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『北海道をかし菓伝』 十三頁/“神様の食べ物”という言葉が思い浮かぶチョコレート

モダンなパッケージを開くと現れる、端正な姿の板チョコレート。カカオの濃厚な味わいに、ひとかけらで満たされた気持ちになります。チョコレートはそれなりに食べてきたつもりで、魅力も分かったような気になっていたけれど、本当に「そんな気になっていただけだったなあ」と気づかせてもくれました。カカオの学名になっているテオブロマ(神様の食べ物)という言葉が思い浮かぶような、尊さを感じずにはいられないチョコレートです。

※『北海道をかし菓伝』は、私が独自に設定した選定基準(食用加工油脂や人工甘味料を使っていないなど)を満たしている、後世に残したい北海道のお菓子について綴った読み物です。詳細は「はじめに」をご覧ください。

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