ミュージカル『刀剣乱舞』三百年の子守唄2019 二部感想 ~2019年の石切丸は歌唱力大幅向上、刀ミュは崎山つばさの成長記録であるという仮定は正しかった ~
令和3年から沼落ちした刀ミュ初心者の感想記録です。今回は『三百年の子守唄』2部感想です。2部のみです。1部の感想はまだnoteに出せるレベルのものが書き終わらないので2部のライブのみの感想です。
※14日ににっかり青江単騎出陣を見るまでに書いておかないといけないので突貫工事です
※この時点で阿津賀志山異聞初演、幕末天狼傳初演、三百年の子守唄初演再演、厳島神社しか履修していません
初演2部との進化
・セットも劇場の広さも豪華になったみほとせ再演
・崎山つばさは歌手デビューした後なので歌唱力が大幅に上がる
・横田龍儀もボイトレの成果か発声、滑舌、歌唱力、さらにダンス能力まで大幅に上がる
・財木琢磨に代わり加入した牧島輝の歌唱力がとんでもない
・財木琢磨はビジュアルで殴るタイプなら牧島輝は歌で殴るタイプ(以下別項目)
・よってみほとせ組はますます歌唱力重視のグループに進化した
牧島輝さんについて
おーれはー戦い抜くーーーー
ふええええええなんだこの大地の底から響くような低音ビブラート
事前調査にて牧伽羅は歌が超うまいという情報は得ていたがここまでとは。牧島輝の歌唱力とんでもない。むしろどこで修行を積めばこの歌唱力が手に入るのか知りたい。
あと大倶利伽羅の話声は低音でも聞き取れる声を出す。さすがテニミュで海堂薫役をやった人だ。海堂薫、実は二次元の初恋の人だから…海堂薫ができる人なら大倶利伽羅も大丈夫だって信じてた。どちらも笑わない一匹狼タイプだから笑ってはいけないファンサービスも耐えきれるだろうと。
そして牧島輝さんの素顔を調べけど、顔も体も声も全然大倶利伽羅と結びつかない。薄めで個性的なイケメン。太田基裕さんと同じくらいよくわからない。でも大倶利伽羅の衣装とヘアメイクをすると大倶利伽羅にしか見えない、2.5次元マジック。
そして一番こころ打たれたのがデビュー曲の「かくれんぼっち」。大倶利伽羅とは違う声だけどあの歌唱力で歌うボカロック系サウンド良すぎる。この曲めっちゃ好き。あとPVも工場のシーンや歌うシーンや牧島輝さんがダイブシーンがかっこいい。俳優のアーティスト活動のメリットはPVのお芝居(本業)が超上手いことにあると教えてもらった。崎山つばさのPVも良いものあるから。
第三形態の衣装になって驚いたのがちゃんと筋肉ついているんだけど細くて骨が目立つ体型。刀ミュの俳優さんは細身で筋肉質の人多いのに骨が浮き出てる人珍しい。あれであんなにたくさん殺陣やってたのか…。
1曲目 響き合って 全員
はいお楽しみの第一形態ロングコートきゃあああああああ
全員色違う!ふぁーーー今回もかっこいいいい全員シルエット違う
石切丸と蜻蛉切のは裾がワンピースのように広がっていて男性なのに女性っぽさもある
青江だけチュールついてるの青江、中性的な青江
物吉は白くてふわふわ天使みたいなシルエット、物吉しか着こなせない
大倶利伽羅だけタイトなのわかってる
今回も石切丸は眼力で乙女を殺す、この眼力と圧倒的オーラで彼はみほとせのセンターを務めているようなものだから
あーもー今回も歌が上手すぎるーー歌唱力お化けの集まりは安定して聞ける
そしてフォーメーションの切り替えがすごい、センターがコロコロ変わる。みんな歌って踊れる部隊は安心できる(ごめん幕末天狼傳見た後だと余計に)。そしてラスサビで石切丸がセンターに来るのがみほとせ。石切丸はみほとせのセンター。再演の石切丸はビジュアル特化型からViVo型に進化してるから。総合力が半端ないから。
