RSCアクセラエルフ解説記事
こんにちは、からくり(@karakuri1646)です。
今回のテーマデッキはRSCアクセラEで、これまでの競技シーンではあまり馴染みのないデッキタイプ故に、デッキコンセプトのような基本的な内容にもある程度触れてありますが、全体のレベルとしては前回同様難しく、中~上級者向けの内容も多いと思います。
既にRSCリリースから1か月と少し経ってしまいましたが、Ratings後半戦やWGP予選等、残りの競技シーンに活用していただければ幸いです。
本記事はアディショナルカード追加前の情報となっており、項目「Ⅲvs流行デッキでの戦い方・対策」以降の閲覧は有料になっております。ご了承ください。
以下本記事で使用しているカード名やゲーム用語の略称です。
《アームドバトラー》→バトラー
《アクセラレート》→アクセラ
《ヴァーミンハンター》→ヴァーミン
《ウィンドフェアリー》→ウィンド(orバウンス)
《オミナスタイラント》→オミナス(or結晶)
《ギガンティック・ブロッサム》→ブロッサム
《ギガントパスチャー》→パスチャー
《極致の創造主・ベルフォメット》→ベルフォメット
《光耀の標・ミストリナ&ベイリオン》→ベイリオン
《終末の番人・スピネ》→スピネ
《人外魔境・クリストフ》→クリストフ
《深謀の獣人》→獣人
《森林の狼》→狼(orバウンス)
《清浄の領域》→清浄
《生命の宴》→宴
《ゼノ・サジタリウス》→サジ
《セレスト・マグナ》→セレスト(or結晶)
《閃光のエルフ・アルバータ》→ アルバータ
《追憶の大天使》→追憶
《万緑の回帰・ラティカ》→ラティカ
《フェアリーウィスプ》→ウィスプ
《フォレストダーク・レオネル》→レオネル
《フォレストレンジャー・ウェルダー》→ウェルダー
《マナリアクイーン・アン》→アン
《老練なる教鞭》→教鞭
《妖精の開花》→開花
《ワンダーツリー》→ツリー
ⅰデッキ紹介
○デッキコンセプト
RSCアクセラEは今までのアクセラEと比べ、格段とパワーが上がっており、今環境では使用率こそ目立たないものの、TopTierデッキと十分戦えるデッキとしてメタゲームの一角を担っています。
この項目では、以下でその理由について解説していきます。
アクセラEの強み①
フィニッシュターンの早さ、及び最大打点の高さ
アクセラEの主なフィニッシュ方法としてはラティカに開花の疾走を付与した進化14点疾走となるが、早くて5t、通常6tには達成可能である。
(デッキのアクセラは全て1pp、ラティカ+開花が実質3ppなので6tまで21pp-6pp-3pp=12ppが余ったコストで、ドローカードやバウンス先のコストを含めても十分現実的)
単なる14点疾走ではなく打点を追加しやすい14点なのも大きい。
基本の追加打点では、ウェルダーの疾走1~2点、ラティカに駿馬を乗せることでの2点の追加、開花重ね掛けの4点追加が可能。
また、6パスチャーによる6点追加、8プレイ自動進化を利用した2体のラティカ疾走、12プレイラティカのサイズ上昇効果による追加打点等、場合によってはOTKも可能である。
これら2つのフィニッシュにおける強さの要素は、ラティカが3pp回復する実質1ppのカードだから成しえていることであり、端的にいえば、
強いフィニッシュカードであるラティカ本体の性能の高さがアクセラEの強さの大きな要因と言える。
アクセラEの強み②
中盤で強力なテンポカード、ヴァーミンとレオネルの存在
アクセラEと様々な点で相性の良い盤面処理カードヴァーミン、レオネルは単に処理するだけでなく、アクセラカウントや打点の追加もできるので強いカウンターとして機能する。
これらの盤面を支えながら手を進められるカードの存在が、序盤にドローに払えるppの余裕を生み出し、デッキの安定感を格段に上げている。
アクセラEの強み③
序盤で強力なカード、ブロッサムとツリーの存在
ブロッサム、ツリーの序盤における主な役割としては、アクセラ1回を進めながらフェアリーを2体並べたり、1ドローをしながら1/1フェアリーで盤面を支えたり、バウンス先を作ることである。
それらの役割もデッキと噛み合っていて十分強力だが、2枚揃った時の融合ツリーの性能が高すぎるのが、これら2種カードの強みだ。
