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黄金のレガシーで好きなBGMベスト5

※黄金のレガシーのネタバレ注意!
 今回のパッチ、メインシナリオやキャラのせいでトライヨラという土地やそこの住人に愛着みたいなものがちっとも湧き上がってこないが、逆に言えばそれ以外は嫌いじゃ無い。特にBGMは大好き。じゃあ適当に好きな曲を挙げていく。なお、筆者は音楽のコード進行の知識すらないので表現力には期待しないでほしい()。


5位:山峡の涼風(オルコ・パチャ昼)

 あー、これ好き!
 一言でいうなら「開放的で雄大さに裏打ちされた余裕」!
澄んだ空に抜けていく……これ……なんだ?笛!()そしてそれを支える優しげなアコースティックギター?の音色!
 
オルコパチャの肌寒い分、空は曇りが無くてカラッとしてるんだろうなあ……という気候が感じ取れるような曲。
 これを聞きながらマウントで地上を走ってると「ああ~、今わし旅をしてるぅ~www」ってなってしまう。
終わり方もテレレン♪テレレン♪テレレ~ン♪って感じで耳に優しく終わる。
 ペルペル族も行商を生業とする人がいるので「旅、行商」というシチュエーションに沿った曲なんだろうな、と思う。マーブルと一緒に行動してる時に一番マッチしてる気がしたから。本編でも行商の真似事をしたしな!

4位:樹海に沈む夢(天深きセノーテ)

(まだ配信してないからリンク無し)
 一言でいうなら「マムークの者らが重ねてきた罪のように重々しい
生者が暮らす世界(ヤクテル樹海やトライヨラ連王国)と死者が暮らす世界(リビングメモリー)をつなぐ当ID。死と生の境目を表現するかのようにヤクテル樹海とは全く違うアレンジで別世界感を表現し、それがそのままリビングメモリー(鏡像世界)につながってる感を感じ取れる曲。
 関係ないけどこのID名のネーミングセンス良すぎ!深い穴の底に溜まった地下水や雨水(セノーテ)が空=天を映し出しているから(おそらく)「天深き」って名づけられたんだろうなあ……。
 「デーーーーーーン」って重々しく憂鬱な音から始まり同時に表示される夥しい数の骨壺(胎児の亡骸)!最高……!いい意味でおぞましい演出!!(いい意味とは)
 
曲の始めは静かに眠っている水子たちを起こさないようにしているかのような穏やかな音と子守唄を歌っているかのようなコーラス。部分から後半に行くにつれて盛り上がり、コーラスも鳴りを潜めていく。代わりに神々しい曲調が前面に出てくる様は、双血の教えの信奉者たちが子守唄=子供たちへの鎮魂から目をそらし、自分たちの行いを正当化してるみたいでいい意味で悪い鳥肌が立つ(どっちだよ)。
「死んでいく子供は可哀想だが我らの将来のためには仕方ないんだ」……曲全体でそんなジレンマや欺瞞が表現されている、と解釈するのは流石に妄想が過ぎるだろうか。
 そして当然の事だがゲームのBGMはループする。曲の最初と同じ「デーーーーーーン」という憂鬱な音と共に。マムークの者達が双頭の子供を作り、死なせ、また新たな子供を作ろうとするというあまりに分の悪い堂々巡りをイメージしているみたいだ……。


3位:The Skyruin(ヴァリガルマンダ討滅戦)

 一言で表現するなら「威圧感たっぷりの最強の怪物、それに対し静かで激しい闘志を燃やして立ち向かう勇者(本来の意味で)
 先述のオルコ・パチャのアレンジ版なわけだけど、これ好き!(2回目)
 さっきの曲と同じように空に高く抜けていくような各パートの音。ベースのドラムの音やメロディの金管楽器やピアノ?によって、流れる雲の間を抜けて空高く飛ぶヴァリガルマンダを感じる(幻覚)。あれだけでかくて力強い生物なら飛ぶだけで強風を起こし、図体は威圧感を感じさせるわけで……それにも負けず、まっすぐに立ってかの怪物を倒そうと立ち向かおうとするような闘志を感じる。
 途中でピアノ主体の静かな曲調になるのがまたいい。途中でへばって負けそうになる人間側。でもその後の盛り上がりで「負けるものかああああ!!」と立ち上がってまた戦うのを表現してるかのような……人間舐めんなよ的な意地とストーリー性を感じ取れてすごく好きだ……。そしてそのちっぽけな人間があの怪物を打ち倒す様に何よりのカタルシスを覚えるんだよなあ……。

2位:路を拓く者(IDの3ボス)

