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一番地味だと思っていた推しの役者さんに沼るってどういうことよ ~『ミュージカル刀剣乱舞』の予習のつもりが2.5次元俳優沼に落ちた話~

 まずは前回の記事を読んでいただきたい。刀ミュをほとんど知らないまま2021年に石切丸にガチ恋した後に刀ミュ本丸の初期メンバーで主演まで務めていておったまげた記録である。
 あれは、本当に自分の長いオタク人生最大の衝撃だった。世の中のオタクが『シン・エヴァンゲリオン劇場版』や『ウマ娘』の話題でもちきりなのに一人だけ刀ミュ沼、それも現在公演中の『東京心覚』ではなく2015年の『トライアル公演』のことと崎山つばささんのことしか考えられなくなるくらい。
 そしてこの記事の本題である。刀ミュで次に見ると決めたのは石切丸もとい、崎山つばささんの演じる石切丸こと崎山丸が主演を務めた2017年の『三百年の子守唄』を履修するまでの話である。

1.刀ミュのグラビアが掲載されている雑誌をまとめて購入
 崎山丸と刀ミュの世界にめろめろにされた私はまず雑誌を5冊買った。

 買った雑誌の一覧がコレである。


『週刊ヤングジャンプ増刊 ヤングジャンプGOLD vol.3』
『ヤングジャンプ2019 vol.33』
『サンデー毎日 2019年03月03日号』
(この3冊がKindle)
『オトメディアステミュ VOL.5 2017年 05 月号』
『TVガイド Stage Stars vol.3』
(この2冊が紙)

 我ながら狂っている。それもこれも崎山丸のビジュアルの美しさのせいである。19年の『ヤングジャンプ』以外は全部崎山丸が表紙にいるという理由で購入したものである。
 ちなみに元は『ゴールデンカムイ』沼民で毎週アプリや本誌で読んでいるので『ヤングジャンプGOLD』で杉元佐一と共演していておったまげた。えええええええ昔の自分これの紙版買っといてよーーー。改めて中身を見てグラビアの美しさに息が止まった。みんな美しい。特に崎山丸の美しくお顔、袖から見える二の腕の白さがえろい。小狐丸の掴まれそうな手にこっちの心が掴まれそうになった。
 そして19年の『ヤングジャンプ』の刀ミュのポストカードとグラビアの号は別の意味で凄かった。きゃーーー石田スイ先生の石切丸がいるーーーーーーしかも二人いるーーーー。さらに茅野イサム氏のインタビューまであるーーーー。そして『葵咲』メンバーも今見るとかっこいい。当時はなんとも思わなかったのに。明石国行の完全に現世にいそう感なんなの。
 そして『オトメディアステミュ』『TVガイド Stage Stars』の2冊は2.5次元俳優の専門雑誌である。どちらもグラビアが神がかっている。
 『TVガイド』の方はメイクの細部まで見えるドアップの表情が素晴らしい。グラビアだけでなくインタビューまで掲載されていて実に勉強になった。みんな3年間一緒にいてクラスメイトみたいな関係とかいいなぁ。ちなみに他にも崎山つばささんの連載とか(ラタトゥイユとかカレースパイスの話をしていた)、大和守安定役の鳥越裕貴さん、髭切役の三浦宏規さん、千子村正役の太田基裕さんが素顔(と呼んでいいのか?役じゃない姿で出ているのはそう呼んでいいのか?)で登場されており感謝した。太田基裕さん素顔と千子村正メイクのギャップありすぎない?何回見比べても同一人物に見えない。こんな甘めの整った顔をした人が村正だったの?まだゲームに出てない頃から少ない情報で役作りしたの尊敬する。
 『オトメディアステミュ』の方は『三百年の子守唄』の予習にちょうどよかった。役者さん個別のインタビューとステータス表(生存、統率、偵察などのパラメータ表が掲載)されていて大変面白かった。
 にっかり青江役の荒木宏文さんが当時33歳とは思えない。プロ野球選手だったらベテランの年齢で若い子だらけの2.5次元の世界で頑張るとは尊敬する。荒木さんにとってはこの世界はそれだけ魅力的なのだろう。すでに実力派でこの世界では有名らしい。
 太田基裕さんはゲーム実装前に役作りをするという超難しいことよくやったなぁ。『東京心覚』の村雲江みたいなタイミングで来たのだろうか。おふたりとも経験豊富なベテランだから大丈夫だろう。
 物吉貞宗役の横田龍儀さんこれが初ミュージカルって…刀ミュって新人でも受かるコンテンツなの?可愛らしい容姿に対して声がものすごく低いことが特徴らしい。あと福島県川内村出身。村育ちからこんなに立派になって、おばちゃん泣いてまう。
 そして、spiさん、すぴさんに関してはすでに『舞台キングオブプリズム』のライブで存じ上げていた。顔も体も声も大和アレクサンダーでびっくりした人。そして歌唱力にもびっくりした人。刀ミュファンの間では歌唱力おばけで有名らしい。「蜻蛉切 来日公演」wwwwwww蜻蛉切の武士のイメージと来日公演という西洋のイメージのミスマッチに何度でも笑うwwwww
 最後に財木琢磨さん。肌は最初は塗っていたけど日サロで焼いていたし入れ墨はメイクさんが描いてくれている。なお、その後やらかして降ろされたし…(割愛)この人はあんまり調べなくてもいいかな…(フラグ)。
ちなみに『三百年の子守唄』メンバーの6人中3人がミュージカル『テニスの王子様』の出身で、2人が『ジュノンボーイ』出身。実力者に囲まれてセンター任される崎山つばささんと石切丸の未来はどうなるのか、俄然楽しみである。