2曲目 Stay with me
急にラスベガスのショータイムのような雰囲気に。どうした刀ミュ。こんな小洒落たな雰囲気にチェンジして。初演の90年代ビジュアル系の雰囲気も大好きだったけどこれもよい。たぶんspiさんこういう雰囲気得意そう。
第二形態いいいいいいいいはあああああかっこいいいいますますラスベガス(衣装の感想はデュエット曲で書く)
千子村正がロングコート脱いだ後腕カバーを上げる仕草がセクシーですありがとうございます。村正の衣装は片袖で二度美味しい
椅子を使う振り付けが印象的、椅子のポジションもコロコロ変わる。刀ミュダンスも進化しすぎ。小芝居も入るし踊り激しいし振り付けの先生無茶しすぎ
1番は千子村正がセンター、2番はにっかり青江がセンター。青江が、青江が、念願のセンターで踊りまくるにっかり青江きたーーーー。荒木宏文さんはめちゃくちゃ踊り上手いから。刀ミュカンパニー最年長だけど、腕の使い方の美しさとか全身のしなさやさがターンの回転速度とかカンパニー最強だから。ガチでダンサー並に踊れる人だから。他に踊りが上手いのは幕末の低身長組だけど彼らはヒップホップが得意。ジャズやバレエだと荒木宏文さんが一番上手いと思う。でガンガン踊る姿が見られて眼福。
3曲目 手が届くまで 石切丸とにっかり青江
多くの神剣コンビ組推しの念願のデュエット曲!!!!!
しかもシンメトリーお揃い衣装で歌う!!!!石切丸もにっかり青江もライン入りのパンツとかジャケットの合わせとか腰から生えたひらひら布が一緒。ひらひら布は踊ると動くのがきれい。石切丸のには金色の和柄が入っててネクタイが大人っぽい。青江はリボンタイが若い。そう来る?
この2振りが歌うのがハッピーでポップな曲なのが、刀ミュ2部時空だなぁ。ゲームじゃどっちも大人しくて落ち着いた雰囲気のコンビなのに。ミュージカルの石切丸は元気で可愛い曲担当だから、石切丸に合わせた可愛い曲を、石切丸に憧れている(と私は解釈している)青江が合わせて歌っている。あぁ、平和だなぁ。
いくら荒木宏文さんが踊り上手いからってダンスが鬼難しくて二次元アイドルオタクの自分カルチャーショックを受ける。崎山つばささんついてくの大変だっただろうに。
4曲目 風の先へ 物吉貞宗と大倶利伽羅
この2振り現パロだったら趣味嗜好も音楽性も違うタイプなのに何を歌わせるかという答えは爽やか系ギターロックだった。00年代の邦ロック風というか、例えばラッドウィンプスとかレミオロメンみたいな感じ。そうきたかーーーー。大倶利伽羅に似合うテイストと物吉貞宗に似合うテイストの中間。大倶利伽羅にしては爽やかすぎて、物吉貞宗にしては重すぎる印象の曲。
あと、歌詞がものすごく大倶利伽羅。「この手は祈るためじゃなく 握るために血が通った」祈る石切丸と対立する大倶利伽羅の歌。
衣装は物吉は天使みたいなフリルスカート履いててでもはや女子、そこに半ズボンとソックスで少年のような少女のような雰囲気。物吉貞宗は戦装束は白黒だけど2部衣装はベージュ多いし黒よりベージュや茶色が似合う。初演の第二形態もそうだったし。あと彼は半ズボンとフリルと生脚担当というレアなポジションにいる。
大倶利伽羅の衣装、超絶かっこよすぎ!!!!!なによあの赤シャツにゆるい黒ネクタイ。二次元アイドルのソシャゲで出たら死人を大量に出す衣装じゃん!!!!
