かりかりトーク4 最近の編成編
更新がんばってまーす。
Q1. 姫義久に対して弱体化が必要という発言をしているのを見ました。具体的にはどのようなことを望んでいますか?
これは個別に話すと多くの方が似たような感想を持っているようですね。話し出すと長くなるのですが、まず表現を柔らかくするなら、必ずしも「弱体化」という方向でなくて良いと思います。
とにかく特徴づけの方向性が渋滞しているので、それをピボットする、転換するのが望ましいと思っているのは事実です。
誤解をされないように言いたいのは、実は私は過去、どれほど流行していても強いから弱くしたほうがいいという方向の発言はほとんどしていないはずです。争覇信玄なども弱くするより、今の強いままの状態をどう攻略するか考える方が好きなので。
その私が姫義久はダメだと思っている理由は、強い弱いとはまた違う面にあります。
まず姫義久の特徴を並べます。
1. 覚醒スキルでレアな衰弱
2. 覚醒スキルで安撫
3. 通常スキルで自己回復
4. 通常スキルで挑発
5. 覚醒スキルで荊棘による反撃ダメージ
6. 兵種(薩摩兵で動揺無効化、重装備兵+鬼神武装で反撃ダメージ上乗せ)
うん、渋滞しすぎですね。
結論から先に言うと、私は2の「安撫」を削除ないしは別の効果に変更するのが良いと思っています。
いろんな論点があるのですが、とりわけゲームデザインやバランスの面から以下を問題視しています。
A. 戦闘100ターンを頻発させる
B. 唐染や争覇信玄と相性が良く環境トップメタを強化している
C. Bに関連して衰弱デバフを活かしたデッキが使用されない
もちろん人によってはA~Cの一体何が問題なのか、問題とは思わない、というプレイヤーもかなり居ると思います。
一方で運営サイド、ゲームデザインサイドからの目線としては、いずれも問題が大きく、特にAに関しては過去も問題視している傾向があります。
これまで武将のスキル変更や調整などは幾度となく行われていますが、その中でも、「浅井長政などの回復量を極端に減らした」調整と、「直江兼続の通常スキルを敵味方回復から大きく変更した」調整は、明らかに戦闘100ターンの頻発を問題視し、防止するためのものだったと考えています。
この修正の方向に動くなら、「3. 通常スキルで自己回復」も修正すべきという意見になる可能性もありますが、覚醒帯で特に問題なのは、少数残った時に"毒"や"重傷"に実質ならないという「2. 安撫」特性のほうです。覚醒スキルの天敵である"動揺"に関しても薩摩兵で防いでしまうため、"沈黙"が当たらない限り、デバフメインの場合は、いつまでも粘られてしまいます。
一方で、姫義久そのものを「強すぎる」と評する方、および100ターンの遠因となっている点の一つである強力すぎる反撃ダメージに関しては、特徴として残しても良いのではないかと考えています。
荊棘マシマシデッキのような形のデッキがあっても面白いと思うからです。
衰弱に関しても同様です。レアなデバフなので、これを元にしたデッキの一員に必要な存在となっていいはずです。実際、今回の異空曼荼羅では、運営が用意した覚醒編成の一つとして、姫義久を用いた衰弱デッキが披露されました。
異空曼荼羅10月BOSS 3
裏卜伝 姫信長 姫帰蝶
弓今川 姫義久 今川
しかしこんなデッキは中々使われません。こういった姫義久の特徴を活かしたデッキよりも、環境トップメタ(流行している中で最上位の編成)である争覇信玄に組み込んだ方が安定して強くなるからです。
ゲームデザインの観点では、この状態を問題視すべきだと思っています。
運営側もこんな編成を晒してきたということ、さらに姫信長の武器覚醒を異例の早さで実装し強化してきたということは、使ってほしいのだと思うのですが、現状その必要性が全くないのです。
争覇信玄デッキに姫義久が入る理由は複数ありますが、その中でも「安撫」がなくなった場合、他の安撫可能な武将と入れ替わる形でメンバーから落ちる可能性がそれなりにあると思っています。
まとめると、現時点での私の主張は以下になります。
・姫義久が100ターンを頻発させているので何らかの修正は必要
・運営側が姫義久の特徴を活かした専用デッキに組み込まれるようにしたいのならその方向づけを強めるべき
・→衰弱デッキ向きにしたいのなら他で使われる要因の「安撫」を何とかするべき
Q2. 覚醒帯で物理が強くなってきていますよね。これからも見据えて物理編成を積極的に作るべきでしょうか?
強いから…という理由ならNOですね。
攻城に困るとか、物理編成が1つはあったほうが良いとか、そういう話ならYESだと思います。
まず、物理はそもそもずっとそんなに弱くはなかった、と思っています。
一方で、最近はかなり流行ってきて見かけることが増えてきているのも事実です。
要因の一つとしては鬼神武装の実装が挙げられると思います。
これによって越後兵や長弓手、伊達騎馬隊、斬込隊などが大幅に火力を向上させることになりました。
また武器覚醒によって女謙信や裏伊達が桁違いの火力になることも事実です。
さらに前期の鬼武将たち、特に鬼井伊直政によって初速を強化しつつデバフに耐える編成が作りやすくなり、物理の使いやすさが一気に増したと言えます。
つまり裏を返せば、鬼神武装、鬼武将、武器覚醒に投資できないのであれば、物理は以前と何も変わっていません。
投資できるなら強いです。そこは皆さん個人個人のお財布や時間との相談だと思います。
その上で、一つの反例です。
10月の天下爛漫、大納言…つまり全ユーザーの個人戦でトップに立った🎃黄泉さんは、その決勝戦で、出場させた6部隊中、物理編成は1部隊しか使っていません(たしか。多分。そうだったはず)。
私も相談に乗っていたので覚えているのですが、多くの場合、計略編成のほうが幅も広く、汎用性があり、というかシンプルに強いので、負けられない戦いの場で物理編成はほとんど使われませんでした。
Q3. 今は編成よりも装備などの強化度合いが重要だという意見がありますが、どうですか?
