『グインサーガ』マラソン途中経過その1.

先週から始まった栗本薫先生の『グインサーガ』リスタートマラソン。
私が70巻『豹頭王の誕生』で読み進めるのに一区切りをつけてから10数年、もはや栗本女史もこの世にはなく、女史の描き続けたキレノア大陸を中心とした物語がさまざまな語り手の手によって語り継がれるようになり、気づけばもう140巻に手が届くところまで到達していたことから、未読数が既読数を上回っては、と慌ててリスタートしたものの、やはり一日に一冊読めるかどうか、というペースでしかなく。結局昨夜までで8冊――78巻『ルノリアの奇跡』の序盤まで到達するのがやっとのことだった。

しかし、不思議なもので。
『グインサーガ』を読んでいたのは27年前から16年前までの11年間で、むしろ読んでいなかった期間の方がはるかに長いのにもかかわらず、こうやって読み始めると、『グインサーガを読んでいなかった』という事実がまるで無かったかのように、自然と世界の中に入ることができていて。
そういった意味ではやはり栗本女史のストーリーテリングのチカラってすごかったんだなぁ、としみじみと思う。

というわけで。
当初日曜までの目標として掲げていた『80巻到達』まであと3冊。
すでに図書館には予約していた残り2冊が届いてるというメールが来ているので、まずはそこまで走ってみることにする。

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