8 安政の大獄

天皇の勅許なしに勝手に結んだ日米修好通商条約。
これにより、尊王攘夷派(天皇を敬い、外人を追い出せ派)が怒り心頭💢激おこ‼︎

日本全国でも、天皇の勅許なしで条約結ぶってどういうことだ‼︎天皇を軽んじてんじゃねーぞ幕府野郎‼︎つまり、南紀派の井伊直弼の家族グループ以外は全員敵状態。まぢカオス。軽はずみに家の庭にも出れない状況。

そんな中、江戸城の井伊直弼のもとへ行き、「ふざけんなこのヤロー!調子乗ってんじゃねーぞ‼︎」って叫ぶ一橋慶喜たち。

すると、

井伊直弼「一橋慶喜、お前は謹慎処分じゃ!」と。

こうして、井伊直弼の波乱政治のゴングが鳴らされたのだった。

こうした中、天皇も黙っちゃいられなかった。

天皇のジャブ開始。

その名も『戊午の密勅(ぼごのみっちょく)』発動。

これは、戊午はその年の干支。密勅は秘密の命令。そこに書かれた内容はというと、

①勅許なしで条約結んだらしいけど、どーいうこと??説明して!

②外国人がやって来るっていう危機だから、外様など含めてみーんなで話し合って決めること!というもの。

この密勅を受け取った井伊直弼の幕府たち。

井伊直弼「なんだこの内容は?笑わせてくれるぜ。説明なんてするかアホ!どうせ説明したってOKくれねーだろーがよ。話し合いだって、するかアホ!みんな巻き込んだら、また幕府は決められない弱い連中だって下剋上起きかねないがな。だからできん。いくら天皇の勅許だって無理なもんは無理だな。もう、この密勅はなきものとしよう!つまり、もみ消しちゃおうぜ^_^笑」

幕府の家来「井伊直弼様。それが、、、私たち南紀派の敵である水戸藩にも届いているそうです。。。」

井伊直弼「えっ、、、マヂ???」

幕府の家来「そうなんです。なので、わたしたちがもみ消したところで、知ってる人は知ってるという…。むしろ、もみ消したら、幕府は天皇の勅許に反対して、もみ消した、となって更にヤバイかと。どうされますか?」

井伊直弼「朝廷の天皇め💢💢💢好き勝手に口出ししやがってー!ふざけるなー‼︎」

幕府の家来「井伊直弼様!先程、今回の件について、敵の水戸藩たちが裏から仕掛けたものと情報筋から入りました‼︎」

井伊直弼「なんだと‼︎水戸藩が⁈アイツら、やりおってー‼︎‼︎もう許さん!絶対許さん!潰す‼︎叩きのめしてやる‼︎」

この井伊直弼の怒りによって、一橋慶喜たちは謹慎処分。一橋派の橋本左内などは死罪などに。100名以上もの大弾圧キャンペーン‼️

これが俗に言う
『安政の大獄』
というヤツ。

沢山の人が犠牲になってしまった。そのせいで、攘夷派等は怒り💢

特に、薩摩の島津斉彬は中途半端な改革では、幕府は変わらないからダメだという思いを持って、大改革を企む。

島津斉彬「これから京都に行くぞ!!朝廷で幕府を改革してOKという勅許をもらうんだ‼︎」

島津斉昭の家来「幕府を改革⁈」

島津斉彬「そうだ。何か問題でも?」島津斉彬の家来「いや、あのー、大軍を連れて上京(京都に行くこと)するなんて、過去に例がないなと思いまして。」

島津斉彬「お前なぁ。過去にとらわれるんじゃない。未来を見ろ!日本の未来を!このままでは日本沈没だ!未来を見据えて今の自分に何ができるかが大事なんじゃないか!だから、日本のためにおれは動くぞ!」

島津斉彬の家来「斉彬様ー!!(感動)」

そして、上京計画と準備が整い、いざ鎌倉!!ばりのいざ京都へ!というところで、なんと!なななんと!島津斉彬様が死にます笑

島津斉彬の家来たち「えーーーーー‼︎‼︎‼︎まぢ⁈どーすんだよ⁈もう人めちゃ集まっとるよ⁈もう出発エイエイオー!のタイミングだよ⁈おーい!そりゃないよー斉彬様ーーー‼︎」という感じ。