後半の論旨には同意です。
重箱の隅を突くなら「今」に限った話ではないと思いますが、要素が増えるにつれてこの傾向が加速している面はありますね。
一昔前であれば、差別要素といえば副将と専用武器くらいでしたが、名甲冑、名馬、影忍、真髄、鬼神武装、武器覚醒…と多くの要素が増えてきました。
言い換えれば、同じ武将であれば同じような性能であった時代が終わり、追加要素の強化度合いによって、プレイヤーによってはまるで別物のように強い、というのが出る時代になってきました。
Before 「▲▲がヤバすぎる」
After 「○○さんの▲▲がヤバすぎる」
これは個人の好みもあるのですが、マイナー武将も超強化したら強くなる可能性を秘めている環境とポジティブに捉えることもできると思います。
実際にそれを体現されている方も、すでに結構いるかもしれません。
逆に付加要素がモリモリになったので優先順位をつける必要があり、強化方針や、文字通りコスパを意識した強化ができる人とできない人の差も広がっているという考え方もできます。
ゲームの複雑度が増したため、先人や他人の知恵を使える環境かどうかが差を生む、「何事にも先達はあらまほしきことなり。」ということです。
御家やチームの存在感が増すことになっている気がします。特に御家はこれら追加要素を入手しやすくする報酬も多いのですよね。
一方で、編成の重要度が下がったかと言うと、そんなことはないです。
どれだけバキバキに強くした武将達でも編成がチグハグなら勝てません…。
武将の能力を決める追加要素の充実ぶりは、ほぼ課金額と比例すると言ってしまって良いはずです。
特に真髄や鬼神武装などは、なんか変なイベントが月一くらいで来るので、どれだけ課金しているかで大きな差が出てくる部分です。
でも、めちゃくちゃ課金している人が、ちゃんと強いか、たとえば天下爛漫などに出場できているかと言うと、そうとも限らないわけなんですよね。
同じ編成で同じ武将を使うなら、個々の強化具合が差を生みますが、実戦では編成の良し悪しなど他の要素や運の余地もたくさんあるかな〜という感じです。
Q4. 回避編成は多くの方が真似しているのを目にしました。今まで、これは流行らせたという編成は他にどんなものがありますか?
えー。これ自分で言うの小っ恥ずかしくないですかねσ(^_^;)
少納言の時に作った、浅井三姉妹を軸にした女子校編成は、何人か完コピしてくれていましたね。ただ姫武将を使うのでそこまで大流行というわけではなかったです。
そこで使用していたコンセプト、千姫と春日局のダブル採用はその後、他の編成に組み込まれることも多かったように思います。
そもそも連携があるのでオリジナル顔するな、と言われそうですが、「激励がダブる」ことから価値を見出されにくかった事情があります。そこの評価をひっくり返した功績くらいはあるかもしれません。
またこれは兵種ですが、千姫の黒備は流行らせてしまいましたね。大筒の裏北条や鉄砲の秀子魔王などが主流だった時代なので、黒備兵の有用さは瞬く間に広がりました。
それ以前の千姫は傾奇者が大多数でした。
余談ですが、これは当時Lobiなどでネタにしたのですが、私が採用している兵種は、ゲーム内の兵種投票の1位がまずいなかった、という笑い話があります。
覚醒区では、、、こちらも編成というより兵種になりますが、北面騎士に関しては流行らせたと言っても良いんじゃないかなーとは思います。
特に島左近の復権でしょうか。
いやいや島左近なんて昔からいっぱいいるし定番だったでしょ、と思うかもしれないのですが、トップランカーの間では一時はリセット対象や攻城専門扱いにされていた事実は指摘させてください。
魔王と秀子の横になぜか左近を置いていてそれが無双している、ということに驚かく反応は非常に多かったです。
あとは回避編成もそうなんでしょうね。
ちなみに私が使用しているほうは回避と言われつつ、回避トリガーが実は姫兼続しかいないというのが編成コンセプトの一つなので(大谷はオプション的存在です)、個人的には「疑似回避」と呼んでいます。
本当の回避のほうも流行らせたと言っても良いと思います。
これは私本人が使用したわけではなく、黄泉さんに提供した編成、いわば楽曲提供みたいな話なんですが、鬼家康を軸とした回避編成ですね。
数ヶ月前の天下布武、雑賀城?だったかな?にて、籠城している18武将×3人の54武将を無傷で抜いた場面はまだ記憶にある方もいるのではないでしょうか。
これも今は定番の編成の一つになりましたね。
もう一つ楽曲提供で言えば、ターン開始ダメージの計略武将で構築したスピードデッキも今まさにブームを迎えつつあるところだと思います。
さまざまな亜種が作られていて完コピの人は少ないですが、あれを見て平清盛や姫半兵衛、姫宗麟の採用を決めた人も多いのではないでしょうか。
他にもあるかもしれませんが思いついたのはこんなところでしょうか。
一つ一つが長くなりましたね。ではまた今度〜。
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