白としては攻める対象は多ければ多いほど戦いやすいです。

黒は断点を作らないように

黒34は自ら断点を作ってしまったので、防ぐためにAとノビたりゲタで白△2つを確実に取った方が黒左辺の陣地が盛り上がり手厚かったです。

ゲタで白△2つを取るかAとノビを打った方が黒は手厚かったです

次回

今日の内容を踏まえて次回のテーマ図ですが、白43に対して黒はAとハネて反発するかBとノビて我慢するか…どちらが良いでしょうか?

黒44はA,Bどちらに打ちますか?

あくまで個人的な感想なので、反発した方が良い!という方もいるかもしれません。

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