5曲目 Impluse 千子村正と蜻蛉切
はぁーーーーーーーお耳が贅沢ううううううう
歌が上手すぎてもはや2.5次元ミュージカルのレベルではない。spiさんも太田基裕さんも圧倒的歌唱力の持ち主なのでこの2人のお歌を聞けるのが贅沢。それ以上語る語彙力がないのがしんどい。
ラストの横向きで少し離れてお互い向かい合って歌う所が熱い。歌唱力バトルのようにも互いに歌で励まし合っているようにも見えるあの場面。
衣装、村正の片方袖なしで片方袖ありで2倍美味しい。村正は2部衣装で脚を隠すのがまた良い。ロングブーツと黒のタイトパンツの方が好みだわ。前回のよりキラキラでピンクが際立つロング丈のジャケットがいい。1部で露出している部分を隠すことで体のラインが際立って逆に男性的だと感じる文化は長曽祢虎徹が教えてくれた。
蜻蛉切はネクタイできっちり締めているのがかっこいい。そしてロングジャケットが高身長に映える。あと高身長でガタイのいいspiさんにワイドパンツが存外似合う。
6曲目 百万回のありがとう 全員
客降りの時間だーーーーさーー広――ーい会場でどんなファンサするのかなーーー大倶利伽羅は笑わずに乗り切れるのかーーーーー乗り切れました。
そして蜻蛉切の投げキッス2回もいただきましたーーーーきゃーーーでも、蜻蛉切…こういう性格だっけ…?もうここまで来たらもう気にしない。
7曲目 闘魂歌
太鼓曲―――新しい太鼓曲―――
今までにないくらい最強の激アツソング。この6振りの圧倒的パワーで押し切る超絶ライブで盛り上がるナンバー。炎がないけど炎が見える。
この曲は全員にセリフが入るんだけど、その声が全員強すぎる。腹の底から最大の声をだしてセリフを言う。物吉貞宗も男臭い声を出す豹変ぶり。激アツ空間。
ラスサビのさ、突如がなる石切丸の豹変ぶり、あなたいつの間にそんな表現を身につけたのさ。そしてそれに答えるのは圧倒的声量と技術で攻める蜻蛉切、もう歌唱力でバトルしてるwwwwそうか、審神者Pが刀剣男士を現代の戦だと言って歌と舞を教えた結果がこれかwww
第三形態について
脱いだーーーーさー今回も青江は背中がぱっかーん開いてるーーー背中担当の意地と露出しても自然に見せる能力さすが青江――
物吉貞宗は変わらず半袖で白とベージュで胸元に丸ボタンでまた女子みたいなトップス、大倶利伽羅はタンクトップ!露出が多い、肩や腕がめっちゃ見える倶利伽羅龍もお目見え、蜻蛉切もノースリーブに深いVネックで存外出してる、村正は襟がシャツ型で腹チラたけ、えろい。石切丸は相変わらず鍛え上げられた腕担当。崎山つばささんの二の腕大好きだから大変ありがたい。お腹は絶対死守するルールを感じる。
刀ミュがは崎山つばさの成長記録である、という仮定は正しかった
刀ミュを知った時にどこから入ればいいのかわからなかった。それ以前に石切丸が刀ミュで大活躍しているという事実が飲み込めなかったからYou Tubeでトライアル公演や勝利の凱歌のPVを見て行った。その時感じたのは「刀ミュは成長型アイドルであり崎山つばさの成長記録」である。
崎山つばささんはトライアル公演の頃は特別歌が上手いとは思えなかった。しかし、経歴を調べると当時デビュー2年目だったし、歌手としても成功していた。どんどん成長していく成長型アイドルとしての崎山つばささんが見られるならこのコンテンツに足を踏み入れる価値はあると思った。だからあえてトライアル公演から三百年の子守唄再演まで視聴した。その価値はあった。みほとせ初演で圧倒的センターオーラ、再演で村正組にも負けない歌唱力を身に着けた超絶ハイスペックアイドルに成長していた。私はキャラクターの石切丸だけではなくて崎山つばささんも好きになってよかった。この人にずっとついていこうと思う。
終わりに
刀ミュカンパニー最強とも言われる歌唱力お化けの集まりを堪能させてもらった。初演の2部もCan you guess whatという最強キラーチューンがあるんだけど、それに並ぶ。デュエット曲3連続構成好き。天狼初演もだけど好き。
石切丸に恋したからやってきた刀ミュ沼でとんでもないクオリティのパフォーマンスが見られて大満足。あと今までミュージカルほぼ見たことなかったけどこの国にとんでもない実力の持ち主がいることがわかったから俳優さんのことがもっと知りたい。舞台俳優さんたちはアスリートでアーティストでクリエイターでアイドルでコメディアンもこなすでマルチな能力が求められるし本当に尊敬する。これからどんどんいろんなミュージカルや舞台を見ていきたい。