見出し画像

妊娠性掻痒の時に使ってよかったもの

こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。

以前noteで、体中が痒くなったことで妊娠発覚したと書いたのですが、
今日はその時に痒みを鎮めるために使った薬やクリーム、飲み物などについて紹介したいと思います。



症状について


改めて私が経験した妊娠性掻痒の症状について説明します。

妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)とは、妊娠3ヶ月目頃からブツブツはしていないのに乾燥などでかゆい状態になることを言います。

ホルモン変化による乾燥や体質の変化が原因と言われています。

加藤クリニック

私の場合は足首の痒みから始まり、それが太もも、お腹、お尻、背中、両腕と、体全体に広がって行きました。

デキモノや凹凸はなく、皮膚が腫れて赤くなり、肌の色にむらができました。

痒みの強度としては、蚊に刺された時のmaxの痒みを体中に感じるような具合。

特に、足やふくらはぎはパンパンに腫れ
普段はスッキリめの脚なのに、大根のような見た目に変わりました。

洋服は何を着ても刺激に感じ、
歩くと摩擦が起きやすい足元は、皮膚がただれてしまいました。
そのため、基本的には短パンで過ごしていました(冬だったら最悪だった)。

お風呂に入ったり、外を歩いたりして、
汗をかくと痒みがいっそう強くなりました。

妊娠性掻痒は妊娠3ヶ月ごろから痒くなることが多いそうですが、
私と同様に、妊娠初期に症状が出る方も稀にいるようでした。


全身痒い時に私を助けてくれたものたち(レビュー)


当時悲惨な私の姿を見た旦那は、ネットで色々調べ、
手当たり次第に妊娠性掻痒に効くとされるものを購入してくれました。

せっかくなので、その時の購入品をレビューしながら紹介していきたいと思います。

即効で痒みをおさえるもの

  1. アイス枕

色々試してみる中でわかったのは、即効痒みをおさえてくれたのは「冷たいもの」でした。
すごく単純なのですが、患部を冷やすと痒みが少し治るのです。

食品用の保冷剤も使いましたが、何せ痒みが広範囲にわたります。
2~3の保冷剤では片方の太もももカバーできません。

そこで活躍したのが、大判のアイス枕です。

これを薄手のタオルで包んで、太ももや背中などにあてれば、一発です。

使うシーンとしては、日中に痒みを強く感じてたまらなくなった時や、夜に寝る時でした(痒すぎると寝つけないので)。

2. 湯たんぽ

アイス枕を使うと、心配になってくるのは体の冷えです。

さすがに身体中に氷をあてていると凍えてきてしまいますし、
特に妊娠中の冷えは避けたい。

そこで併用したのが、電子レンジで温めるタイプの湯たんぽ。

私が実際に使用したのは上のブランドとは異なりますが、同じくジェル入りの袋を温めるようなものでした。

それをタオル地のカバーに包み、お腹の上にのせて、お腹周辺が冷えすぎないよう対策しました。

あずきが入っているタイプや、電気でチャージするタイプなどもありましたが、
あずきよりは保温時間が長く、電気よりは何となく安心に感じたので(不具合で爆発したらどうしようとが思ってしまう)、私はジェル一択です。


シャワー後の肌を鎮静化し、乾燥を防ぐもの


直接的に塗るものとしては、市販のクリーム/ローションを3種類試し、病院で処方されたローションも使いました。

最終的には、処方されたローションをお風呂あがりに使い、その他のタイミングでは市販のものを気分で選んで使っていました。

せっかくなので、それぞれレビューしていきたいと思います。

1.  ユースキンI 110g (クリーム)

かゆみ止め成分が入っているらしい第3類医薬品のクリームです。

さらっとしていて、軽い付け心地でした。
スースーするような成分は入っておらず、何かを塗った感はあまりなかったです。

何かわかりやすい効果がある感じでもなかったですが、肌を乾燥からちゃんと守ってくれていました。
それであれば.、普段使うボディクリームでも良さそうですが、
こちらは痒み止めの医薬品ということなので、変な刺激は与えないだろう安心感がありました。

2. ユースキンI ローション 130mL

同じくユースキン。こちらはローションタイプで、クリームよりもさらに軽い付け心地。
より広い範囲を塗る時には、こちらの方が便利でした。

痒みのある範囲が広い場合は、クリームよりもローションタイプの方がおすすめです。

3.よもぎのローション (アルテニー二ローション)