ということで、薩摩の上京計画は中止。

次に動いた攘夷派は長州藩。
松下村塾で有名な吉田松陰先生。

吉田松陰「井伊直弼って野郎はハンパねーアホ野郎だな。人には長所がたくさんあって学び合い高め合える存在だ!なのに、なのに、なのに、井伊直弼はとりあえず反対派を謹慎処分したり殺したりしてルー。もう頭イッチャッテル。しかも、尊王攘夷派のおれの仲間までいじめてやがる。マヂふざけるな。そんなやり方しなくても、他にいくらでも方法あんだろが。」

もう吉田松陰ブチギレです笑
ということで、吉田松陰はまず外堀からジワリと片付けようと、まずは井伊直弼の側近の間部(まなべ)を暗殺することを決める。

吉田松陰「みんな聞いてくれ!おれは超絶腹が立ち、腹わた煮え繰り返り、もう我慢の限界だ。だから、井伊直弼の側近の間部をアヤメル(殺す)」

長州藩のみんな「えー!ちょっと!それって、テロじゃないですか⁈そんなこと絶対考えちゃいけないっすよ!ヤバイっすよ!そんな、もう、やめましょ。ねっ、ねっ、松陰先生!」

吉田松陰「全ては国のため。みんなに何と言われようと、おれの志は曲がらん。だから、みんな武器を貸してくれ!」

長州藩のみんな「いや、いくら国のためって言ったってダメですよ!今でいう内閣官房長官や大臣を殺すことと同じですよ⁈ヤバイことですよ⁈だから、やめましょうよ。だから、武器は貸しません。」

吉田松陰「分かった。じゃあ1人で何とかする道を探ることにする。」

長州藩A「松陰先生、頭イッチャッテタな。もう、上に報告しよう。」

長州藩B「だな。これ、報告しねーと、とんでもねーことになるな。もし、本当に間部をヤッたら、それこそ、長州藩皆殺しされちゃうわ。それだけはご勘弁だな。」

長州藩AB「藩主様。吉田松陰が間部暗殺計画を立て、まもなく実行するようです。」

長州藩主「なに!それはまずいな。勝手に動かれては困る。吉田松陰を野山獄に入れておけ。」

長州藩AB「ハッ。」

そうして、吉田松陰が野山獄へ。
だが、その野山獄で過ごす吉田松陰は、幕府をぶっ潰すことを志すメンバーの梅田という人と交流があるとかないとかで、とりあえず江戸に来て話を聞かせろと、幕府からお達しが来る。吉田松陰が江戸へ連行される。

江戸の幕府役人「吉田松陰!お前は、梅田というやつと怪しい会話をしてはいなかったか?」

吉田松陰「そんなことは一切ない。」

江戸の幕府役人「あなたによく似た筆跡の手紙もあるんだが、これはお前の字じゃないか?違うか?」

吉田松陰「一切書いてない。」

江戸の幕府役人「そうか。(こいつはシロだな。もう解放してやるか)」

その瞬間、なにを思ったのか、急に、

吉田松陰「僕がやろうとしてたことは、間部暗殺です。」

江戸の幕府役人「ん???えっ?なんて?」

吉田松陰「だから、おれがやろうとしてたことは、間部の暗殺だ。」

江戸の幕府役人「コイツ自首したー‼︎‼︎‼︎てか、まぢハンパねーぞそれ‼︎‼︎大犯罪も大犯罪だよ。おい‼︎なに言ってくれちゃってんだよ!驚きすぎて、ちびったぞ。」

吉田松陰「(あれ?幕府のみんなはおれの間部暗殺計画を知ってたと思って、あえて潔く自白したけど、もしや知らなかった?てか、これ言わなかったら、助かってたんじゃね?おれ。うわー誤ったー。けど、まぁ、嘘言ってねーし。本心だし、自分の志は貫いたからまぁいいいか。)」

幕府の役人「井伊直弼様。そして、ま、ま、間部様。ただ今、吉田松陰から聴き取りをしました。すると、間部様を暗殺しようと企んでいたようです。」

井伊直弼「はっ!?お前、今、何と言った!??💢」

幕府の役人「吉田松陰が間部様を暗…」

井伊直弼「殺す‼︎‼︎」

幕府の役人「聞こえてるじゃん…」ということで、吉田松陰30歳で死刑。

安政の大獄の波に惜しい人物が飲み込まれるのであった。

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