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マリエの枕営業強要問題で糾弾される出川哲朗のとばっちり

マリエが島田紳助から枕営業を強要された問題で、「やっちゃいなよ」と言ってしまったという出川哲朗がとばっちりを受けて、仕事がなくなってしまったらしい。

出川の事務所は事実関係を否定している。

これについて思うところあるため、寄稿したい。

まず始めに、私の主張は100%マリエが悪い。というものだ。それを前提に綴っていく。

2017年、ハリウッド女優の枕営業問題が波紋を呼び、興った#MeToo運動は記憶に新しい。この運動にも疑問を感じていた。

そもそも枕営業自体、魚心あれば水心あり、だろう。男女間の問題は当事者同士の問題だし、恋愛とは個々人の価値観に過ぎない。

確かに、相手の物理的な自由を暴力で奪うレイプ行為は許されない行為だ。しかし、職権上の立場や権力を利用して迫るのは、単なる交渉説得の手段に過ぎない。そもそも地位や権力しか交渉説得のカードがない男性側も情け無いものだが、あくまでも強要された女性側には断る自由がある。

レイプは犯罪です。しかし、しつこく、あるいら不器用に迫ったりすることは犯罪ではなく、セクハラでもありません。

Le viol est un crime. Mais la drague insistante ou maladroite n’est pas un délit, ni la galanterie une agression machiste.

#MeToo運動に反対を掲げるフランスの大女優カトリーヌドヌーブの主張

フランスのLe Mond社の記事より引用

第十七回カンヌ国際映画祭グランプリ作品『シェルブールの雨傘』などに出演するカトリーヌドヌーブは、#MeToo問題について、ピューリタニズム(清教主義)で、全世界的な共通普遍の価値観にすることに疑問を唱えている。魔女狩りのようなものだと。

フランスのお国柄かもしれないが、ファッションモデル・女優であるブリジットバルドーも#MeToo運動反対派である。

恋愛とは、個々人の価値観の問題に過ぎないことがよくわかる。

反対論として、「現にマリエは干されてるじゃないか」というものがあるだろう。

しかし、マリエは芸能人だ。芸能の仕事は実力や人間的魅力がものを言う世界ではないか。本当に実力や魅力があるなら、TV芸能界という狭い村社会のボスザルごときに潰されはしないのではないだろうか。

潰されるなら、それまでの実力や魅力しかなかったのだろう。

個人的に芸能の世界は大好きだし、真の実力が伴った芸能には男女老若の垣根を越えて感動させられる。しかし、下らない芸しかしないようなTV芸能界には辟易させられる。全てのTV芸能がそうとは言わないが、比率としては、多いように見える。

つまり、おおかた暇つぶしのファーストフードのようなものだ。たまの悪好きには良いが、殊更、シリアスに語るべき事柄ではないと思う。流行り廃りに狼狽させられる程度の実力は、いずれ自ら姿を消す運命にある。

過剰な消費の気まぐれに付き合ってらんないね。とは宮崎駿の言葉だったか。

話が横道に逸れてしまった。

つまり、言いたいのは、

個人間の問題に過ぎない枕営業強要問題で、実力不足が故に同情をもらうしか手段のないマリエが、今更になって、当事者である島田紳助のみならず、国民的な支持のある出川哲朗をダシにして、とばっちりを食らわせてる構図にしか見えない。

というものだ。

出川について、ある意味、クローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇かもしれない。突然のとばっちりを受けて「ヤバイよヤバイよ」な出川哲朗は、リアルドッキリさながらである。

最後に、印象派の名画家エドガー・ドガの「舞台の踊り子」だ。華やかな舞台に踊るバレリーナの裏には彼女のスポンサーと見られる男性の影がある。

古今東西、枕営業は人類普遍の需要と供給なのかもしれない。

全世界的なフェミニズム革命の魔女狩りに吊るしあげられる次の羊は誰なのだろうか。

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