ドラマ・エルピス#9感想

前回#8話が岸本拓朗のナレーションで岸本くん視点の話の展開だったので、
浅川さんが何を考えているのかわからなかった。
最後に岸本くんが掴んだ大門の犯人隠匿まで追求出来そうだったのに浅川さんの裏切りに、唖然としたとしたままだった。

#9話は、浅川恵那のナレーションで浅川さんの視点からの話が展開していく。
浅川さんがあっさり保身のためにテレビ局側の人間になったわけじゃなかった。
これだけでも少し救われた思いになった。
最後
村井さんの暴走は、ムダに正義感が強いと表現した大門享さんの正義感を無駄にしてはならぬとギリギリ保っていた正義が
押し潰された苛立ちで
大門享さんを守れなかった自分自身への怒りや不甲斐なさだったのではないか。
村井さんが怒っていたのは、自分も含めた、テレビ局の調整という名の思考停止だ。

実際、テレビ各局、安倍晋三元首相を殺害した山上容疑者の動機を統一教会の怨念だったのに、当初、統一教会の名を報道しなかった。
安倍元首相と統一教会の関係を知っていたTV局は、統一教会が宗教団体というだけでタブー扱いだった。


今回の元ネタは、
安倍元首相のお友達山口死、間違えた山口氏のレイプ揉み消し事件を参考にしたんだろう。

カメラを、ぐーーーーーいーーーんと
引きで見た時、TV局の報道が政治家の圧力で真実を伝えられない現実なんてクソでしかない。

せめてこのドラマエルピスの中だけでも真実を真実として報道してほしい。

最終回を楽しみにして待っている。


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