合計3cで2ドロー、フェアリー2体、4回復、1アクセラは破格の性能で、
序盤に揃えて融合ツリーをプレイする動きは、デッキパワーの一因と言えるほど強い行動である。
以上の3点がRSCアクセラEの強さの証明です。
序盤から終盤まで強い動きが存在する最大値の高さ、紹介したそれぞれのカードが持つ対応力が、今の環境でアクセラEを使う一番の理由だと考えています。
○採用カード解説
筆者が3枚採用を推奨する36枚のカード群です。
減らせそうなカードがヴァーミンやレオネルくらいしか無さそうですが、デッキコンセプトの項目でテンポカードの役割については既に説明しているので割愛し、この項目では残りの4枚の採用理由ついて解説します。
・追憶の大天使 2枚
進化フォロワーが少ないアクセラEにとって進化時ドローは都合が良く、戻すカードも困りづらいので実質的なドローカードとして扱える。
後述する宴よりも優秀なドロー枠でほぼ必須枠として考えており、見た目に反して対Ncメタの要素は薄い。
後半の弱さが目立つカードではあるが、基本的に長いゲームをしない環境及びデッキレンジな都合上、気にならないことが多いと判断している。
・生命の宴 1枚
追憶と比べて汎用性が低いドローカード。
採用理由はドローが最重要なデッキだと考えていることと、追憶の3枚目よりも評価が高いためである。
後攻の弱さが目立つカードで、被りにあまり適さないのがこのカードを1枚採用に抑えている最大の要因だ。
・閃光のエルフ・アルバータ 1枚
カードプールの中でおそらく最も優秀な補助カードで、特に理由がなければ1枚採用を推奨したい。
早いゲームと遅いゲーム両方に絡むのが強く、環境に左右されづらい。
欠点としてはプレイ難度が少し上がる点と、被りが弱すぎる点である。
他のカードに関しては筆者の使用回数が少なく、細かい解説は控えさせていただくことになりますが、候補カード中で《輪廻の女神》の採用は有力だと考えています。
○デッキ相性
現環境でのアクセラEの有利or不利は以下の見解です。(あくまで目安)
vsアクセラE 0.50
vsベイリオンループR 0.45~0.55
vsマナリアW 0.50~0.60
vsラスワNc 0.45~0.55
vs自然ランプD 0.50~0.60
vsアミュB 0.55~0.65
vs清浄B 0.50~0.60
vs機械Nm 0.50~0.60
アクセラEは、プレイ選択やデッキの出力(ドローカードやキルパーツの有無)が及ぼす勝敗への影響が大きいので、相性通りにならないことも多いです。
好意的に解釈すれば平たく全対面にやれるデッキなので、メタゲームに左右されず使い込みやすいのがデッキの良い所と言えます。
Ⅱ基本的なマリガン・立ち回り等
○マリガン
・先攻のマリガン
先攻のマリガンは基本的にドローカード全力。
他には序盤で強いブロッサム、サジとセットのウィンド、速攻が有効な対面での獣人+パスチャーをキープする。
・後攻のマリガン
後攻のマリガンは画像の3種を中心にキープし、他ドローカードを検討。
ドローのみが重要な対面では先攻と同じようにサジ・宴・狼をキープ。
獣人+パスチャーのセット、サジとウインドのセット等はキープを検討する。
・ラティカ・開花をキープしない理由
アクセラEがラティカや開花をキープしない最も大きな要素としては、2枚揃っていきなり勝ちになるコンボではないからだ。
たとえラティカと開花の2枚が揃っていても、6回アクセラや残りの6点の削り、守護の突破等、クリアすべき課題がそれなりにある。
また、ドローやテンポを支えるカードが優秀なアクセラEは、中盤で残りデッキが大体20枚前後まで掘り進めることができるので、マリガンで返してもそれなりに2枚セットを揃えてのコンボ達成が可能である。
そのため、RSCアクセラEのマリガンでは、優秀なドローカードを探し手札を整えることを目指すべきと判断している。
○序盤~中盤でのセオリー
アクセラEの序盤では、ドローをたくさん行ってパーツを集めるのが基本的な目標となりますが、フェアリーやウェルダーを並べてテンポを維持し、相手の体力を削ることも重要となります。
