[断髪小説]かわいいと言われたくて
先輩「久しぶり!○○さん!あのね今度新しい店舗ができるんだけど、もう1度一緒に○○と仕事したいなと思って…一緒に来てくれへんかな?」
私「○○先輩に誘ってもらえて嬉しいです。少しだけ考えてもいいですか?今の部署のこともあるし」
先輩「もちろん!ゆっくり考えて」
私が入社し、○○先輩は何でも教えてくれたりフォローをしてくれた!
誰にでも優しく、どんなに忙しくても
手をとめてうん、うんと話を聞き
受け入れてくれてた…
そんな先輩から声をかけてもらえたことが嬉しくて仕方なかった。
ただ、今の部署でもいろいろ任せてもらえるようになり、居心地がいい…だから、悩む…
先輩「○○さん、おはよう!あ、前髪切ったの?」
私「あ、はい!自分で切っちゃって思ったより短くなっちゃいました」
先輩「え、そっちの方がいいし、似合っててかわいい」
自分でも顔が赤くなっているのがわかる…
先輩「あのさ、今週空いて日ある?久しぶりにご飯でもと思って」
私「あ、はい!また連絡しますね」
お疲れ様です。
今週だと、木曜日か金曜日なら18時半にはあがれます。いかがでしょうか?
お疲れ様です!
じゃあ、木曜日にしようか。
お店探しとくね
ありがとうございます!
久しぶりに先輩とご飯いけるの楽しみです。
ありがとう!
そんなこと言ってもらえて嬉しいわ。
じゃあ木曜日ね
前髪短いの似合っててかわいい!
では!
木曜日…
先輩「お疲れ様」
私「お疲れ様です」
先輩「あれまた前髪切ったの?」
私「あ、わかりますか?なんとなく」
先輩「いいやん!○○ちゃん短いの似合うね!かわいい」
私「ありがとうございます。先輩にかわいいと言われるのが嬉しくて」
先輩「マジで!ありがとう!本当に似合ってるよ」
昔話から今度できる新しい店舗の話をたくさん聞いた!頑張ってる先輩は素敵だし、かわいいってたくさん言われたい…
私「先輩、私行きます。やっぱり先輩と一緒に仕事がしたいです」
先輩「本当に?ありがとう」
それから私は先輩と一緒にいる時間帯がたくさん増えた!
先輩「前髪この辺までにしてみてよ!眉毛見えるか見えないくらいの位置が似合うと思うねんな」
私「そんな短くしたことはないですよ」
その夜すぐにハサミを持ち
鏡の前にいる私がいた…
先輩かわいいって思ってくれたらいいな…
チョキ… チョキ…チョキ…チョキ…
翌朝…
先輩「あ、切ってくれたの?かわいい!やばい。
めちゃくちゃかわいいし似合いすぎやん」
先輩の好みの人になりたい…
私はそう思った…
それから営業の合間に
先輩が服を買いに行くのをついて行ったときに…
先輩「○○さん、こんな服装とか似合いそうやん!」
私「え、これですか?」
先輩「ちょっと一回着てみてよ」
私「わかりました」
私「どうですか…?」
先輩「めちゃいい!
これ俺からプレゼントするわ」
私「いやいいですよ。自分で買います」
先輩「いいから!いいから!俺からプレゼントさせて。ちょっと待ってて…」
先輩「お待たせ。これとこれと着てみよか!」
私「…はい」
それから私は、試着した服を全て先輩に買ってもらった!
彼氏に選んでもらうのに憧れていた
私はただただ嬉しかった
帰りの車内で!そのことを伝えると…
先輩「本当?俺もそれに憧れていたから嬉しい!
前髪も俺好みにしてくれたし…あと1つだけある…」
私「何ですか?私でよかったら叶えます」
先輩「うん…でもたぶん
それはなかなか難しいと思う…から…」
私「気になります…ここまで来たら話してくださいよ」
先輩「うん!髪の毛短くしてほしい」
私「ショートとかですか?」
先輩「うまく言葉じゃ説明できないから
今日、夜LINEしてもいい?」
私「あ、はい!大丈夫です。」
家の前まで送ってもらい、お風呂に入り携帯を見ても先輩からの連絡はなかった!こっちから送ろうかと悩んでいると、LINEが届いた
○○ちゃん、お疲れ様!
今日はありがとう😊
こちらこそ
服買っていただきありがとうございます😊
気になってると思うから
勇気をだして話します。
あと1つの願いは、
○○ちゃんにこんな写真のような
刈り上げにしてほしいんだ
刈り上げですか?
こんなボブで短くしたことないし
刈り上げもしたことないです
なかなか勇気いるし
ハードル高いと思うから
あの、これは聞いてもらえただけでも嬉しいから
ありがとう
話してくれてありがとうございます😊
今はまだ勇気でないですが
前髪切ったり
先輩の好きな服装したいと思ったので、
勇気でたら
先輩喜んでくれるならやってみます!
本当に?
ありがとう!でも、無理はしないでね
ありがとうございます
また、詳しく聞かせてくださいね
翌日…
先輩「おはよう!昨日はありがとう。あ、早速服着てくれてるやんか」
私「おはようございます。似合ってますかね?」
先輩「うん!俺の予想どおりで可愛い」
私「ありがとうございます」
先輩「昨日、変なこと言ってごめんね。俺変わってるから…」
私「全然そんなことないですよ。私先輩の好きな感じになりたいと思ったので…あの画像みたいに刈り上げボブにしますね」
先輩「いいの?本当に?」
私「はい!もう今日仕事終わり予約しました!笑」
先輩「おー✨️ありがとう。めちゃくちゃ楽しみ」
私「お願いがあるんですけど…」
先輩「ん?どうしたの?」
私「今日一緒に来ていただけませんか?髪型美容師さんに先輩から伝えてほしいのと、いちばんにみていただきたくて」
先輩「行く!行く!美容院ついてはいくとかもやってみたかったから。ぜひ」
私「ありがとうございます!じゃあよろしくお願いいたします」
先輩「はやく時間にならんかなー!笑」
私「まだまだですよ!笑」
それから先輩は携帯や会社の時計を何度も見る姿が見られ、
その表情はとても嬉しそうだった!
私も嬉しくなり、早く刈り上げたいと思えるほどだった!
定時になり、2人で一緒に会社をでた!
先輩「いやーいよいよだ!○○さんの刈り上げボブ」
私「ずっと仕事中ニヤニヤしたり、時計見てましたよ」
先輩「こんなに時間経つの遅いと感じたのは初めてやわ!緊張する?」
私「楽しみな気持ちですけど、緊張もしてます。短いのも初めてだし、刈り上げも初めてで!バリカン怖いなって!笑」
先輩「そんなの聞いたら俺余計にドキドキしてきたわ!」
私「あーここです!」
先輩「お!オシャレな美容室や!」
美容師「こんにちは!いらっしゃいませ」
私「こんにちは!今日先輩と一緒なんですけど…」
先輩「こんにちは!よろしくお願いします」
美容師「こんにちは!○○です。どうぞおかけになってください。先にシャンプーからいきましょうか」
シャンプーをすませ、いよいよカットがはじまる…
美容師「今日はどういたしましょう…?」
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