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【囲碁】一力棋聖は最後の1億円棋士になってしまうか


囲碁の賞金・対局料ランキングが発表

2023年囲碁界の賞金・対局料ランキングが発表され一力棋聖が約1億2,000万円で初の1位に輝きました。12年連続で首位だった井山王座は約6,300万円で3位に後退し、一力棋聖vs井山王座の世代交代が確実に進んでいると実感した年になりました。

2位の芝野名人が約6,800万円だったので、一力棋聖のみが1億円の大台に達しました。一力棋聖は棋聖戦(4,300万円)を防衛し本因坊(2,800万円)を奪取したのが賞金額を底上げした要因です。

一力棋聖は最後の1億円棋士になるなってしまうか

トップ棋士の賞金・対局料が1億円の大台に乗ると夢がありますね。ただ本因坊戦の賞金額が今期から2,800万円→850万円に減額されるため、仮に一力棋聖が今所持している棋聖・本因坊・天元を防衛し他のタイトルを奪取しなかった場合は、単純に年収が1,950万円のマイナスになりギリギリ1億円台に踏みとどまる金額になります。賞金額が大幅に減少すると棋士の先生方のモチベーションはどうなのかな…?と思ったので記事にしてみました。私なら年収が16%も下がったら転職を考えるレベルです。

野球の大谷選手は飛躍し過ぎですが、子どもたちが囲碁棋士を目指したくなる水準の賞金が獲得できるかも競技人口を増やすうえで重要です。2024年は井山王座が巻き返したり、新星が現れる可能性もあるので、来年のランキング1位の棋士が1億円に達するかも注目して観る碁に励みます。

今週は残業が多いので今朝は詰碁お休みです


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