そのため、ブロッサムやツリーをプレイした後にバウンス等でドローを進めながらウェルダーを召喚し、序盤のテンポとドローを両立させるのが最も理想的な展開です。
・1tのプレイ指針
先攻ウェルダー > ブロッサム > 2枚目サジ > 獣人 > 後攻サジ
(補足)上の表はあくまで目安。
1枚目サジは基本先攻ではプレイしない。
獣人orパスは基本獣人プレイ、パスチャーとのセットの場合にパスを検討。
・2tのプレイ指針
獣人+パスチャー > ツリー or サジバウンス or フェアリー×2
(補足)基本はサジバウンスよりフォロワーを優先。
追憶は基本進化ターンにプレイするが、Nc対面のみ序盤プレイも有効。
・ツリーの扱い方
ツリーを置くターンは、守護フェアリーが最も有効なターンで判断する。基本は最速ターンにツリーを出して序盤の盤面干渉として機能させることが多いが、先4tヴァーミン+守護フェアリーは相手のラミエル進化に強く、5tの追憶進化と相性がいいので意識から外れないようにすべきである。
また、後攻2tのブロッサム+ツリーではフェアリーを2枚混ぜることもある。
・3t~先攻4tのプレイ指針
アミュバウンスや宴等でドローし手札を整えるターン。
ツリーの置きなおしは基本ドロー目的だが、守護フェアリー・回復も中盤でも有効、特にフェアリーを融合できる場合は置きなおすことが多い。
・後攻4t~5tのプレイ指針
キルターンが早く、開花による無料進化が可能なデッキなので中盤ターンではほとんど進化権を使用する。
基本の進化先は、追憶 or ヴァーミン or ウェルダー
最速進化ターンは可能な限り追憶に進化を切り、ドローを進めることで不足パーツ・不足打点を探す。
ヴァーミン及びウェルダーの進化ターンでは、リーサルを強く意識しプレイを選択する。(次の項目以降で詳しく解説)
○リーサルターンに向けて意識すること
アクセラEの中盤戦は、ほとんどリーサルの準備ターンです。
リーサルパーツがどれくらい揃っているかに敏感になり、状況に合ったリーサルパターンに適したプレイを選択しましょう。
・中盤で気にするべきリーサルパーツ
特に下記1~3の要素は重要なので、それらは常に把握しておきたいです。
1. ラティカ・開花の所持
所持してない場合は当然ドローの価値が上がる。
ラティカor開花の非所持は、盤面の維持と打点の確保が両立しない場合において盤面の維持にかなり傾く要素である。
2. アクセラ回数
基本的に序盤からアクセラを進める意識を持つ必要はなく、キルターン1t前から調整し始めるくらいが丁度良い。
目安として6tのラティカ開花を目標とした場合には、5t終了時までに最低3回のアクセラと手札のアクセラ2枚以上が必須である。
また、ppに余裕がない場合のラティカ+開花+複数アクセラのリーサルターンでは、レオネルの選択対象、バウンスに選択対象の不足に気を付ける。
3. 残り打点~6点を削る手段
ヴァーミン進化+ウェルダー、ウェルダー進化での削りが基本。
パスチャーの駿馬はヴァーミンターンorラティカターンに打点変化させた方が効率が良く、それらのターン以外ではバウンスなどで駿馬を回収するプレイが有効になりやすい。
また、ウィスプや2枚目開花等、条件を満たせば打点になるカードは条件を見落としやすいので注意する。(リーサルパターンの項目を参照)
4. 守護の突破方法
直接的な突破手段はほとんどレオネルしかないが、リーサルターンにはラティカの抱擁をプレイするため、直前ターンにヴァーミンで盤面を作ることでケアできることが多い。
ウェルダーやアルバータ、ウィスプ進化等も守護の突破に絡む場合がある。
・中盤でリーサルパーツが引けていない時に検討すべき選択
ラティカや開花がない場合に、ドローを進める以外にできることを紹介します。
ただし、実戦では引いていない場合でもそれらを引くことを期待したプレイを選択することが多く、中には発生頻度が低いものもあります。
1. ラティカ欠損
相手のライフがある程度減っている、又はアルバータが付与されている場合は、ヴァーミン開花やエンハウェルダーが有効になるので温存やバウンス等で回収を検討する。ヴァーミン開花の場合は召喚ウェルダーがない時に打点が不足しやすいので注意。