2.崎山つばささんのSNSとインタビューを読みまくる
 そして崎山つばささんへの興味が湧きすぎてブログやTwitterやInstagramをひたすら遡った。そしてネット上で読める彼のインタビューをひたすら読んだ。そして素顔のはっきりした目鼻立ちや唇の美しさ鍛え抜かれた肉体、彼の人柄や石切丸への考え方に夢中になってしまった。どうした自分、今までの人生でイケメン俳優にも男性アイドルにも一切ハマったことないのに。むしろイケメンのノリとイケメンが好きなファンのノリが苦手なのに。仕事中も崎山つばささんのことばっかり考えてしまう。もはや恋である。完全に新しい推しが出来た時の心情である。
 崎山つばささんはどういう人物なのか。1989年生まれの現在31歳で、2.5次元舞台と歌手活動 がメインでたまに雑誌やテレビに出演されるような芸能人である。そして現在Tverで初主演ドラマ『140字の恋』が配信されている。今の所全話無料かつ15分×4話なのでぜひ見てほしい。こんなのが絶賛放送中とかとんでもないタイミングで沼ってしまったなぁ。
 そして役じゃない素の話し方がクール寄りの穏やか系でマイペースな楽天家で、休日家から出なくてテレビ好きで神社巡りやカレーのプロデュースまでしているお方。元野球部かつ筋肉質な体だからゴリゴリの体育会系かと思いきや存外文化系?な人だった。良かった、陰キャの極みの自分でも親近感が湧く性格だった。
 インタビューを色々読んでいくとあることがわかってきた。18年は舞台上では崎山つばさを出したくなかったそうだ が近年は「あくまでキャラクターの範囲を超えないさじ加減でですけど、僕なりの遊びやオリジナリティを少しずつ出せるようになってきた」 と語るように時期によって変わったそうだ。

3.『dアニメストア』で刀ミュが見放題配信されていることを知る
刀ミュの円盤をAmazonで買おうと調べている時に知ってしまった、dアニメストアで刀ミュが見放題なことを。

え、2.5次元ミュージカルって東京の劇場に行かなくても円盤買わなくても見れるの?うそーーーーん、私DMMに980円課金してトライアル公演見たのに…。

そう、刀ミュは月額400円の『dアニメストア』に課金すれば見放題なのである。
今までずっと敷居が高くて避けていた世界なのに、こんな敷居が低くていいの?アニメや映画みたいに見放題でいいの?しかも音楽ライブの『真剣乱舞祭』まで?ええええ、ライブまで見放題って一般アーティストでも聞いたことがない。さすが歴史的大ヒットしてテレビの歌番組まで進出してるコンテンツは違う。刀ミュって日本一敷居が低い2.5次元ミュージカルなんだなぁ。これも石切丸の導きか。

こんなん1ヶ月に1本見れば余裕で元が取れてしまう!!!

当然、迷いなく入会した。私はもともと1クールに3本はアニメ見る人だからここでアニメも見れば余裕で元が取れる。

さて、これで『三百年の子守唄』を履修する準備が整った。では、一番地味だと思っていた石切丸がミュージカルを主役を務める世界線へ出陣!


参考文献

崎山つばさ オフィシャルサイトhttps://avex.jp/sakiyama-tsubasa/
140字の恋|読売テレビhttps://www.ytv.co.jp/140jinoKoi/

『TVガイド Stage Stars vol.3』東京ニュース通信社、2018年、P17。

BOYSぴあSelection 第43回 崎山つばさ(第1回)崎山つばさ Part1「僕を見て『大丈夫』と思ってもらえたら」 | ぴあエンタメ情報
https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_567099cb-2538-44a8-be98-63d540c4c66c.html?page=2


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