ラストオリジンの話
本記事はビア鯖アドベントカレンダー2021、12/9の記事になります。
酔った勢いで登録したけど書くことが思いつかなかったので最近ちょこちょこやっているソシャゲ、ラストオリジンの話をしようと思う。
今確認したらアドベントカレンダーのそれとないルールの
・えっちなのはいけないとおもいます＞＜
に抵触しないかすげー心配になってきたけどこれ書いてるのが前日の夜なんでダメそうだったらてすとくんさん教えてください(事後確認)。
※注意：扱うゲームのせいで下ネタや18歳未満非推奨な画像が出てくる可能性があります。可能な限り気を付けます。
ラストオリジン
巷ではやれ「おっぱいがでかいキャラばっかということは知っている」だとか、やれ「女キャラのスケベな衣装（スキン）がほぼ唯一の課金要素」だとか、やれ「プレイヤーの10割の始めたきっかけがおっぱいとしり」だとか「日本運営の見通しが甘いのでメンテが予定通りに終わったためしがない」だとか、挙句の果てには「ラストお〇ん〇ん」だとか散々な言われ様だが大体事実なので否定しようがないゲームだ。
実際のところ、僕は一般にソシャゲと呼ばれるものは「艦これ」と「FGO」しかやったことがない。その両方もサービス開始が10年近く前なので「最近のソシャゲってどんなもんじゃろ？」と思って始めたのが切っ掛けである。プレイしてみたらゲーム性もストーリーもそこそこ面白かったので「チチシリフトモモがでかい女の子で釣ってるだけのゲーム」と思われるのもかわいそうなのでちょっと解説したい。
・ゲームシステム
いわゆる艦これフォロワーである(艦これフォロワーが何なのかははっきりは知らない)。ガチャはなく、ユニットは資源を消費して行う建造ガチャとステージでドロップする。
戦闘システムは3×3のマスに最大5体のユニットを配置。ステージに出撃し手動/自動で戦闘を行う。
それぞれのユニットは2つのアクティブスキルと0～3のパッシブスキルを持っておりそれぞれのバフ、デバフや支援攻撃、保護(スパロボで言うとこの援護攻撃援護防御)の効果範囲がいい感じに組み合うように編成を考える必要がある。この編成がTCGのデッキ構築に似て楽しい。
自動戦闘は主に資源獲得のための周回に使われるのだが、時間や資源効率の良い編成や育成を考えている人もいてそういった効率性を考えるのが好きな人は割とはまるかもしれない。
・世界観/ストーリー
「美女美少女のハーレムを作ってイチャイチャしながら世界とか救いたいぜ」というコンセプトでこのゲームは作られている。
「オタク向けソシャゲってそんなもんでしょ？」と言われたら言い返せないぐらい僕はソシャゲに詳しくないけど、ラストオリジンはそれに対してそれなりの理由をつけようとした結果悪趣味なＳＦ世界が開闢しており、おそらくシナリオ書いている人もわかって書いてるんだろうなというのが察せられる。自覚している悪趣味は無自覚なグロよりはだいぶは好きだ。
ストーリーの始まりは『人類は鉄虫という謎の生命体に滅ぼされた。主人公は人類最後の一人であり自分を「主人」として慕うバイオロイド達を率い人類の再興を果たすのだ』とちょっと傾向をかえればシリアスなＳＦになるのだが、公式の世界観説明の画像は書いていることが深刻な割に隣に酒持った半裸の女がいたりR18版の広告画像は驚異の肌色率だったりするのでどういうテンションで受け止めればいいかわからねえよ。(画像はさすがにのせない)
ちょこっとＱ＆Ａ方式で書いてみよう
Ｑ１、なんで主人公は出てくる女の子みんなから好意を抱かれるんですか？
Ａ１、まず主人公は「人類最後の一人」です。
らすとおち〇ち〇です。
出てくる女の子はみんな人工的に作られたバイオロイドです。人間に奉仕することがＡＩに組み込まれています。
Ｑ２、なんでみんな露出度が高い恰好したり妙に性的な恰好で戦ってるんですか？
Ａ２、彼女らはもともとそういった『商品』です。
軍用バイオロイドは多分人類滅亡前の開発者の趣味、多分割とまじめに。
Ｑ３、なんで男性型のバイオロイドはいないんですか？あとなんでムチムチ体型のお姉さんが多いんですか？
Ａ３、バイオロイドは最初に作られた一体をもとに設計されているんですが、その人がムチムチ体型のお姉さんだったからです。
ネタバレになるけど元々人体実験で最初のバイオロイドは作られたんで男性型はＡＩ設計と脳の構造が合わなくてバグる。