相手のライフがあまり減っていない場合はパスチャー本体→ヴァーミン開花を狙う。打点的にウェルダーがほぼ必須で、ラティカ開花とは違ってアクセラ枚数やコストの条件がやや厳しいので注意する。
2. 開花欠損
開花なしで勝つことは難しいのでほとんどの場合でドローを進めて引くのを待つが、ライフが少ない場合等はエンハウェルダーで勝つことがある。
また、8t以降ではラティカ×2の12プレイOTKが場合によっては可能なので、コントロール対面等でラティカやウィンドフェアリーが計3枚以上あれば中盤から視野に入れて手札を整えることがある。
○リーサルパターン
アクセラEの主なリーサル手段であるラティカ開花の14点は条件がわかりやすく、2枚を揃えて条件を達成するのみですが、残った6点の削り方に関しては色々な方法があります。
この項目では、残り数点の追加手段を中心に、リーサルパターンについて解説していきます。
①6tラティカ + 開花+ α リーサル
筆者の主観で頻度が高い順に上から並べており、アルバータが絡むケース、手札に残りにくいカードを2枚以上使用するレアケースを除外しています。
・15点
1. アクセラ2枚(ウェルダー召喚)
2. ウェルダー
・16点
1. 駿馬
2. パスチャー+アクセラ1枚(ウェルダー召喚)
3. ウェルダー+アクセラ2枚(ウェルダー召喚)
4. ウェルダー+バウンス
・17点
1. 駿馬+アクセラ2枚(ウェルダー召喚)
2. 駿馬+ウェルダー
3. ウィスプ+バウンス+アクセラ1枚+1c1枚(ウェルダー召喚)
4. ウェルダー+パスチャー+アクセラ1枚(ウェルダー召喚)
5. ウィスプ+ヴァーミン+ウィンド
6. 0c2枚+ウェルダー+1c2枚orアクセラ2枚+1c1枚(ウェルダー召喚)
(解説)
3.ウィスプ+バウンス+アクセラ1枚+1c1枚は、8回プレイ&ウェルダーを召喚するための条件で、ラティカの自動進化とウェルダー顔進化を組み合わせて打点を増やすことができる。
ただし、ウェルダー召喚&顔進化で打点を稼ぐパターンでは、レオネルをアクセラとしてカウントできないので注意。
また、パターン5~6も8プレイ自動進化を使ってのリーサルである。
・18点
1. 0cカード1枚+2枚目開花
2. ウィスプ+バウンス+パスチャー+1c1枚(ウェルダー召喚)
3. ウィスプ+バウンス+ウェルダー+アクセラ1枚(ウェルダー召喚)
4 .駿馬2枚
5. ウェルダー+ウィスプ+ウィンド+1c1枚
6. 設置駿馬+ウェルダー+バウンスorアクセラ2枚(ウェルダー召喚)
(解説)
1の0cカード要求は見落としがちなので注意する。
2のリーサルパターンは開始3回アクセラからいきなり6t18点が出せるのでコスパ良く、序盤にアクセラを稼がなかった展開では意識したい。
・19点
1. 設置駿馬+ウィスプ+バウンス+アクセラ1枚+1c1枚(ウェルダー召喚)
2. 設置駿馬+ウィスプ+バウンス+ウェルダー+1c1枚
3. 駿馬+パスチャー+アクセラ1枚(ウェルダー召喚)
4. 0c1枚+2枚目開花+ウェルダー
5. 駿馬2枚+ウェルダー
(解説)
1.のように、駿馬ラティカとウィスプバウンスを同時プレイする場合は前のターンに駿馬を置いておかないとラティカ強化とバウンスの両立ができなくなってしまう。
・20点
1. 駿馬+0c1枚+開花2枚目
2. 設置駿馬+ウィスプ+ウェルダー+ウィンド+1c1枚
3. 設置駿馬+ウィスプ+バウンス+パスチャー+1c1枚(ウェルダー召喚)
(解説)
回復が十分可能な対面では1.のようなOTKパターンはそれなりに発生するため、開花が2枚あるときの駿馬の価値が高いことを認識しておく。
そういった対面では7t以降の猶予をもらえることが多く、0cカードが必要ないことが多い。
②5tラティカ+開花リーサル
5tのラティカ+開花リーサルは、前提条件としてターン開始時のラティカと開花、アクセラ4回以上、0c1枚が必要となります。
序盤にアクセラを稼げている展開では十分達成可能で、相手の守護や回復の妨害を間に合わせずに勝つ等、ターンの早さが主張になりやすいので狙える場合は狙った方がいいことも多いです。
・頻出パターンや知っておきたい追加打点
