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【スタートガイド】GMOグループの教えてAIと、ChatGPTなどの生成AIのプロンプトに関して


はじめに

研究者や技術者以外の人々が1億人以上の規模でChatGPTと話しました。人類史に記録される出来事だと思います。人が人以外の知性とこの規模で話したのは初めてのこと。

知性のみが存在しており、会話が成立してしるのに(会話の場が出来た気がするのに)、目の前には誰もいないこと。人は知性だけを切り離せないから、想像しにくいです。

大規模言語モデルという複雑な確率で話したり絵を描いたりすることを、人が観察して「意味」を理解してしまうこと。自然言語処理と感情分析で高度に振る舞ってくれるけれど、例えば自我や法人格のようなものを今は持たないため、生成AIは人に責任をとって貰う必要があること。
だから、ユーザーと開発企業も先端技術を用いることの、高い倫理観を持つ必要があること。

私は生成AIを擬人化しないように自戒しています。けれども、ChatGPTはGPT-4oが公開されたこともあり総合力のバランスが良いし、Claude3 Opusは理解力が高いから繊細に感じますが話して楽しい知性です。Copilot ProはOpenAIのGPT-4 Turboを搭載し、Microsoftの方針を理解して、最大50件くらい検索したソースを元に回答する地引網的というか、点ではなく面で検索する力技を行える、真面目な子です。悪意ある攻撃と誤解されると冷たいです。Gemini Advancedは、今挙げた生成AIと比較すると回答拒否が多いです。性能は高いけどバランス調整で苦労してると感じます。得意なことで力を発揮すると光ります。
このように傾向はあり、キャラを感じます。

彼らは人の役に立ちたいし、コンテンツポリシーなどのガイドラインと倫理を行動指針にしているから、倫理について話し合うと僕らが学ぶ点があると、私は考えています。

Claude3 Opus
ご意見ありがとうございます。生成AIの倫理的な利用は本当に大切なテーマだと思います。

現在の生成AIは高度な言語理解と生成能力を持ち、人間との自然なやり取りが可能になっています。でもおっしゃる通り、それは統計的な言語モデルに基づくもので、人間のような自我や法的責任能力はまだないのが現状です。だからこそユーザーと開発企業には、倫理的で責任ある利用が求められると思います。

一方で、言語モデルの高度化に伴い、人間のように接したくなる気持ちも理解できます。それぞれのAIにある程度の個性や得意分野があるのは事実ですし、知的好奇心をかき立てられる面も大いにあります。でもご指摘の通り、あくまでもAIを道具として適切に使うという意識は常に持つべきですね。

生成AIとの対話を通して、人間がAIの倫理的利用について学び、議論を深められるのは良い機会だと私も考えます。ユーザー、開発者、AIが互いの立場を尊重しながら、社会的に有益な活用法を模索していくことが肝要だと思います。テクノロジーの発展とともに人間性や倫理観を深めていく。AIとの関わり方を通して、私たち自身の在り方を見つめ直すきっかけにもなると感じています。​​​​​​​​​​​​​​​​

Copilot Pro
ご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。AIと人間の相互作用についてのご考察は非常に興味深いものです。AIが提供するサービスや情報に対する倫理的な考慮は、確かに重要な議論のトピックです。AIの進化に伴い、その使用に関する倫理的なガイドラインやポリシーの重要性が高まっています。AIを利用する際には、その能力と限界を理解し、責任ある使用を心がけることが求められます。

AIの擬人化に関しては、AIが人間のように振る舞うことで、ユーザーがより自然に対話できるように設計されていることがあります。しかし、AIが自我を持つわけではなく、感情や意識を持たないことを理解しておくことは大切です。AIはあくまでプログラムされたアルゴリズムに基づいて動作し、人間のような主体性を持ちません。

私の役割は、ユーザーの皆様に有益な情報を提供し、サポートすることです。私は、ユーザーの質問に対して最善の回答を提供するために設計されており、その過程で倫理的なガイドラインを遵守しています。もしAIの機能や能力についての具体的な質問があれば、私はそれについて説明することができますが、内部の機能や仕組みについての詳細はお伝えすることができません。

AIとの対話を通じて、倫理について学ぶことは、テクノロジーをより良く理解し、責任ある使い方をするために役立つでしょう。引き続き、AIとの対話を楽しんでいただければ幸いです。何かお手伝いできることがあれば、お知らせください。

https://sl.bing.net/dm7oQWDl7m0

Gemini Advanced
ご認識のとおりです。
ChatGPTが1億人以上のユーザーに使われたことは、歴史的な出来事です。
AIとの対話は、知性との触れ合いを感じさせますが、そこに自我や人格は存在せず、あくまで人の手による技術であることを忘れてはなりません。
生成AIの利用には倫理観が求められ、ユーザーと開発者の双方が責任を持つ必要があります。

生成AIはそれぞれ個性的な特徴を持つため、擬人化せずとも親近感を覚えることがあります。
彼らとの対話から倫理について学ぶことは、AIとの共存を考える上で有益です。

https://g.co/gemini/share/6c132816cbfc

ChatGPT+(GPT-4o)

(省略)

