大学時代によく行ったかつ丼屋の話


こんにちは。枯木です。

これは、2020年 かつ丼とカレンダー 15日目の記事です。
登録したことをすっかり忘れていま慌てて書いています。

https://adventar.org/calendars/5013

登録した時のタイトルは「東急に出店している店の話」でしたが
何を書こうとしたのかまるで思い出せないので学生時代によく行ったかつ丼屋の話をします。

画像の類はない。当時は飯を写真にとる習慣がなかったので。

大学はまあもうバレてるしこの記事見に行く人もマストドンの人ぐらいしかいないからええやろ。

新潟大学正門徒歩30秒(なお学部棟からは10分くらい)

にあるその店を最初見たときはただの民家だとおもっていた。
焼けた木のぼろい壁。大学前の比較的広い道路から脇道に入ってようやくわかる入り口。
引き戸の入り口は植木が左右に植えられているため勝手口にも見える。

友人に昼飯に誘われ入った時、初めてそこが現役で営業している飲食店だと気づいた。
よく見れば看板もある。

とんかつかねこ
店の名前より「吉野川」の文字の方が目立っていた。

店の中はさほど広くなく外観を裏切らずなかも少々年季が入っていたが、いつも昼時と夕方は込み合っていた。
性別問わず学生が多かったが、サラリーマンらしき客も多かった。

店の名物は「タレカツ」。
新潟のB級グルメだ。
醤油に出汁やみりんを混ぜたタレにかつを漬してこれを白飯の上にのせたどんぶりだ。
これがなかなかにうまい。

かねこのタレカツも自ら「名物かつ丼」と名乗るだけあって美味い。
タレの染みたカツは固すぎず柔らかすぎずで食いでがあり、タレが染みた白飯は新潟なので当たり前のように美味い。
見た目は大盛の白飯に数個のカツが乗っているだけに見えるかもしれないが、

米を掘っている途中で気づく。

カツが二段。
丼の底からまたカツが現れる。

ちょっとよくわからない。
だが大学生なのでボリュームあればあるほどうれしい人種。
まだ肉があるぜ!テンションが上がる。
690円で結構な満足感が得られた。
なおカツ三段の大盛もあった。

いわゆる学生向きの「美味い・安い・多い」店なのだが、
カツ自体にもこだわりがあったらしく普通のとんかつ定食やかつ丼も美味かった。
メニューも豊富。エビフライ定食なんかもあり飽きさせない。

ここに四年間通っていた友人はこの店のせいで20キロ太ったと言っていた。



ここまで書いていて、懐かしくなった僕は店をググる。
大学を逃げるようにやめた僕は大学に近寄りたくはないが、
近くの店にもう機会があれば一度行くのもいいだろうと思ったのだ。

閉店してた。
ちょっと泣いた。









追記、詳しくは知らないがどうやら場所を変えて弁当屋として再開しているらしく安心した。

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