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日銀の金融政策変更と高PER銘柄への投資判断について

どうもカルガモです!
質問いただきました。以下内容。


何時も楽しみにしております。
よろしければ質問させて下さい。
私は現在4772のストリームメディアに投資しています。
エンタメ関係は日銀の金融政策変更の影響は無いかなと思っているのですが、政策変更による株価下落のリスクは警戒しておいた方が良いでしょうか?
カルガモさんの意見を聞かせていただけたら幸いです。


ということであくまで個人的に考えていることを紹介していこうと思います!

日銀の政策変更と株価の下落について

基本的な考え方

まず大前提として、金利上昇が株価下落に影響を与えるかどうかは、その後の景気次第ということになります。(なので業態は特に関係ありません)

景気後退局面での金利上昇は株価にネガティブ
好景気局面での金利上昇は株価にはポジティブ
と考えていいです。
(ただし、どちらにせよ金利上昇の発表による一時的な株価下落の可能性は否定できません。)

だからこそ日銀も、足元の経済指標と睨めっこしながらの慎重な対応をとっているということですね。

出典:Wikipedia

これはファイナンスの理論になりますが、
金利上昇による割引率の上昇に対して、利益成長率が上回れるかどうかが重要だからです。
つまり景気後退局面で金利が上昇し、利益成長率が鈍化した場合(鈍化することが十分予想される場合)、株価にはネガティブであり、相対的に魅力の増す債権等に資金が移動します。

また、低金利環境下では金あまりの状態になりやすく、金利上昇により本源的な価値に対して割高に評価されている企業から資金が抜けやすい特徴もあります。
(高PERの許容→高PERの否定。ここでの高PERとはPER単体の大きさではなく本源的な価値に対してのPERの高低です。)

結局はどういった局面であれ、高PER銘柄を選好する場合は、
・大きく利益成長ができるか
・その利益が決算等で表面化するタイミング
(2年後にいい決算でるって状況だと先が長いから売られる)
・そのバリュエーションが過剰に評価されていないか
が重要なファクターとなります。

それではどういった銘柄が大きく利益成長できるか?
次でその特徴を紹介します。

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