推しの感想って書ける??

 先日、こんな本を見つけた。

 耳に痛いタイトルだった。
 Twitterではリツイートと「ほんとそれ」だけで感想を言った気になっている私にピッタリな本だった。

 第1章の章題がオタクって感じがして、この本は私の味方なんだって笑ってしまった。

 ”推しを語ることは、自分の人生を語ること”
 オタク、すぐ人生語りがち。
 でも本当にそうだと思う。人生って、学校とか仕事とか、自分の意志が介在しない時間の方が多くて、自分らしさっていうのは、課外の推し活とかそういうところに宿っているのだと思う。

 本棚を見ればその人がどんな人かわかるというけれど、今時の子は本なんて読まないだろうし、読んでも電子書籍だったりしそう。だからこそ、本棚じゃなくて推しを語ることが自己紹介になるのかもしれない。


 第5章 推しの素晴らしさを文章に書く が特にタメになった。私が持っている問題を解決してくれるかもと思えた。
 書き出しを間違えたら書けないよ、書けなくなった時はこうしてね。だったり。修正する癖をつけようね、だったり。

 私は文章を書いていると、どんどん速度が落ちていくタイプだ。
 書きたいことが無くなったり、よくわからなくなったり。文章ラインがこんがらがったりする。
 まあ、それも仕方ないことだと思う。骨子を作らず文章を書いているのだから。

 そこに対して、書き出しをしっかりする、最後までとりあえず書く、といった、まるで小学生相手みたいな文章アドバイスが今の私にはピッタリだった。

 そうして今、文章を書く練習をしてみようと思えて、今こうして文章を書けている。途中から何かいていいかわからなくなって失速しているのは変わらないけれど、書いているうちに慣れていけたらいいなと思う。
 

 原稿用紙二枚ほどの文章でもアップアップしているので、理想にはまだ遠いのだけれど、自分の推しを文章にして、自分の好きが誰かの好きにできたらいいなと思う。

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