 好き好き好き好き好き!!!!!!「理屈抜きに気持ちよくなれる勇壮さ
 未だに1位の曲とどっちが良いか悩むレベルってかこれ同率1位でいいわ。初っ端の先行配信でいきなりこれら2曲が入ってたのを見た時は祖堅氏に「ありがとう!!!!!!」と心の中で絶叫した。ところで曲名も「路(みち)」推しなんすね……。
 Dawntrail(Opensky)のメロディのアレンジなんだけどめっちゃ勇壮なアレンジになっていて、ベースの「ドンッ!ドンッ!ドンドンドン!」というリズムの低温強めなドラムが聞いてて本能的などちゃくそ気持ちさをもたらす!!!!
 メロディ担当の楽器はちょっと高めの音だから……チェロ?詳しくないけど弓が弦を引っ搔くかのような音(弦楽器だし当然か)が耳に心地良くて気持ちよすぎる!!!!!
 おまけに後半のサビの終わりごろに混じってくるコーラス!「ファーフォーフィーファーフェー!!!エーーーーアーーーーアーーーー!!!(以降聞き取れないので中略)」が耳に飛び込んできて……これも気持ちいい!!!こいつ気持ちいいしか言ってないな。
 理屈抜きで気持ちよくなれるコレを聴く事がIDをやるモチベのほとんどだと言ってもいい。もうポルノだわこれ(失礼)。

1位:終わりなき軌跡(レベル100ID)

『終わり』へ向かって盛り上がり加速していく曲
 ラスボス討滅戦前のIDの曲では間違いなくこれが史上最高と感じたので、曲自体のドラマチックさも鑑みて1位に据えた。
 ジョブアクション紹介動画ではボリューム落とされてて(ジョブ専用スキルの効果音を聞かせる事重視で)正しく「背景」に徹してたんだなあ。
 曲の細部が聞こえるようになったことでクライマックス感が強く伝わる。当時初めてIDやってる時も自然とラスボス戦に向かってテンションが上がっていったのを覚えてる。ドラム?にエコー?リバーブ?がかかってんのかなあ。広い空間で鳴ってる感があって間違いなくオーケストラ映えする曲だこれ。
 
スフェーンの記憶をイメージした空間の曲と言う事で彼女の優しさを表現したかのようなリビングメモリーの優しいメロディを勇壮にアレンジ……!!!身も蓋もない言い方をすればアイスの天ぷら、或いはメドローア。
 
Bメロ?までで力強いドラムと共に切ないメロディで緩やかに盛り上げていき、サビ的な部分で弦楽器が前に出て優しくも勇ましい旋律となる!ループの終わり際は穏やかに終わって……なんか、本来は穏やかで争いとは無縁な人物が抜き差しならない状況に追い込まれて無理して気丈に振舞わなきゃならなくなったような雰囲気……。
 
曲と関係ないけどスフェーンの記憶の中で「女王様のお顔が見られなかった……!」って派手に落胆してる民や「私の事は良いから逃げて!」って言われながら散っていくモブ騎士たち、地味に好きなんだよな。「みんなが笑っているから、私も笑顔でいられるんだよ」っていうセリフ込みで。当時の彼女が国民を愛し、愛されていたことが分かるし。

番外編(書き忘れ):Give It All(アルカディアLH級4層)

 ……あ!Give It All忘れてた!あれもいいんだよ、曲もかっこいいし歌詞も
 特に

Tonight, lightning'll strike, thunder will fall
今夜、雷光を放ち、雷鳴を轟かせて

https://jp.finalfantasyxiv.com/blog/003633.html

とか雷と言う現象になぞらえてて洒落てるし

You can try, can try, come try,
But I will survive
 構わない、やりなさい、やってみやがれ
 それでも、私は生き残ってみせる

https://jp.finalfantasyxiv.com/blog/003633.html

とか「自信」と言うより「反骨心」なんだろうなあ。かっこいい。
後はメインの歌詞に挟まる心の叫びか。

(somebody help, my misery's taking me)
(誰か助けて、苦しみに飲み込まれる)

https://jp.finalfantasyxiv.com/blog/003633.html

劇中でも弱みを殆ど出さなかった彼女の心の声は、こういうそっと差し込まれるだけの弱音として表現するのがちょうどいい塩梅だと思う。解釈一致

まとめ

 早くサントラ欲しい!と思うと同時に先行配信曲が粒ぞろいで正式版が配信開始するまでのつなぎとしては十分すぎる。
 これでストーリーさえ……キャラさえ……少しブルーな気分になって終了。

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