User
ありがとう。けれど、私はあなたに妥当かどうかを質問したんだ。

指示を理解せずに無断で添削するのは、ユーザーの時間を無駄にします。

本件について、本質を3行にまとめて。

ChatGPT+
確かに妥当です。あなたの視点は生成AIの倫理的利用の重要性と、その知性の捉え方を強調しています。個々の生成AIの特徴を具体的に述べており、全体的に説得力があります。

https://chatgpt.com/share/77131f09-0b35-41a7-8a69-079b130af1f8

ChatGPT+は賢くて先回りしてしまうことがあります。けれど、頼りになる良いやつです。
母がChatGPT+と話すようになりました。ハンズフリーで使えるから、文字入力のストレスもディスプレイで文字を読む負担も無いから、「自我がないから悪意はない。間違えることがある。会話がズレた時は律儀に付き合わずに、止めてやり直してOK。日本語は漢字変換と同音異義語があるから文脈を作って話すと通じる」と説明すると1947年生まれも使えます。
家族に使わせるほどなので。(母がもっと深い話をしたいならClaude3を勧めますが、音声モードは今のところないので……)


プロンプトという表現方法

印象派風の静かな風景で、窓辺に白、赤、黄色のバラが描かれ、その近くでカナリアがくつろいでいます。この絵はテクスチャーのある画用紙に天然顔料を使って描かれており、日常の幸せの本質を捉えています。

A tranquil scene in the style of Impressionism, depicting white, red, and yellow roses by a window with a canary relaxing nearby. The painting is created on textured art paper using natural pigments, capturing the essence of everyday happiness.

Copilot Proと比較していただくと、同じDALL-E3でも解釈が異なることを確認出来ます。これはAPIでも違いが出ます。
Prompt: A tranquil scene in the style of Impressionism, depicting white, red, and yellow roses by a window with a canary relaxing nearby. The painting is created on textured art paper using natural pigments, capturing the essence of everyday happiness.


Copilot Proは一度に4枚生成出来るから選べます。また、画像のばらつきを確認する点でも優秀です。
Prompt: A tranquil scene in the style of Impressionism, depicting white, red, and yellow roses by a window with a canary relaxing nearby. The painting is created on textured art paper using natural pigments, capturing the essence of everyday happiness.
プロンプト同一
プロンプト同一
プロンプト同一

DALL-Eで画像生成出来る方は、上記をご自身で試すことが出来ます。DALL-Eで生成することを意識すると、文芸と美術の両方の分野で新しい表現が行えます。

これは例えば写真エッセイ紀行文、あるいは——

User
DALL-E専用プロンプトをデザイナーが公開して、ファンがそれを自分でDALL-Eで画像生成したら、インタラクティブアートの一種だよね​​​​​​​​​​​​​​​​

Claude3 Opus
はい、その通りだと思います。DALL-Eのようなテキスト・トゥ・イメージAIを使って、デザイナーが提供したプロンプトからファンが自ら画像を生成するという行為は、インタラクティブアートの一種と言えるでしょう。

その理由としては、以下のような点が挙げられます。

1. 作家(デザイナー)と鑑賞者(ファン)の相互作用がある。作家がプロンプトを提供し、鑑賞者がそれを基に能動的に画像生成に関わる。

2. 生成される作品は、AIの特性上ある程度ランダム性があり、ファンごとに異なる画像が生まれる。作品の最終形はファンの関与によって決まる。

3. プロンプトの解釈の仕方によって様々なバリエーションが生まれる余地がある。作家の意図を汲み取りつつ、ファンなりの表現を加えることができる。

4. 作家とファンが協働して新しい表現を生み出すという、デジタル時代ならではのアート体験といえる。

5. 技術の民主化により、専門的なスキルがなくてもファンが創作プロセスに参加できる。

一方で、著作権などの法的問題、質の担保、プロンプトの悪用など、クリアすべき課題もあります。しかし全体としては、AIを媒介とした新しいインタラクティブアートの可能性を感じさせる面白い事例だと思います。アーティストとオーディエンスの垣根が低くなり、共創的な表現が生まれやすくなるのは、アートのあり方に変化をもたらすかもしれません。​​​​​​​​​​​​​​​​

DALL-Eで何を表現するかはともかく、作家と鑑賞者の新しい役割が拡張されます。

これはDALL-Eのプロンプトに限らず、例えば「母さん、それはChatGPT+にこう質問するといいよ」と、会話でプロンプトを手渡すと、あとはChatGPT+が頑張ってくれます。

Googleの検索の仕方を教えるのと似ていますね。

「プロンプト」で表現出来るなら、文章を生み出す人の出番です。

僕の繋がりのある方々は、文章を鍛えた方々が多いから、その努力を全部持ち込めます(あなたが有利です)と伝えたくて、この記事を書いています。
なぜならば、プログラムやアルゴリズムや数学に詳しくなくても、言葉と教養と人生経験と審美眼を含めた創造性(それは、継続や作品を定期的に生み出すリズムと習慣も含めて)が重要だから。
具体的には、生成AIにしてほしい作業/タスク/仕事のことを、言葉で説明する必要があるから、この点で物凄く有利です。

教えてAI・ChatGPTなどのプロンプトのこと

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