無添加で低刺激な自然由来の商品ということもあってか、妊婦の口コミが多いローションでした。

「天然よもぎ抽出液をベースにビワ葉エキス(保湿成分)を配合のよもぎ全身用ローション」らしいです。

テクスチャーとしては、ユースキンのローションよりもずっと水っぽく、色は茶色です。

特別扱いにくい訳ではないですが、服やカーペットに垂らしたら汚れてしまいそうなので、私は慎重に扱っていました。

匂いは少し独特でしたが、気になるほどではありませんでした。
塗った直後はスースーしましたが、すぐにそれも無くなります。

私はシャワー後に乾燥を感じやすく、こちらのローションだけでは保湿しきれていないように感じました。

そのため、使い方としては、日中に少し肌の痒みが気になった時、なおかつ、乾燥をあまり感じていない時に、サブ的に使う程度でした。

4.ヘパリン類似物質ローション

これは皮膚科で処方されたもので、塗ると血行が良くなり、痛みや炎症を改善するほか、保湿効果もあり乾燥を防げるそうです。

こちらを処方されてからは、シャワー後このローションをメインで使うようになりました。

同じ頃に飲み始めた錠剤が効いたこともあるかもしれませんが、こちらを塗っている時は乾燥もなく、肌の調子が上がっているように感じました。


気を紛らわすためのもの


おそらく痒みを治める効果はほぼなかったのですが、
どうしても肌をかきたくなった時に、引っ掻く代わりに使うことで、気を紛らわすことができたものも紹介します。


1. 液体ムヒ

お馴染みの液体ムヒ。小さくてカバンにも入れておきやすいので、
出かける時にはこれを必ず持って行くようにしていました。

電車に乗ってる時でも、街中でも、サッと取り出して塗りやすく、これには何度も救われました。


2. ムヒ(クリーム)

液体ムヒと同じく、肌を引っ掻きたくなった時に使う用。
こちらは塗るのが多少面倒なので、家の中で使うのがメインでした。

液体ムヒよりもスースー感が長く続くような気がします。


3. キンカン

こちらも家にあったので試してみましたが、今回の用途ではおすすめしません

肌が敏感になっているところに刺激が強いキンカンを塗るのは、
気休めにはなるっちゃなるのですが、
スポンジ部分が固くて、肌を傷つけている感覚がありました。



医薬品


もちろん、病院でも色々処方されました。

まず使用したのは、産婦人科クリニックで処方された「デザレックス錠5mg」です。

アレルギーを抑える薬ということですが、「気休め程度にしかならないですが」
なんて医者が言うくらい
で、私は本当に何も効果を感じませんでした。

その後旦那が見つけてきたのが、、
YouTubeで似たような症状の妊婦が処方されたという
dークロルフェニラミンマレイン酸塩錠2mg」。

これもアレルギー症状を軽くする薬だそうで、
皮膚科に行って相談し、処方してもらいました。

その時の医者曰く、「アレルギーの薬は人によって効く効かないがあるので、
また数日飲んで症状が変わらなければ別のものを処方します」とのことでした。

結果、この薬は私にはあっていたようで、
この薬を飲んで以降症状は落ち着いていきました。

この他にも、「ロコイドクリーム0.1%」というステロイドの入った塗り薬も処方されました。

妊婦でも大丈夫だということで、特に痒みがひどい箇所には
この薬をお風呂後に塗るようにしていました。



気休めに飲んだ物


1. 琉球ヨモギパウダー

肌に良いとされるヨモギエキス。

そのヨモギ自体を摂取できるヨモギパウダーをとかした飲み物を、それこそ気休め程度に飲んでいました。

最初に試したのが、こちらの琉球ヨモギパウダーですが、
スプーン一杯をお湯で溶くと、深緑色の濃厚なお味のヨモギドリンクが完成します。

青グサみがあるのかなと思いきや、そんなことはなく、
意外とコックリした味わいで、私は結構好きでした。

しかも、コーヒーの代替としてもありだなと感じ(個人の感想)
夕方以降に温かい飲み物が欲しくなった時には、ヨモギ茶をよく飲んでいました。

これを飲んだことで、痒みが改善したかどうかは定かではありませんが、
カフェインの取りすぎを防ぐためにも、
コーヒーの代替となる飲み物を見つけることができたのは嬉しい誤算でした。

その後、別のよもぎパウダーも買ってみました。

こちらは1つ目のに比べると粒子が細かく、色は白みがかっており、味は薄めでした。

こっくりした味わいのヨモギドリンクに慣れてしまっていたので、こちらを飲む時には分量を増やして、スプーン2杯をお湯で溶いています。

すっきりした味が好みの方は、こちらの方が良いかもしれません。


さいごに

妊娠性掻痒の時に役に立った/立たなかった商品をツラツラと紹介してきましたが、
一番おすすめしたいのは、痒いなと思ったら遠慮なくすぐ皮膚科に相談し、薬を処方してもらうことです。

私は発症から3日ほど経ってやっと皮膚科に行きましたが、
そこで処方されたものを使って以降、明らかに症状がマシになりました。

こんなであれば、もっと早く行っておけばよかったと、当時思ったことを覚えています。

もちろん、妊娠していることを医者に伝えれば、妊婦が使用しても問題ない薬を処方してくれます。当たり前かもですが。

私の場合は、「産婦人科で薬もらったし様子を見てみた方がいいかな…」
なんて遠慮してしまったため、初動が遅れてしまったのですが...

そんなことは考えず、頼れる専門家がいるのであれば迷わず頼るべきでしょう。

妊娠性掻痒に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、少しでも参考になると幸いです。

2024年11月7日
🐸

いいなと思ったら応援しよう!