現品を撮影する技術

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遠隔地で仕入れをしていると、現品が届いてからしか市場に連絡ができない為に、どうしても撮影画像でのやり取りが増える。

最近の携帯は非常に優れている為に

傷んだお花もきれいに撮影出来てしまう。

カメラの性能が上がるっていうのは、良し悪しもある

今までは、きれいに撮影する技術というのを磨いていくことばかりだったけど、今は出来るだけリアルな現品を撮影する技術が必要になっている

よく見せる... のが目的ではないから弊害が生まれる

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この画像では

わざわざ傷んでいましたよぉ~って

連絡を入れても

最近はこんな程度ですよぉ~って


そういう返信もかえってくる


改めて、この画像みても全然傷んでいる感じがしない

そりゃ、そういう返信にもなる


傷みの問い合わせは、弊社だけですって展開になると

問い合わせをしても、次の仕入れの際に発注をし難くなるわけで



取り扱いしている商社が限られている為

そもそもの選択肢がない品目もいっぱいあって


そのお花がどの程度で、幾らで妥当な市場価格なのか

判断基準は毎回難しい


多少傷んでいても、必要な場合も多いにしてある

そこが、やっぱりお花は難しい


画像3

今回入荷のゴアナグロウ

こんな感じでも

市場に問い合わせはしなかった

また次回の発注もしている


今はこんな感じだから、発注はせず購入しないのか

今の時期は、このようなお花として理解するのか


何年繰り返していても、毎年違うし

良くて、安い時もあれば、使えないって思っても高い時もある


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市場に問い合わせを入れるときは、当社だけが傷んでいるとクレームを入れることになるのか

全体的な入荷に傷みがありそうなのか


そこを何度も考えてみる


お花の仕入れは、購入者の希望だけで成り立つわけではない


品質と価格のバランスは

誰がどう担当しても

解決することはないって理解している

「永遠のテーマ」

みんな、安くて良質なお花を手にしたい

それは、一緒、大体みんな一緒

販売する業者さんだって

安くて良質なお花を販売しても、プラスを残したいって考えるのは

きっと一緒


多少品質が良くなくても、それでも求める方々がいれば

納品できるように、取り寄せて市場出荷している経緯もあるはずで


この時期は、ほんとに難しい


気になるなら、仕入れしなきゃいい


毎回、そう言い聞かせて 自問自答です。


梅雨時で、この時期の輸入品のお花はそんなに、いい品質ではないことが多い

それはみんな理解もしているわけです。

今年は特に、輸送ルートが安定しなくて、輸入業者さんも苦戦している


ゴアナグロウの画像を撮影しながら

カメラの性能が上がっているからこそ

そのお花の現品画像を、現品に近い品質で撮影する技術

改めて重要に思う


市場への問い合わせだけではなく

販売する時の画像も一緒


きれいに撮影出来ちゃう、性能の向上による

利便性と弊害


今の時代はカメラの性能に加えて、きれいに撮影することが生活の一部として、標準スキルにもなっていて

よく見せすぎないバランスも大事だよぉ~って

お花を撮影する時は、自問自答もするのも忘れないように

毎回

ホントに難しい問題です。


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