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20240106-7 少女歌劇団ミモザーヌ冬公演「~いまもりまなか卒団公演~ Love Letter 2023」 YES THEATER 参戦記録

  2日間にわたり少女歌劇団ミモザーヌ冬公演「~いまもりまなか卒団公演~ Love Letter 2023」を見てきました。テーマが愛ということで、いまもりまなか扮する少女が愛とは何かを問う内容になっています。基本骨格は夏公演の内容ですが卒団公演に相応しい内容に手直しされています。
 総評として、団長に安心して貰うためにみんなしっかりと努めていい公演になったと思います。新体制も実力は申し分なしいわむらゆきね新団長、私は新団長でもおかしくないと思っていたちばひなの副団長、意外や意外しものあやめ副団長となりました。飛車角を伴った王将のような盤石の体制といえます。
 いまもりまなかの卒団がまたミモザーヌのレベルを1つあげて様な気がします。
ニューイヤーライブも楽しみです。

【セットリスト】
1  Proud Mary(まなか・ゆい・みあい・ゆきね・ひなの・あんな・みゆ・あやめ・りるは・しづく・はなこ)
 夏公演からフォーメーションが大幅変更。
はなこ みゆ しづく ひなの あんな
       ゆきね
    ゆい     りるは
  あやめ  みあい   まなか
フロントローはまなか・りのあからまなか・あやめ、新規メンバーははなこ。センターラインはみあい-ゆきね-しづくとしっかりしている。しづくはさらにダイナミックなダンスに、はなこのダンスもとてもダイナミックである。あやめは衣装も変更になり大ハッスルしていた。彼女は長身なので迫力がありました。途中でみあいがりるはに「いいね」という場面もあり盛り上がっていました。

2 ストレンジャー5(ゆきね・ひなの・みゆ)
 夏公演からメンバー変更なし。さすがは聞かせる演出が出来ている3人でした。

3 愛の賛歌(りのあ)
 黒天使役のりのあが歌うが、演出の都合上後半部だけ生歌だったが心地よく聞けた。歌もえらく上手くなっているようだ。自分でも「天使じゃなくて悪魔っぽい」といっていました。腹黒い演技が板についてきたあたり表現の凄みも増した。

寸劇(さや・まりん・めい)
 「
クリムソーダ飲みに行こ」「焼き芋がいいわ」。募金シーンの問答に繋がるスパイスのようだ。

4 桜の花を(ゆきね)
 夏公演でやった曲。相変わらず上手くて心打つ。よりほ・あかりのアクロバットも盛り上げた

5 真冬のLOVE LETTER(まなか)
 新曲。感情のこもったいい歌い方である。あなたを「好き」だとの歌詞当たりはこちらもうなってしまった。「インクで描いた私の思い」「青いインクがにじんで見える」という歌詞が想像力を膨らませる。

6 されど空の深さは(ゆい・みあい・あやめ・りるは・しずく・ともしづく・まりん)
 あやめのクーデターが失敗したがみあいと仲直りする新展開。おとはにかわりまりんが新加入、先輩に食らいついている感じでブリブリアイドルイメージが覆る。わるまりんもいい。みあい・ひなの・ゆいの3人ダンスも見せ所の一つ。最後のみあいのセリフ「海の広さを見つけてやる」から展開あるのか。

7 群青(まなか・ひなの・あんな・みゆ・はなこ・さや・さいか)
 夏公演からの曲。オープニングのまなか・ひなのが電柱の傍のビール箱に背中合わせて腰掛けて話すシーンがとてもいい。みゆの「ひとりにきめられなーーい」もうんうんとうなずく。インスタライブで言っていたひなの・みゆの後ろ向いての腰振りダンスも確認する。夏よりも重厚なフラメンコになってきている。途中のよりほ・あかりのアクロバットもよかった。ちなみに団長のバッククラップは7昼公演のみ失敗(これは難しいから)、前大阪2公演では踊り終わりはさんばら髪になっていたが7日夜公演では整った髪になる(踊りの鋭さが増して髪の毛が乱れ無かったのか)。最後はひなのから農家に嫁ぐ話が。これも一つの愛の形か。

8 愛はエゴイスト(まなか・にこ)
 新曲。自己犠牲の愛を表現するにこがとても良かった。歌唱もよくてホントに妖精かと思うほど。思い人からの電話でとっとと逢いにくあたり人間のエゴも表現していたように思う。

寸劇(にこ・りのあ)
 台に片足をかけ、命の尽きかける妖精にこを見下ろして「これでいいんだね」と問いかけるのは迫力あったが黒天使の愛を感じたなぁ。花として生まれ変われるようにしたことだけでなくて。

