避けるべき事務所の特徴

はじめに

私自身がインスタでのキャスティングをきっかけに練習生になった経験を活かし、noteを通してSNSでキャスティングを受ける方法を発信してきました。

SM、HYBE、ADOR、woollim、TOPmediaなど、その他多数の事務所からキャスティングをいただいたという報告をいただいており、嬉しく思います!

ですが、あまり有名ではない事務所からもキャスティングが来ることもあり、「この事務所は大丈夫ですか?」「安全な事務所ですか?」と相談をいただくこともあります。

そのような質問にはできるだけお答えするようにしているのですが、時間の関係上すぐにお返事をすることも難しい状況です…

そのため、今回はインスタでキャスティングをされた方や、最終審査に進んだ方、最終合格をいただいた方たち向けに「避けた方が良い事務所、危ない事務所」の見極め方を発信していこうと思います。

全編無料で読めますので、この記事を読んでも解決しなかった方のみ、TwitterのDMなどでご連絡をいただけますと幸いです。

【※この記事を読むにあたって】

私は全ての韓国の芸能事務所の内情を知っているわけではありません。
自分の経験や、私と同様に練習生として活動していた友人の話、現在推薦などで関わらせていただいている事務所関係者の話を聞いた上で、この記事を執筆しています。
以下に記載する特徴に当てはまる事務所は、あくまでも危険な可能性があるというだけです。本記事は参考程度に読んでいただければと思います。



避けるべき事務所の特徴 


私の個人的な見解として、「こういう事務所はやめておいた方がいいんじゃないか…」と思う事務所の特徴をいくつか紹介します。

数字が大きくなるほど「やめておいた方がいい指数」が高い特徴だと捉えてください。



① 事務所内での訴訟歴がある

アーティストと事務所の間で契約に関する齟齬が生じて裁判になった、というトラブルはあまり珍しくないですよね(具体的な事務所名の明記は避けますが)

普通の事務所であれば、練習生ですら契約内容を双方できちんと確認して、契約を結びます。練習生になった当時、私はすでに成人していましたが、契約の際は両親と韓国に来るように言われました。(今はコロナなのでどうかはわかりませんが…)

なので、契約内容と違う!なんて訴訟が起きるなんて一体どういうこと…?と思ってしまいます。契約内容がガバガバなのか、事務所側にモラルがないのか…

アーティスト側が事務所側に無理な要求をして訴訟を起こす、というパターンもないことはないのかな、と思うので、アーティストと事務所の間でトラブルが起こった事務所はすべて危ない!とは言いません。
ですが、契約内容がしっかりしていない可能性があるのでレベル1に記載させていただきます。



② 活動中の所属芸能人がいない

ここで肝となるのか活動中のという文言です。

事務所のホームページなどを見たときに、所属しているアーティストはいるのに直近の活動歴が全くないという場合があります。

SNSの更新が数年前で止まっている、何年も前からカムバしていない、もはや消息すらわからない、など悲惨な扱いを受けている芸能人は一定数います。

そういう事務所は練習生などの扱いも雑なことが多いですし、万が一デビューしてからも待遇の面で不安があります。

逆に、事務所の規模自体は小さくて、無名なアーティストしかいなくても、コンスタントにカムバックさせているなら安心だと言えると思います。

所属アーティストの有無だけではなく、活動の有無も調べてみましょうね!



③ 無名な人が設立した新生事務所

新生事務所(新しく設立された事務所)すべてが危ない、避けた方がいい、とは思いません。

一から練習生を探すため受かる可能性が高いですし、数年以内にグループをローンチさせる場合が多いので、年齢が高い子は積極的に受けるべきです。

ですが、これはきちんと実績のある人が設立した事務所に限ります!


・Highupエンタ 2017年設立(STAYC所属)
→著名な作曲家(TWICEやチョンハなどに楽曲提供)が設立

・143エンタ 2020年設立(limelight所属)
→YGエンタでラッパーとして活動していた方が設立

・S2エンタ 2020年設立(ナッティー所属)
→CUBEの元代表が設立


このように、実績がある方が設立した新しい事務所であれば問題ありませんが、全く無名の人間が設立した事務所は避けた方が無難です…
設立した一年後には事務所自体がなくなっている、なんてこともあります。(実際に私の友人が所属していた事務所がそうでした)

新しい事務所からのキャスティングの場合、代表の経歴や、スタッフ陣、トレーナー陣の実績などもチェックするようにして下さいね。



④ SNSが素人過ぎる

ここまで来ると本格的に「やめておいた方がいい指数」が高いです…

事務所の公式SNSを見たときに、「こんな画像素人でも作れるよね」というクオリティの投稿をしている場合があります…

普通は会社の中にデザイナーなど、きちんと技術を持った専門のスタッフさんがいます。(もしくは外注します)
素人同然の画像や動画をアップしている場合、
専門のスタッフさんがいない=満足に人を雇うことができない経営状況
と推測することができます。

SNSだけではなく、ホームページなども要チェックです。
明らかに仕様がおかしかったり、整備されていなかったりする場合も全然ありますから…



⑤ 検索に引っかからない

これはもう論外と言っても過言でないです。

SNSアカウントはあるもののホームページすら作成されていない、事務所名で検索しても何もヒットしない、という事務所は絶対にやめましょう!!!!
会社として機能していない可能性があります。

日本語や英語表記だとヒットしないという可能性もあるため、【事務所名 기획사】などで検索してみてください。(※事務所名もハングルで)

これは上級者向けなのですが、NAVERなどの地図で事務所の住所を検索して建物の外観などを確認することもおすすめです。
また、全て韓国語で検索する必要があるのですが、韓国の会社の企業情報を検索できるサイトもあるのでそちらで調べてみるのも良いかと思います。



終わりに

会社としてきちんと機能している事務所かどうかを判断するための基準をいくつか挙げてみましたが、キャスティングをされた場合は、オーディションだけは受けてみて、合格した後に色々検討してみることをおすすめします。

ですが!契約締結は慎重に考え、ご両親などとも相談してみる必要があります。事務所によっては退社の際に多額の違約金を要求される場合もあるので…

オーディションに合格し、契約を結ぶかどうか悩んでいる場合は気軽に連絡してください!(返信に時間はかかるかもしれませんが…)
みなさんがたくさんの機会を得られるよう、心からお祈りしています!


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