ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダムを終えて~戒めの記憶~

ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダムを終えて1ヶ月弱経ち、枝葉末節の記憶が薄れてきているので丁度良いと思い書いている。5月12日発売、6月5日クリアと約1ヶ月夢中なることができ、全体通してだと120点あることは間違いないのだが、オープンワールドに戒められた部分もあったのでそれらにも触れていく。いや、むしろそれを記録しておきたいが故に書いている。

<プレイを始めるにあたり>
前作ブレワイをプレイしたのが発売数年経ってからで、高い自由度を誇るオープンワールドゲームという話を何回も耳にしており、私が蛮族プレイをしてもきっと受け止めてくれるだろうと思っていたら、最低限のセーフティーには引っかかったものの数多くの体験を損なう結果となり、ティアキンは任天堂との和解を目標に取り組んだ。結果的に序盤は握手を求めたら平手打ちをされ、終盤は腹パンをくらったがそれ以外は表面上仲良くしてくれたと思う。

<序盤>
■全体
今回一番良かったのは途中で空に行けるようになるのではなく、空スタートだったこと。地上スタートだといつになったら空に行けるんだという雑念が混じるし、ブレワイやり直してると同じMAP見て新作の新鮮味が薄れるのでこれは良かった。飛び降りてタイトルドーンは今後も語られる名シーン。
空から地上に戻った後地底を提示されて、広大なMAPに衝撃を受けるもの得難い体験だった。

■新能力
新しく実装されたウルトラハンド・スクラビルド・トーレルーフ・モドレコはいずれもゲーム体験を高めてくれた。
◆ウルトラハンド
三次元体を二軸回転で制御させるの本気かと思ったが数時間経つと慣れた。マグネキャッチの不満点を改善できている。
◆スクラビルド
探索との相性が良く、前作の不満点やバランスを一発で解決してくれたと思う。武器が強くなるだけではなく、追尾弾、炎上や凍結といった追加効果、リーチ管理など副次効果が豊富だった点も素晴らしい。
◆トーレルーフ
一番馴染むまでに時間がかかった。非常に便利で中盤以降無いとやってられないが、距離に応じて長い演出を見ないといけない点、戻る時も同じ時間必要というのは不満点。Switchのスペックのせいか?
◆モドレコ
イカダに帆をつけて浮かべたら先に行ってしまい、待ってくれよブチャラティィィ!と飛び込んだ人は多いはず。射程無限と配慮が行き届いており、敵のギミックもこれで攻略できることが多く満足している。

■今回の戒めその1
地上に戻った後ストーリーを進めるとパラセールを貰えるのだが、それをやらずに探索へ走りインパと出会い気球で地上絵を見ることができる。これをやってしまった結果、パラセール無しの状態でインパから「私は自分で戻るからお前船降りろ」的なことを言われる。寝ぼけてパラセール貰ったことを忘れたのかと思い飛び降りたがそのまま落下死。砦に戻ることとなった。後で知ったが水チュチュゼリーを気球の火に投げ込むと、特別な演出と共にパラセール無しで地上に戻れる。救済措置はあり、気づかなかったお前が悪いと言われればそれまでだが…

<中盤>
■全体
街道沿いに歩くことで充実した体験を提供頂いたと感じている。ラムダの秘宝の位置を教えてもらったり、前作の不快度トップクラスだった雨による壁滑り対策装備を早い段階でチラつかせてくれたりと、プレイのモチベを切らさない工夫が随所に見られた。
■祠
祠は全て開け、マリオカートと北東空中ローメイ遺跡への行き方はぶっちぎりで難しく感じたがそれ以外は想定の範囲に収まった。全て終えた時、中で謎を解くより見つけて終わりの(見つけるのが難しい)祠が結構多かった印象を持った。好みの問題だが、中での謎解きがもう少し多い方が好き。
■地底
瘴気+暗闇で探索が一段難しく、後回しにしていたら結構放置してしまった。地底専用ボスが用意されていたり、神殿ボスとの再戦が出来る点は高評価。倒すことでバッテリーゲージを伸ばすブーストになっているのも良い。一方辛さを感じたのは根の見つけにくさと像の追跡。前者はパターンを見つけられず苦しんだ。後者は純粋に長い。

<終盤>
■今回の戒めその2
探索していたら鳥望台からジャンプした際にたまたま龍が目の前にいたので、そいつに飛び乗ったところマスターソードが鎮座していた。地上絵のストーリーを、忘れないため最後にまとめて見ようと思い放置していたので、取った瞬間は何故こんな所にあるんだ?程度の気持ちだったのですが、地上絵3話見て時渡りの龍の話を聞いたら頭抱えた。ストーリー全部見てまさかあの龍は!?という気持ちで龍に飛び乗り、マスターソード引き抜いて最後の記憶を見たらそれはもう最高の体験だったと思うけれどそうはならなかった。ならなかったんだよ。探索頑張ったら戒めてくるのは任天堂との和解に失敗したということなのだが、今回似たような体験した人絶対にいると思うので次は私達を拾い上げてほしい。

<まとめ>
気球とマスターソードの話は今後も擦りそう。数年後まで覚えているのが本質情報であり、グランカテドラル3651階と共に語り継いでいく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?