花譜 不可解参(想)の感想に代えて 不可解という言葉に感じたこと。
花譜ちゃん最高でしたね。
感想に代えて、不可解の言葉の意味を考えて見ようと思う。
糸を聞いていて、最後の”解いて”の解釈に”理解してくれ”以外のものを感じて、歌詞を改めて見てみようと思ったのがきっかけ。
(最後の解いての部分めっちゃ好き。)
さてさて。当然、不可解って言葉は理解できないとかそういう意味だと思っている。
私は花譜ちゃんの歌に、成長していく自身と変わっていく周囲に何故何故をぶつけていくジュブナイル的な要素を見ている。きちんと青春と向き合わずに、大人になっていた自分が蔑ろにしていた感情が、花譜ちゃんの歌や在り方に解いてもらっている様に思っている。
よくわからないものを、小賢しくわかったようにてらってきた私ができなかったことに、花譜ちゃんは向き合っていて眩しく思うのだ。
そして、不可解に関して。
当然、不可解の意味は、”理解できないこと”という意味だと思っている。
ただ糸の歌詞のラストで”解いて”というところを聞いて、これって”私をわかって”ってことだけなのかなと思った。不可解って、分解すると不可-解で、理解できないって意味に受け取っていたのだけど、不可解を書き下すと”解くべからず”になると思った。これの訳は色々あるのかもしれないけれど、私は”許されない”と呼んでいる。
反転、ここの”解いて”は”わかって、許して”って私には聞こえたのだ。
これを踏まえて、花譜ちゃんの歌の方の不可解を見る。
世間においていわゆる正しさ、あるべき姿とは違う気持ちは、どうにも表せない不可-解な感情であり、解くべからず-許されない気持ちであるのだと思った。
当然、世の中でははっきり明確にすることが正しいとされている。悩むことなんて当然いい感情ではないだろう。そうした理解されないことは、許されないってことに紐づくから、この許し・認められるという気持ちがでてくるのは当然の因果で、元来の意味に包含されていないかもしれないけれど。
ただ私はそういう、許し・認める、の意図を不可解の解に見ている。
理解と許しは同義なのかもね。
わかってほしいって気持ちは認めてほしいという気持ちと同じだよなと思った。
タイトルと変わるけれど、感想
さて、狂感覚、めっちゃよかったっすよね。これは、不可解-解くべからずに対するアンサーなんじゃないかと思った。効率的でなくて、世界の中では劣っていたり異端であったり。不幸なままで幸せな奴に勝ちたいって気持ちも”愛してしまえ”、受け入れていいのだという気持ちが、自己肯定感にダイレクトに響いた。
未観測もめっちゃよかった。観測って、つまり理解しようという行動であるから、理解してあげたいって気持ちだよな。
観測者って名前、無機質なようでめちゃくちゃあったかいな。
観測者の皆さんこれからも彼女を応援してあげてほしい(後方腕組おじさん)
アーカイブ見れるの助かりますね。
狂感覚とか未観測とか見返したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?