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技能検定「機械・プラント製図」その2

余談ですが、一昨年令和2年度は東京の実技試験と学科試験、昨年令和3年度は神奈川の実技試験と学科試験、それぞれ道路使用許可を取ってチラシ配布にいってきました。
学科試験はほかの試験種と合同での開催なため、会場入りする受験生、必ずしも機械設計とは限らず、機械でも加工系とか、いろいろな受験生がいらっしゃいます。面白いことに、機械設計と思しき受験生のかたはひとりで会場入りされる。同じ職場の人間同士でワヤワヤ会場入りされるかたにもチラシをお渡ししていますが、「たぶん加工系…」と心の中で思ったりしています。それでも民間スクールでの対策講座というもの自体、職人芸の世界からすると珍しいからか「へーぇ」とご興味を示されるようです。

対策講座もそうですが、直接の対策本というのもあまりありません。過去問、書籍になっているものはありますが、「課題図から問題の指示に従い解答図を製作する」という試験の性質上、等寸大の課題図が欲しいところです。書籍では等寸大の図の添付がないので、「こんな問題が出題されている」というのはわかりますが、それの寸法を自分で測って問題を解くという練習はしづらいです。
都道府県協会の窓口へいけば、閲覧なり有償配布なりはしていますが、これも課題図に関しては「直近のもの、残部があればお頒けします」ということで前年度以前のものはPDFを普通の複合機で出力してくれるだけなので、練習に使えるだけの精度があるかというと厳しい。企業単位で受験されている会社さんの受験生に対する一般受験生のビハインドが相当あるなと感じます。規定の試験時間が、これまた実務と比べるとかなりタイトであると受験生みな口を揃えていいます。全然別の業界ですが税理士試験の簿記論、「実務、こんなスピードで電卓叩かないよ普通。利き手で打つし」というのに似た感じでしょうか。


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