Ｑ４、ハーレム物で実際に複数人と肉体関係にあるのは倫理的にどうなんですかねね？
Ａ４、セックスしねえと人類増えないからしゃーないじゃん？
というか作中描写みるとメンヘラが爆発しないようにコミュ取ってるようなもんだよアレ。
そんな感じでちょっと素人が思うような疑問にはだいたい回答が用意されている。そこは理由もなく主人公がモテるラブコメよりかだいぶ誠実じゃないかな？とも思う。
実際のシナリオは比較的明るく進む。
主人公にいろんなヒロインが誘いをかけて鈍感な主人公が無視してがっくりするギャグが発生したり、女の子たちが戦闘でいいとこ見せようと出番を争うようなコメディが見れる。しかし、本編ではたまにシリアスになる程度だがちょこちょこ世界観の闇が漏れてくる。
このゲームのユニットにはB、A、S、SSとランク(レア度)が設定されていてもちろん性能やドロップ率に差がある。というかゲーム的には残酷なぐらいランクで性能差がある。しかも設定上でも左に行くほど量産型であり右にくほど高性能かつワンオフ機ということになる。
バイオロイドは主人に奉仕するのが存在理由なので人類が滅んで100年以上たった結果自己崩壊を起こして自殺したバイオロイドがそれなりの数がいる。
そもそも謎の外敵が攻めてくる前に国家解体戦争みたいなことやってるんでそりゃ滅ぶ。
農業や鉱業用に設計されたバイオロイドが鉄虫との戦いで投入されたんで人類崩壊直前はマジで末期戦であったことがうかがえる。
最初に仲間になるシナリオ上のメインヒロインは主人公に「バイオロイドは生殖できるので子供を作れ(意訳)」とけしかけてくる。こいつ主人公を慕ってるけど人間が好きなだけでは・・・？。
もう一人最初に仲間になる女の子は「人間だからって無条件で信用できるわけない」とツンデレヒロインみたいなムーブをする。主人公の実際の行動を見て「こいつは信用できる」と思うよくあるストーリーなんだが、そもそも最初に主人公に警戒していた理由が「バイオロイドが歴史上どういった扱いをされていたか知っている」からなんで、人類は滅んで正解だったんじゃないんですかね？(顔も体もよくて自分を無条件で慕ってくれる人権のない存在がどう扱われる？)
バイオロイドの過去回想、崩壊以前の人類社会で「試験用バイオロイドに入れ込むな(処分するとき辛くなるから)(意訳)」みたいなセリフも出てくるんでお察し。
以下みたいな設定だけで語られる奴とかある
崩壊以前の世界で一世風靡した『伝説』というバイオロイドの開発団体が語られるんだが演劇用バイオロイドに「演劇のシナリオのキャラのそのまんまの記憶を入れて殺し合わせる(もちろんバイオロイドは記憶が作られたものとは自覚していない)(自分が映画撮影用のバイオロイドでそういった性格に設定されていることを自覚しているキャラも出てくる)」とかなんで。なんかこうシナリオ作ったやつ心配になるよ。
前述のバイオロイドはセクサロイドとしてもサービスに出されているというのが公式設定なんでまあそういうこっちゃ。
直近のイベントシナリオでは「幸せな夢を見る仮想空間にとらわれてた主人公達が脱出を図る」というシナリオが展開される。
それ自体は短編として普通に面白い程度なんだが、感動したのは部下たちと穏やかな日常を過ごすカーン(軍人キャラ)が「これは夢だ」と気づくシーン。『歴戦の軍人キャラが部下たちと過ごす日常を夢見て、彼女らはすでに死んでいるからこれは夢だと気づく』というよくある展開なんだが、この時死んでいるバイオロイドが量産型なのでプレイヤーはカーンのセリフまでそのキャラが今一緒に戦っているキャラだと誤認する仕掛けが施されている。ここは地獄か？
そういった「そもそも人間はエゴイスティックな生き物なんですよ？特にお前」というのがちょこちょこ漏れていて女の子とイチャイチャしてたら冷水ぶっかけられるような。僕にとっては割と好きなシナリオぐあいになっている。
最初にも書いたがストーリー自体はなんだかんだ明るく進む。主人公以外の男はみんな死に絶えたからＮTR同人誌も出ない優しい世界だよ
最後に
ざっと「スケベなイラスト以外も力入れてるんですよ」という話をしたけど、ロビー画面でスケベイラストを並べたりできるんで一番力を入れてるのはスケベなイラストだと思います。
(この画像でもズームアップにしているあたり気を使っていることをご察しください)
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