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【囲碁】いよいよ本因坊戦最終局

最終7局目は19~20日


遂に2日制の本因坊戦も残すは最終7局を残すのみとなりました。
子供の頃から観てきた囲碁界の大きなタイトル戦ですが、残念ながら来年からは大幅に縮小されてしまいます。

ここまで一力棋聖が3勝1敗で奪取目前でしたが、井山本因坊がカド番での勝負強さを発揮してタイに持ち込みました。

井山先生は「カド番」に強い

これまで井山先生は一力先生・芝野先生の挑戦を続けて受け、負けたら失冠する「カド番」に度々追い込まれました。

ざっくり2021年から井山先生のカド番の成績をまとめてみました。

井山先生のカド番成績(2021年から)

21年本因坊戦:〇〇〇(1勝3敗から芝野先生相手に防衛)

21年碁聖戦:〇〇(1勝2敗から一力先生相手に奪取)

21年名人戦:〇〇(2勝3敗から一力先生相手に防衛)

21年王座戦:〇(2勝2敗から最終局に勝利し芝野先生から奪取)

22年棋聖戦:〇〇×(最終局で一力先生に敗れて失冠)

22年名人戦:〇〇×(最終局で芝野先生に敗れて失冠)

23年本因坊戦:〇〇?(1勝3敗から一力先生相手に最終局に持ち込む)←今

ここ3年の井山先生のカド番成績は14勝2敗という圧倒的な成績です。
先発投手なら最多勝どころか沢村賞も狙えそうな成績ですね。

12連覇か大三冠への挑戦か

井山先生が勝てば前人未到の本因坊12連覇ですし、一力先生が勝てば棋聖・名人・本因坊の大三冠(野球で言う三冠王)への挑戦を続けることができます。
井山先生一強時代と言われた平成末期から、徐々に一力先生を初めとした令和の三羽烏が台頭してきました。
明日からの本因坊戦最終局が、囲碁界にとって大きな意味を持つのは間違いないです。

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