怒りが有頂天ぶしょー
1. あらすじ
2023年3月2日アプデにて追加された「頂天武将」の第一弾、「伊達政宗」(以下:頂天政宗)。
彼をめぐっては、また集金武将だの、人権だの、いやいや役立たずだのなんだの、様々な評価がなされています。
それはまるで『群盲象を評す』という寓話そのもので、おそらくそれぞれの触り方や、見ている景色が異なるため、噛み合っていないのではないかと思われます。
というわけで整理してあげるねキャピ。
2. まとめ
早速ですが長々と読む気のない人向けにまとめます。
大史:普通
少納言:めちゃつよ
大輔以降:一般人は育てる価値なし
以下、詳細を見ていきましょう。
3. in 大史
グダグダと言葉を並べるより画像で比較してしまいましょう。比較対象は、それまでの物理アタッカーの最高峰たる鬼酒井さんです。
通常の天賦と、頂天政宗側は突破による追加天賦、鬼酒井には連携もそれぞれ載せています。
分かりやすくなるように、お互いにほぼ相殺できる天賦をグレーで潰してあります。つまり白抜きのものが固有の差になります。
一目瞭然、多少のステータスは盛れていますが、決定的な能力差はありません。
突破スキルと受動スキルがめちゃくちゃ強い評価でない限りは、大差ないか、むしろ鬼酒井のほうが強いのでは、となります。
鬼の連携がそもそも強すぎる…というのはもちろん一理あり、通常武将との比較になったとしても、差分として残るのは通常攻撃ダメージ20%程度です。
それ以外のステータスが戦力差そのものになるかというとやはり微妙です(兵数だけはやたら多いですが)。
大史で頂天突破に必要な頂天武魂は280、専用武器が18武魂相当です。イベントでもらえる分を考えないとしても、だいたい200連くらいしたら貯まるのではないでしょうか。そう考えると姫や限定の天井よりは安い、ですね。
大史ではステータス差が大きくつけられていない
連携の有無で火力も容易に逆転される
結論、普通の武将と大差ないので、通常スキル及び突破スキルの評価が高くないと強くない
4. in 少納言
大史ではそんなにだった頂天政宗さん、少納言になると特殊天賦が解放されて一気に話が変わります。
この画像の真ん中のやつです。これを体験しているかどうかで評価が変わっていると思います。
天賦比較画像にするとこちら。
鬼酒井(=通常武将)側が新たに積める天賦要素はほとんどないのに、頂天政宗側は、会心45%神速3ターン、ダメージ25%、ダメージ軽減20%とやりたい放題。
これは一気に「ステータスの暴力」という要素が顔を出し始めるほどの差です。
後で大輔の項目でも触れますが、これらの要素はほとんどが、通常武将が覚醒時に得る追加要素を先取りしているものになります。
少納言でだけ天賦差が激しいのは頂天武将の特徴として今後も踏襲される可能性は高いです。
とするならば、通常スキルや突破スキルの評価がさほど高くない伊達政宗ですら割と凶悪になっているので、それらの評価が高い武将がきたらどうなっちゃうの?と思うのは無理もないです。
これを機に引退する少納言の方が結構いらっしゃるのですが、まあそうなりますよね…。
少納言では天賦差が激しくステータスの暴力が始まる
結論、伊達政宗以降もこの差が発生するなら、少納言の環境は頂天武将に全て駆逐される可能性が高い
5. in 大輔以降
大輔以降になると、通常武将も覚醒が始まり、それに対して頂天政宗さんは今までの突破スキルに毛が生えた程度の強化になります。
少納言でめちゃくちゃ差がついたと思いきや、大輔以降は一気に天賦差が縮まります。
多くの方があまり気にしていないと思うのですが、攻撃覚醒や防御覚醒時に追加ステアップがあります。
本来は成長値のアップなのですがレベル50換算で書いてあります。
これらを相殺していくと、頂天政宗さんが少納言で差をつけていたステータス盛り盛りはどんどん減っていき、兵数上限くらいしか残らなくなっています。
そして覚醒以降は、覚醒スキル(突破スキル)が優秀かどうかがほぼ全てとなります。
頂天政宗さんの突破スキルの評価が覚醒では全然高くないため、残念ながら💩扱いされているのが現在地です。もちろんフル強化したらそれでも強いと思うのですが、無双するほどではない感じですね。
一方で頂天武将の突破スキルは覚醒スキルではないため、沈黙などの影響は受けず、覚醒スキルの発動をトリガーとして動く敵武将達(卑弥呼・女忍者etc)を動かさないというメリットがあります。
そのため今後の頂天武将で強力な突破スキル持ちが出てきたら、色々と環境への影響が生まれそう(上記、沈黙や覚醒スキルトリガーの価値が下がるなど)はありそうです。
覚醒を機に頂天武将と一般武将の差は一気に縮まる
頂天政宗は突破スキルが他武将の覚醒スキルに比べて弱いと思われているので、覚醒では要らない子扱い
6. 今後
というわけで少納言以外では育成する価値があまりなさそうな頂天政宗さん。
おそらく次に来るのは幸村かなと予想なのですが、次に期待という感じでしょうか。
今回は細かく見てきましたが、大史と少納言での差がなかなかに激しいので、「非覚醒では〜」という括りでの評価は結構危険です。
この頂天武将の評価の差は、大史永住を決断するか、逆に少納言に上がるか、などを検討する一要素になりうると思います。
今後の頂天武将に関して、覚醒帯で強くするには強力な突破スキルが必要になるのですが、そんなものが大史や少納言で開放されたらバランスを取るのが非常に難しいと思っています。
ざっくり言うと、次のような論理です。
頂天武将が強いかどうかは結局、突破スキル次第
しかし少納言ではステータスの暴力だけで押し切るほどの差が生まれる構造になっている
そのため大史や覚醒以降で強くなるように突破スキルを調整すると、少納言では手が付けられないレベルになりそう
なぜ少納言であそこまでの天賦差を発生させてしまう構造にしたのか? とても疑問です。
通常武将と比べて、全ての官職で120点〜130点とかになるくらいの調整がされると思っていました。
これは例えばシンプルに、覚醒スキル要素が2つある(突破スキルと受動スキル)という特徴だけでも実現できる調整です。
しかし実際には天賦でステータスを異常に盛れるようにしながら、頂天突破の条件となる官職の調整がめちゃくちゃなので、大史で100点、少納言で150点、大輔以降80〜120点みたいな、官職によって評価が分かれるという謎すぎる状態になっています。
運営さん、自分で自分の首締めてないですかね?
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