磁石物が増えて困る

学生の頃、研究室には実験用の強力な永久磁石があちこちに転がっていました。

ちなみに、現在最強の永久磁石はNdFeB磁石です。ネオジウム鉄ボロン磁石、通称ネオジム磁石です。スピーカーの磁石としても使われていますね。

実験のとき、なにげに財布をそこら辺においていたら、財布の下にその磁石があり、銀行のカードがだめになってしまいました。アナログ時計なんかもバッチリ狂います。だから、実験するときは時計を外していました。

最近のグッズにはよく磁石が使われていますね。これ、困りませんか?スマホやタブレットのケースなど、磁石でスナップする物が多いですよね。

だから、磁石付きカバーを付けたタブレットの上に何気なくアナログ時計(僕の場合はスウォッチ)を置いたら時計狂います。

スピーカーなどは、磁石から出る磁力線が、機器の外に出ないように工夫して作っています。よく、防磁設計とか言ってますよね。
磁気記録されたものは、磁石を近づけると、オジャンです。だから、防磁設計が大切だったのです。

最近のカードなどは、フラッシュメモリに電気的に記録するものが増えてますが、まだ、磁気記録部分も残っていますよね。磁石でパチっとするグッズには近づけないほうがいいですよ。

ネオジム磁石だけではなく、永久磁石の性能が向上して、一昔前と比べて小さくて強い磁石が作れるようになりました。とあるマジシャンが、ネオジム磁石のおかげで手品の幅が広がったと言っていたのを聞いたこともあります。
デザイン重視で、磁石でパッチンするのがいいのかもしれないのでしょうけど、僕は、ボタンやベルクロ、ジッパーで磁石を使わないでパッチンするほうが精神衛生上いいような気がします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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