ユーミン

あなたにとって身近な法律に関する情報を提供していきます。

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最近の記事

【解説】検察と警察はどこが違うのでしょうか?

法務省のホームページによりますと、以下の回答がありました。 一般的に犯罪が発生した場合,第一次的に捜査を行い,被疑者(犯人,容疑者)を逮捕したり,証拠を収集したり,取調べ等を行うのが警察です。 なお,警察は,被疑者を逮捕したときには逮捕の時から48時間以内に被疑者を事件記録とともに検察官に事件を送致しなければなりません。 検察庁では,警察から送致された事件について,検察官が自ら被疑者・参考人の取調べを行ったり,証拠の不十分な点について,警察を指揮して補充捜査を行わせたり

    • 【解説】検察官にはどうしたらなれるのでしょうか?

      検察官になるには、司法試験に合格した後,司法修習を終えないといけません。 また、・裁判官(判事,判事補)、 ・弁護士、 ・3年以上特定の大学において法律学の教授又は助教授の職にあった者 ・3年以上副検事の職にあって,検察官になるための特別の試験に合格した者 は、検事になるための資格を持ちます。 なお、検察事務官や法務事務官などの一定の公務員が、副検事になるための特別の試験に合格すると副検事になることができます。

      • 【解説】人質司法とは? 日本の刑事司法は,人質司法ではないのでしょうか?

        あなたは、人質司法という言葉を聞いたことがありますか。 人質司法とは、どういう意味なのでしょうか。 また、日本は人質司法をやっているのでしょうか。 それについて、法務省のホームページの質問コーナーで回答されていますので、ご紹介いたします。 以下は、その内容です。 人質司法とは,日本の刑事司法制度について,被疑者・被告人が否認又は黙秘している限り,長期間勾留し,保釈を容易に認めないことにより,自白を迫るものとなっているなどと批判され,そのように称されています。 しかし,日

        • 『迷路の外には何がある?』:『チーズはどこへ消えた?』の待望の続編をもう読みましたか?

          日本で400万部、全世界で累計2800万部突破、Amazon史上最大の大ベストセラー『チーズはどこへ消えた』待望の続編が登場しています。 アメリカ・ビジネス界のカリスマ、スペンサー・ジョンソンが、死を前に書き記した傑作!です。世界中の老若男女、誰もが“幸せになれる"、最後のメッセージ!が積み込まれています。 訪れた変化のとき。でもそう簡単には変われない。そんな「あなた」のための物語です。 『チーズはどこへ消えた?』は、あなたの人生を変える方法についての深遠な真実を提供す

          【解説】理事の会社が作っている商品を買うことは、役員の利益相反取引になるのかどうか?

          役員が、自己のために法人との間で、利益相反取引を行った場合は、理事会の承認決議が必要となります。 そして、その取引により、法人に損害が発生した場合は、その対象となる役員、理事会で賛成した理事は、損害賠償の責めを負うことになります。 そこで問題となるのは、その理事が、別な会社を経営しており、その会社が作っている商品を買う場合に、利益相反取引になるのかどうかです。 その商品が、一般の人が買うことができて、一般の人が買う値段や条件が同じであれば、それは、問題ないと考えられます

          【解説】理事の会社が作っている商品を買うことは、役員の利益相反取引になるのかどうか?

          【解説】戸籍法が改正されて、戸籍謄本などが取りやすくなりますよ!

          令和6年3月1日から、戸籍法の一部を改正する法律が施行されて、戸籍証明書等の広域交付制度が始まります。 具体的には、本籍地以外の市区町村の窓口でも、戸籍証明書・除籍証明書を請求できるようになるのです。 自分や父母等の戸籍について、本籍地の市区町村以外の市区町村の窓口でも、戸籍謄本の請求が可能となります。 ただし、マイナンバーカードや運転免許証等により、本人確認がされます。 これによって、 ・本籍地が遠くにある方でも、お住まいや勤務先の最寄りの市区町村の窓口で請求できます

          【解説】戸籍法が改正されて、戸籍謄本などが取りやすくなりますよ!

          【解説】法的なトラブルを解決する「かいけつサポート:裁判外紛争解決手段(ADR)」

          法務省のHPで紹介されている「かいけつサポート」をご存知ですか。 法的なトラブルに悩まされている皆さんを、裁判外紛争解決手段(ADR)によって、解決してくれるものです。 ○ADRとは 裁判外紛争解決手続(ADR)とは、裁判によることなく、法的なトラブルを解決する方法、手段など一般を総称する言葉です。 例えば、仲裁、調停、あっせんなど、様々なものがあります。 裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律では、「訴訟手続によらずに民事上の紛争の解決をしようとする当事者のため、公

          【解説】法的なトラブルを解決する「かいけつサポート:裁判外紛争解決手段(ADR)」

          【解説】供託とは?

          供託とは、金銭、有価証券などを国家機関である供託所に提出して、その管理を委ね、最終的には供託所がその財産をある人に取得させることによって、一定の法律上の目的を達成しようとするために設けられている制度です。 ただし、供託が認められるのは、法令(例えば、民法、会社法、民事訴訟法、民事執行法等)の規定によって、供託が義務付けられている場合または供託をすることが許容されている場合に限られています。 一般には国の機関である法務局・地方法務局またはそれらの支局が供託所として、供託事務

          【解説】供託とは?

