MMDの可能性。『シャララ』黒うさP×納豆チーズ

MMDは、3DCGアニメーション作成ソフトだが、そこにエフェクトという要素が加わったことで、3DCGという枠を超えた作品が次々と生まれてきた。
この作品はいわゆる『セルルック』――まるでセルアニメのような魅せ方をする手法がとられている。
(昨今の『けものフレンズ』効果もあって)最近では数多く公開されるようになってきたが、やはりこの人――納豆チーズさんの作品が、その中でも突出しているように私は思っている。

この『シャララ』は、もともと黒うさPが公開していた曲にPVを付けてみたものなのだが、そのセンスや技術力の高さ、丁寧でかつ手間を惜しまないその演出に、MMDを知らない人以上に、MMDをいじったことがある人に感嘆の声を上げさせる作品になっている。

CGモデルをセル画のように見せるためのテクスチャなどの調整、計算されたカメラワーク。地面に映る柔らかな影の描写、舞い踊る桜の花の動き。そしてなによりも素晴らしいのは、『シャララ』という曲にきちんと寄り添って作品が作られていることだ。

MMDでダンス系PVを作るならかくあるべき、と思わせてくれたこの作品。
私もいつかこんな作品を作ってみたいものだ、……と、思う。
それがはるか彼方の山頂であったとしても。

動画もしゃべりも未熟な私ですが、何か琴線に触れるものがありましたら、ぜひサポートお願いします。