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石穿の囲碁問題 NO.46 コスミ

今までは囲碁で攻める手筋を紹介してきましたが、今回からは守る手筋や基本を紹介します。前回までの「石の下シリーズ」は上級者向けの問題が多かったですが、暫くは入門者~初心者の方向けになります。

難易度目安

☆☆☆☆★:入門者の方向け・3手までの問題
☆☆☆★★:初心者の方向け・5手以上の問題
☆☆★★★:中級者の方向け・7手以上の問題
☆★★★★:上級者の方向け・9手以上の問題
★★★★★:有段者の方向け・難問


今日は囲碁をご存じない方でもひとめで分かるかもしれません!

問題 黒先(☆☆☆☆★)

黒石Aと黒石Bがあります。この2つの石を1手で「連絡」させてください。

黒番でAとBを連絡させてください
ヒントは「斜め」です

正解

正解は黒〇です。A・〇・Bが一直線上に並び連絡しました。

正解は黒〇です

白から分断できない

白から黒を分断しようとしても黒4までAとBが連絡していることが分かります。

白からは分断できない
ここからは解説です

コスミ

黒〇とAに注目してみましょう。白が黒〇と黒Aを切断するためにはa2か所に打たなければなりません。しかし囲碁は黒白交互に打つゲームのため、2カ所連絡手段があれば、手を抜かない限り連絡することができます。

黒〇と黒Aのように斜めに存在し、aの連絡手段が2カ所ある手を「コスミ」と呼び、石を連絡する方法でよく用いられる手筋です。

黒〇と黒Aはコスミの状態と覚えてください!
NO.41~45の石の下シリーズは土日にまとめます

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