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マイファミリー 別の視点から考察

ドラマ・マイファミリー6月12日の最終回 
連続誘拐事件は、5年前の心春ちゃん誘拐事件が発端となっていました。
その心春ちゃんの誘拐は、心春ちゃんが計画した狂言誘拐でした。
仕事で忙しい父と不倫している母に自分が誘拐されたと嘘をついてお互いに向き合ってもう一度仲の良い家族を取り戻したかった。
あんなに可愛い女の子が母の不倫相手であり
父の上司でもあり警察官である吉乃に半ば脅迫するかのように自分を狂言誘拐をするように迫ります。心春ちゃんのこの無謀な計画が悲劇のきっかけをつくってしましました。
心春ちゃん、幼いながらも自分で家族を守りたかったんだよね。

さて、
マイファミリーに出てくる家族は、鳴沢家、三輪家、東堂家、阿久津家、全て子供は、一人娘です。
又 鳴沢温人の会社ハルナカのビジネスパートナーは、立脇香菜子も女性です。


マイファミリーを別の視点で考察してみる

この別の視点とは?
このドラマ全話見終わって強く感じたのは、
少女たちのしなやかな芯の強さでした。


もちろん家族を守るために奮闘する鳴沢温人も警察側の葛城さんもまるっとめちゃくちゃカッコ良かったです。
東堂の行動も苦悩に満ちた選択の連続ではあっても、一本筋が通っていたと思います。
それぞれの俳優陣の熱のこもった演技に毎週引き込まれて観ていました。

が、
ここでは、そこは、横に置いて
このドラマの女性に注目したいと思います。

1話では、誘拐されてしまう鳴沢温人と未知留の一人娘友果ちゃんは、誘拐された恐怖から暗闇が怖くていつまでもそのトラウマに悩まされてる女の子でした。両親に守ってもらわないと立っていられないような少女。
その友果ちゃんが父と母の友人であり自分とも面識があった東堂が自分を誘拐した犯人だと知った時
あの時(自分が誘拐された時)本当に殺されるわけじゃなかったと思えたから..,と
誘拐の恐怖のトラウマを自分で乗り越えます。
自分を誘拐した犯人の真の動機を知ろうし、
その後両親が失踪しても、冷静にその現実を受け止めます。
母、未知留の優しくて強い遺伝子を引き継いでいるんだなぁと感じる友果ちゃんの著しい成長。

そして三輪家の一人娘優月ちゃんも誘拐されていた時の匂いを覚えていて父に伝えます。最終回も三輪さんの背中を押してましたね。

阿久津家の娘、実咲ちゃんは、
心春ちゃんが見せてくれた写真の男を覚えていて
犯人である吉乃に迫ります。
吉乃に誘拐されてしまいますが、心配する母のために自力で脱出を実行し、
転落してしまうのですが、誘拐されていた実咲ちゃんが発見された事で事件は、解決へといっきに加速します。

心春ちゃんが計画した狂言誘拐で、自分は、命をおとしてしまいますが
鳴沢家、三輪家は、心春ちゃんが望んでいた温かい家族へと再生されました。

このドラマの脚本家の黒岩勉氏がどこまで
意識していたのかわかりませんが、

マイファミリー全話とおして
少女だけではなく女性たちも
わきまえてる女性でもなく
しゃしゃりでる女性でもなく
美しく綺麗だけをアピールするでもなく


強くて悲劇に翻弄されながらも今自分に出来る事で現状を打破する勇気ある女性として
タフでクールな存在感のある女性として一人一人が描かれていました。
鳴沢未知留、鳴沢麻由美、立脇香菜子、
一見、弱い妻のようでこっそりGTSを仕込む阿久津絵里、鈴間亜矢、鷲尾千草。

日曜劇場のお化け高視聴率の
半沢直樹は、ほぼ男性ばかりのキャスティングだったことを思えば

男がいて女がいて子供がいる社会で、お互いがお互いを支え合って生きているのだから

これからのドラマで
このマイファミリーのような魅力的な女性達に
これからも出逢えることを期待しています。

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