          【解説】交際費と福利厚生費の違いは?

          交際費等とは、得意先や仕入先その他事業に関係のある者などに対する接待、供応、慰安、贈答などの行為のために支出する費用をいいます。 一方、福利厚生費とは、専ら従業員の慰安のために行われる運動会、演芸会、旅行などのために通常要する費用をいいます。 また、社内の行事に際して支出される金額などで、次のようなものは福利厚生費となります。 1 創立記念日、国民の祝日、新社屋の落成式などに際し、従業員におおむね一律に、社内において供与される通常の飲食に要する費用。 2 従業員等(従

          【解説】交際費と福利厚生費の違いは?

          【解説】裁判員制度とは

          裁判員制度は、一般国民が裁判に参加することによって、国民の司法に対する理解を増進し、長期的に見て裁判の正当性に対する国民の信頼を高めることを目的として、国民にとってより身近な司法を実現するための手段として導入されたものです。 1.裁判員裁判の対象となる事件は。 国民の関心の高い重大犯罪です。  具体的には、故意の犯罪行為で人を死亡させた事件で、次にあたるものです。 ・法定刑に死刑または無期懲役を含む事件 ・死刑、無期、短期1年以上の刑にあたる事件 2.判決の方法は。 原則

          【解説】裁判員制度とは

          【解説】現行犯とは?

          昨今、現行犯逮捕が話題になっています。それでは、現行犯の対象となる現行犯人とは、どういう者をいうのでしょうか。 現行犯人とは、現に罪を行っている者、または罪を行い終わった者です。 現行犯人は、犯罪の実行行為を現在行っている者だけでなく、犯罪の実行行為を終了した者も含まれます。 また、準現行犯人も、現行犯人とみなされます。現行を直接目撃したわけではないけれども、周囲の状況から推測して、犯人に間違いないと考えられる者です。 準現行犯人として、生々しい痕跡が残り、今まさに犯行が

          【解説】現行犯とは?

          【解説】一般社団法人の社員とはどういう者ですか。何名必要ですか。

          一般社団法人の社員とは、社員総会において、議案を提出したり、議決に参加したりすることもできる者のことで、従業員とは全く異なる者です。 法人でも、団体でも、社員になることはできます。通常は、「正会員」などと呼ばれます。賛助することを目的に入会している「賛助会員」は、社員ではありません。 また、法人の従たる事務所の性質を有する支店,支部,営業所等は,一般社団法人の社員となることはできません。 次に、設立に当たっては,2人以上の社員が必要です。 2名が共同して定款を作成するこ

          【解説】一般社団法人の社員とはどういう者ですか。何名必要ですか。

          会社の経営者が従業員を飲みに連れていった場合、この飲み代は会社の経費で落とせるのでしょうか?

          会社の経営者が従業員を飲みに連れていった場合、この飲み代は会社の経費で落とせるのでしょうか? もちろん経費で落とせます。 この場合は、普通は接待交際費で計上することになります。 従業員を飲みに連れて行くということは、慰労という意味であり、会社から見れば接待交際ということになるという解釈です。 その場合、一部の社員だけを連れて行ってもかまいません。 一方、全ての社員を対象に、平等に連れて行くという場合は、福利厚生費として、会社の経費で落とすことができます。

          会社の経営者が従業員を飲みに連れていった場合、この飲み代は会社の経費で落とせるのでしょうか?

          【解説】侮辱罪の法定刑が引き上げられています!!

          インターネット上で人の名誉を傷つける行為が特に社会問題化していることをきっかけに非難が高まり、抑止すべきとの意識が高まっています。 それに対応して、令和4年6月13日、「刑法等の一部を改正する法律」が成立し、そのうち、侮辱罪の法定刑の引上げに係る規定が、同年7月7日から施行されています。 その改正により、侮辱罪の法定刑が「拘留又は科料」から「1年以下の懲役若しくは禁錮若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」に引き上げられています。 (改正前) 第231条 事実を摘示

          【解説】侮辱罪の法定刑が引き上げられています!!

          【解説】クーリング・オフとその注意点!!  薄毛地腸は対象外!

          クーリング・オフの概要と、その注意点についてご紹介いたします。 【クーリング・オフとは】 クーリング・オフとは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。(特定商取引法) クーリング・オフができる期間は、次のとおりです。 なお、概要書面、契約書面を受け取っていない、書類に不備がある、などの場合は、クーリング・オフ期間を過ぎている場合でも、クーリング・オフ

          【解説】クーリング・オフとその注意点!!  薄毛地腸は対象外!

          【解説】業務妨害罪とは、どのような場合に成立するのでしょうか?

          業務妨害罪とは、虚偽の風説を流布し、または、偽計、もしくは威力を用いて、人の業務を妨害する犯罪をいいます。 業務とは、職業、その他社会生活上の地位に基づき、継続して行う事務や事業などの社会活動です。従って、個人的な娯楽や学習、家庭生活上の料理や洗濯などは業務にはならないです。 業務妨害罪には、偽計業務妨害罪、威力業務妨害罪、電子計算機損壊等業務妨害罪の3つがあります。 (1)  偽計業務妨害罪 虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害す

          【解説】業務妨害罪とは、どのような場合に成立するのでしょうか?