9 真夏の夜の夢(全員)
 歌い出しはりのあ。それぞれ表現があり面白かったが、全員を追うのはちょっと無理だった。担がれるにこはさながらマトリックス3の最後の戦いを終えたネオのように空(カラ)だったような。マジックの箱に入れられるところはちょっと可愛そう。

10 冬の物語(まなか)
 夏公演「夏の物語」を書き換え。とても暖かく感じる曲である。

11 とらとら(ひなの・あんな・みゆ・りのあ・あやめ・にこ)
 1期生が隊長をするとどうなるかがよく分かった。確かに手慣れている玄人であった。次の中心メンバー2期生へのエールのように見える。大阪フレッシュに続くフレッシュブームが起きそうである。

12 木遣りくずし(まなか・ゆきね・りるは・はなこ・さや・ともしづ・さいか)
 まなかソロも追加されたバージョン。夏公演で言われたとMCで明かしていたが、広井先生の考える「いまもりまなか卒団公演リスト」の最後の積み残しがこの木遣りくずしまなかソロだったのではなかろうかと思った。はなこのセンターもそうだが345期生が爽やかである。最後まなかが扇子2個で円を作る決めシーンは華やかだが7日夜公演では円が不十分となったように見えた。気のせいか。

MC(まなか・ゆきね)
 なぜ、まなかが木遣りくずしをすることになったかを解説。まなかは日本舞踊のレッスンはしていたのでいずれはでてみたいと思っていた。無事8日に成人式に参加するそうです。

13 Swanee(みあい)
 卒団した高橋舞音の代表曲。6日夜公演ではすこししなやかさが足りない気がしたが、これは高橋舞音バージョンの印象が濃かったからである。7日昼公演ではがらりと変わり、力強いみあいバージョンになって違和感なく聞けた。

14 冬のペンギン(ゆい・ひなの・みゆ・りのあ・あやめ・しづく・にこ)
 にこ・ひなの以外見たことないためメンバーが豪華すぎて優勝。黒天使からペンギンまでりのあの振り幅凄し。

15 ファンタジーガール(まなか・ゆきね・あんな・りるは・めい)
 りのあの代表曲を団長が歌う意外性がよかったが、りるはとめいちゃんがかっさらった感じがする。りるはの「君が思ったときに僕は現れるよ」のセリフは良い。

MC(はなこ・さいか)
 両名ともはじめてのMCをこなす。新人の漫才みたいでおもしろい。冬のペンギンのメンバーを「大きくて迫力あった」は面白い表現。また無茶振りの文化を披露。はなこがくるくる回る。さいかの団長との思いでは、団長の誕生日、みんなまなかのお面をかぶりお祝いしたこと。一瞬でも団長になれて嬉しいとのこと。はなこは合宿とフラメンコ先生と団長の面白い会話とのこと。イヨマンテの夜は凄かったが74年前の曲、こんな曲をいっぱい歌いたい。

16 イヨマンテの夜(みあい・みゆ)
 みゆの歌唱力が凄くなっているのでビックリした。みあいも負けていない。7日夜公演は異様な盛り上がり。

17 夜来香(まなか)
 バックダンサー無しバージョン。入団してまもなく広井先生から「夜来香」を歌えるようになって欲しいと言われた背景をMCで言う。夜来香を歌い上げるのが卒団の目標だったのかもしれない。

18 少女A(ゆきね・りのあ)
 ゆきねに負けずりのあもよく歌い上げる。じれったいの歌詞ではガンを飛ばす様な仕草もあり、とても中3には思えない。

19 渚のシンドバット(ひなの・あやめ・ともしづ・さいか)
 とてもミモザーヌに合う曲だなと感心する。波乗りダンスも上手かった。

MC(にこ・りるは・まなか)
 まなかを呼び込み3人MC 。まなかが愛を感じた瞬間は先生に怒られたときらしい。

20 ギフト(まなか・ゆい・みあい・ゆきね・ひなの・あんな)
 名曲。みんながギフトを受け取れたらいいなと思う。7日昼のみまなかちょびっと泣く。

21 応援歌(全員)
 名曲。あたらしいミモザーヌへの応援歌にも聞こえる。

EC1 ラストダンス(まなか・みあい)
 卒団した菊田万琴の代表曲。6日夜公演では菊田バージョンの印象が強すぎて違和感があったが7日昼公演ではしっかりまなかバージョンになっていた。脱いだ上着を着るとき、まなかは袖口を確認するが、みあいは確認なしで着るところがかっっこいい(7日昼では着られずにシャツ姿で曲終わる)

