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ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー / メトロポリタン美術館
2度と読みたくないと思ったのに、2度読まされた作品。『殺戮にいたる病』我孫子武丸著
我孫子武丸といえば『かまいたちの夜(1994年11月25日)』。弟切草だけ発売されていて、次は新本格派の我孫子武丸がストーリーを担当する。そんなチラシが響く程度には、講談社ミステリを中心にミステリを読んでいた。90年代半ばのミステリ。
グロテスクで猟奇的な読むストレス。90年代に怖いもの見たさで読んで2度と読みたくないと誓ったのに、2010年代後半、20年の時を越えてもう一度確認したくなり通読。撃沈。
ダメなものはダメだし、苦手なものは苦手で無理をすることは無いと再確認したのでした。なぜ本書が名作で著者の最高傑作と呼ばれるのかは、ネタバレしないと書けないし、ネタバレ有りの考察記事もたくさん有ります。だから、書かない。ミステリのネタバレ有りは、読む機会を奪いそうだから。
読んでいいことは何も無いし、嫌な気持ち(読後感)になるかもしれないけれど、ミステリの文化を用いてこう構築したこと、おそらく読者の読みを想像しきったことは、他の本にない魅力でしょう。
別件。宮部みゆきさんがメンタルの調子を崩した時に、我孫子武丸さんがゲームを進めて、宮部さんゲーム好きになったエピソードがあったはず。エッセイか雑誌みたいな本で読みました。
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