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このまちがもっと活性化してほしい!北条本町の荒物・金物屋さん 谷勝さんにお話しを聞きました。
北条本町にある荒物・金物屋さんの奥様、谷勝さんにお話をお聞かせいただきました。
谷勝さんは、姫路市からこの地域に来られたそうです。
現在、お店は納品もととしての活動のみで、商売はされていないそう。
しかし、昔からお付き合いのあるお客さんと話す場所として、お店を開けられています。
その理由として、わざわざ家に上がって話すのは恐縮してしまうが、お店なら入りやすく、あまり気を使わず話す事ができるから、とおっしゃっていました。
これはまさに、今風の横文字で言うならば、コミュニティスペースと呼ばれるのでしょう。
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また、谷勝さんは、横尾でお茶の教室を開かれているそうです。
現在は月2回の開催ですが、とても評判が良く、もっと頻繁に開いてほしいという声もあるそうです。
先月3月29日のイベントでは、用意していた70〜80のお茶が全て売り切れるほどの好評ぶりだったそう!
この活動には、このまちが普段からもっと活性化してほしい、という思いがあるそうです。
この通りは、イベントの時は人が多いそうですが、普段はほとんど人通りがありません。
40〜50年前は、人が多すぎて通れないぐらいだったそうで、昔の様子が考えもつかないと、寂しく感じておられます。
また、谷勝さんは若い人に空き店舗に入り、何か始めてもらいたいと話されていました。
使われていない空き店舗でも、税金はかかってきます。
それならば、できるだけ新しい人に入ってもらい、活用することで、まちの活性化に繋がるのではと話されます。
それでもなお、跡継ぎのない空き店舗や空き家が増え続けるのであれば、市が借り上げるなどして、シニアマンションを作るのも良いのでは、とおっしゃっていました。
このまちは住みやすく穏やかなまちなのだから、多くの人に住んでもらいたい、そう思われているからこそ、考えつくアイディアなのかもしれません。
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現在多くの地域で作られている、コミュニティスペースと呼ばれる空間。
それを谷勝さんは、作ろうと思って作った訳ではなく、今ある場所を活用し開かれています。
その姿は、本来のコミュニティスペースのあるべき形なのではと感じました。
またここには、画家である谷勝さんのお父様の絵画も置かれています。
興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてください。
谷勝さん、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
また、最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
平成27年4月7日 加西市地域おこし協力隊 立花莉絵子
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