EC2 東京ブギウギ(ゆきね・ひなの・ゆい・あんな・にこ・あやめ・りのあ・みゆ)
 底抜けに明るいメンバーで楽しかった。

MC(ゆきね・ひなの・ゆい・あんな・にこ・あやめ・りのあ・みゆ)
 楽しくてあやめが暴走するシナリオ。7日夜公演ではコールアンドレスポンスをひなのが横取り。やりたかったらしい。きっとアドリブ。みゆは「着ていた衣装がたたまれ片付けられていくのが悲しい」と涙ぐむ。

EC3 さよならの向う側(まなか)
 卒団にはぴったりのように思う曲だが、山口百恵の曲は相当難しい。声質や生き様から見て団長にはフィットしない感じがした。私見としてラブレターにかけて君が好き(清水翔太)なんか合うんだが。「団長の辞書にはさよならはない」としておこう

最後の言葉(まなか、7日夜公演のみ)
 2019年入団。最初は人見知りだったが1期生のおかげで次第に心開いていく。2期生はリモートレッスンで大変だったと思うが頑固で芯の強いメンバー。3期生は個性溢れるメンバー、極力話をするようにした。4期生は年齢差がありどうすればいいか分からないときがあったが、団長と呼んでくれている。5期生はかわいい。まなかちゃんと言ってくれる。みんなと長い時間過ごした。広井先生を初めとする先生方に出会えたからここにいる。楽しすぎる5年間でした。

EC4 ミモザのように(全員まなかを除く)
 新団長を中心に披露。みんな表現力が上がっているのか違和感なく見られる。

EC5 ミモザのように(まなか、7日夜公演のみ)
 前団長が「歌えてない、一つ悔いが残っている」ということで、歌い始めるが途中で広井先生から花束を渡され号泣し一番で終了。まなかさんらしい終わり方でした。
 

【各メンバー評】
いまもりまなか
 5年間お疲れ様でした。その美しさから触れがたいオーラを持ちながら人に関わろうと2代目団長として頑張りました。中2の頃から応援し始めましたがアイドル時代は突然の卒業でセレモニーがなかったことを考えると私としては万感の思いです。5年間得るもの・失うものあったと思いますが、それ以上に周りに与えたものがたくさんあったのではないでしょうか。私は歌って踊る今森愛夏が大好きです。彼女が目指すアーティスト女優のアーティスト部分にビンビン反応しています。また、現場で逢うことを楽しみにしています。本当にお疲れさまでした。

いわむらゆきね
 ミモザーヌには裏団長がたくさんいます。その筆頭がいわむらゆきねです。外の劇団の舞台にも出て実力は折り紙付き。団長という周りも見なければいけない仕事に取り組もうとする決意がとても尊いです。Team Snowでも勝利に導いた(私の判定ですが)その手腕心配無しです。リーダーはアメとムチのアメ多めですかね。

すずきみあいムェンドヮ
 ミモザーヌの歌姫。どんな歌も自分のエリアにしてしまう実力は魅力です。彼女の歌を色々な人に聞いて貰える機会が増えることを願っています。

すずきゆい
 私はダンスの上手い人が好きです。ミモザーヌのビリビリ系舞姫のゆいはんは目にとまります。去年は梅棒の舞台にも立ち思いもさらに高見にいっていると思います。今年で卒業ですがまだまだ彼女のダンスを見ていたいです。本公演でもビリビリきていました。サイン入りチェキが多く当たったので1期の推しはすずきゆいとなりました。

ちばひなの
 ミモザーヌのオールラウンドプレーヤー。グラビア仕事もこなすミモザーヌの顔。武井壮の2022年良かったグラビアにも選ばれました。夏公演のフラメンコは彼女がメインと思っています。私はちばひなの団長の長期政権が理想かなと思っていましたが今回副団長となりました。いろんな経験を積んで大物になって欲しいです。

たかやあんな
 今回、とらとらの隊長として「フレッシュとは」を体現し、後輩はとても参考になったと思います。Proud Maryの衣装はよく似合っていてビューティー感がましています。今回は披露ありませんでしたが愛の速度のあんなは魅了されます。ミモ母として衣装チェックよろしく。ついでにふう(保護猫、とても癒やされます)にもよろしく

みやはらにこ
 にこがいるのはミモザーヌの奇跡と言っていいほどの逸材。たった1つの命を愛にかける妖精を見事に演じきりました。ペンギンにこはさらに盛り上がります。歌が今回少なかったですが歌も上手い。受験を乗り越えて夏公演では大活躍してください。

しろみゆ
 少女の色気を纏うミモレッド。去年あたりから歌を中心に頭角を現す。イヨマンテの夜は圧巻だった。公演一番の拍手があった気がします。うたコンの番外コーナーでNHKホールで「真っ赤な太陽」を披露するなど着実に経験を積んでいます。夏公演は主役の場面もあるかも。2期推しはしろみゆになりました。

しものあやめ
 低音ボイスや力強い全力ダンスが魅力のあーや。私もそう思っていたが、高橋舞音が期待メンバーと公言する逸材。今回の副団長抜擢はビックリした。期待の表れですね。モーニング娘で言うと鞘師里保(突き抜けているので悪目立ちしてしまう)タイプ。いつもポケットにショパンという漫画で天才ピアニスト上邑の持論(オーケストラとピアノは1:1、自分の場合はピアノが目立ちすぎる。ソロでないときはオーケストラの後ろに、ソロではオーケストラの前に出てくるということができない)が浮かぶ。長身であることもメリット。背筋を伸ばし、時には前・時には周囲に溶けこむことが出来ればさらに良くなると思う。伸びしろしか感じない。

ともだりのあ
 今回公演の黒天使が悪魔レベルだったが見事に演じきる。ペンギンりのあも披露し、天地の差が一番激しかったメンバー。観客がりのあワールドに引き込まれてしまったようだ。4月から高校生、更なる活躍が見られそうである。りのあ沼に飛び込みますか。

さかもとりるは
 明るいが取り柄のミモ太陽。不良のイメージがないので不良役は苦労したでしょう。だから余計にファンタジーガールでは輝いていました。埼玉県人らしく人の傷口に塩を塗りながらグイグイ来るところはオンリーな存在。3期推しはさかもとりるはのまま。

ひろせしづく
 最近ショートカットにしたスタイルバツグンのメンバー。Proud Maryではセンター後ろを務めとても目立っていた。ペンギンしづくもとても目にとまった。不良役も背中のLOS ANGELESのロゴをみてチョイ不良とのイメージを持たしてくれた。長い手足を活かしたダイナミックなダンスは唯一無二である。受験を終えてまた夏公演で活躍して欲しいと思う。

たなかあかり
 ミモザーヌびっくり箱などで多彩な才能を発揮するメンバー。ATCポップカルチャーエキスポにも出演し外仕事もこなし始める。妖精役・アクロバット中心の出演となったが、ニューイヤーライブや夏公演での活躍を楽しみにしている。

おかべはなこ
 本公演で初MCやProud Maryにも初参加し、木遣りくずしではバックダンサーのセンターも勤め、活躍の場が広がっている。フラメンコも主役のダークホースかな。まだ歌声が本格的に聞けてないのでニューイヤーライブで聞けるだろうか。4期推しはおかべはなこのまま。

かとうさや
 木遣りくずしでは夏公演より綺麗に踊っていた印象がある。かなり努力したんだろうなと感じる。はなこ同様フラメンコなど幅広い演目にでている。さくらの花を前の寸劇もフレッシュ感があって5期と絡めるのはさや一番フィットてことなのかなぁ。

すずきよりほサベーラ
 今回は妖精役に専念だったようですが、よりほの歌は聞きやすく穏やかで気に入っています。ニューイヤーライブや夏公演で歌声が聞きたいですねぇ

ともだしづく
 スタイルの良い不良役も板につき、木遣りくずし然り、一番成長が目についた印象です。渚のシンドバットではチャーチャチャンの所で溺れかけていたようです。ビックリするほどの美少女感もすごい。4期はみんなすごいです。

こじまさいか
 さいかが登場すると「さいか」コールがあったり、みんながさいかに注目し始めました。夏公演のとらとら副隊長だったので初MCも上手くこなしていました。ミモブログでは自分の分析と考察がよく出来ています。ニューイヤーライブや夏公演でさらに化けるか楽しみです。

みつふじまりん
 今公演で不良役で登場する。なんとかこなしている姿に5期なのにすごいなぁと感心していました。徐々に活躍しているようで何よりです。5期推しはみつふじまりんのまま。まりんのアヒル口は半端ない。

おおためい
 今公演ではファンタジーガールで登場。いきなりの大役でした。表情もつくって上手く演じていたと思います。パンフレットのめいちゃんコメントでミモザのようにの振りに手話が入っていることに初めて気づきました。

【最後に】
 6日夜公演にはまなか母から、7日夜公演には「いつもまなかがお世話になっています」と男前のまなか兄から御礼の言葉を頂きました。家族の協力無くして芸能活動はできない面もあるので、今森愛夏さんはいつも感謝の心を忘れずに邁進してもらいたいです。私も生きているかぎりは芸能活動を見守りたいと思います。




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