(前提としてラティカ+開花+ウィスプ所持、召喚ウェルダーあり)
1. アクセラ2回=15点
2. パスチャー+アクセラ1枚=17点
3. ウィンド+アクセラ1枚=17点
4. パスチャー+ウィンド=19点
5 .設置駿馬+パスチャー+アクセラ1枚=19点
③7tOTKパターン
20点OTKは基本的に7t以降になることが多く、そういった場合では対戦相手の守護による妨害等も考慮しなければなりません。
下記の解説部分では、守護の突破方法にも触れつつ頻出するOTKパターンについて解説していきます。
・頻出パターンや、知っておきたいパターン
(前提として基本7t想定、ラティカ+開花所持)
1. 本体パスチャー(設置二輪車&装甲車)
(解説)
コントロール対面で20点OTKを狙う時に最も要求コンボ数が少ないパターンで、3pp20点の残りppで守護突破を狙える点が強い。
その際は7t本体パスチャーから8tラティカ2枚+開花による8プレイ守護突破OTKが、守護の突破が安定しやすいという点で強い。
弱点としては、進化権や2枚目ラティカ、レオネルがないと守護突破できないことと、キルターンが8tになりがちなことが挙げられる。
2. 駿馬+開花2枚目
(解説)
早いターンに20点OTKを決める時に強いリーサルパターンで、弱点としては、守護突破がほとんどレオネル依存になることである。
3. ウィスプ+ヴァーミン+バウンス+パスチャー (ウェルダー召喚)
(解説)
7tに守護を突破しながらOTKできるのが強み。
パーツの要求が高すぎて発生頻度が低く、特に進化権と召喚用ウェルダーを残すのが厳しい。
4. ラティカ2枚目+開花2枚目+1c2枚(8t以降)
(解説)
守護を突破しながらOTKできるのが強み。
狙って揃えられるパーツではないが、手札から出ていきにくいパーツのみで構成されているという点が強く、猶予ターンが遅い対面ではそれなりに発生するケースである。
④ヴァーミン+開花とその他のパターン
最後に、ラティカ+開花を使わないその他のパターンについて紹介しますが、それら単体でゲームに勝つには少し足りないことが多く、アルバータや2枚目開花など、他の削り手段と合わせて勝つのが基本になります。
ただし、序盤に相手の体力をある程度削れているようなゲームでは、ラティカ+開花を使わないような攻めでも十分有効な勝ち筋になり得るので、そういった場合ではパーツ探しに固執せず、手札の勝ち筋を見落とさないことも大事です。
・ヴァーミン開花
ヴァーミン開花は9点セットとして扱い、追加打点と足して計算する。
(付属の疾走がない場合は7+α点と基礎点よりも低くなるので注意する。)
・追加打点
ウェルダー、召喚ウェルダー=1点
バウンス=1点
駿馬、設置駿馬、パスチャー=2点
付与アルバータ=2点
開花2枚目=2点
ウィスプ+開花2枚目=3点
設置二輪車&装甲車=5点
(解説)
追加打点の使用コストには注意。
特に(アミュ)バウンスは場のツリーを戻す場合を除いて2c1点となり、召喚ウェルダーと両立しないことも多い。
・エンハウェルダー
分割リーサル2体目の疾走として利用することが多い。
盤面の圧で守護を否定し得る点で5t開花と相性が良く、アクセラが早い展開ではエンハ用ウェルダーの保持を検討したい。
・ラティカ×2+12プレイ
ラティカを2枚引いていて、開花を引いてない長期戦(8~10tリーサル)でのみ検討するレアなリーサルパターン。
0cの枚数的にラティカ2枚&ウィスプ1枚はほぼ必須で、1cの枚数も有限なため、狙う場合はバウンスやブロッサムを温存し計画的に狙う必要がある。
また、9t以降にラティカ2体とウィスプ、バウンスをプレイした後の残り6ppに本体が邪魔に打てないアクセラカードがかなり多いので、残り6ppで打てるカードやプレイする手順にも注意する。
Ⅲvs流行デッキでの戦い方・対策
この項目では、vs流行デッキにおけるその対面ならではの戦い方や対策に注目し、それらを中心に解説していきます。
そのため、流行デッキの中でも特徴的な戦い方や対策などが少ない、vsアクセラEや自然ラティカE、vsランプD、vsアミュBに関しては今回は取り扱わず、項目を省略しております。
○vsベイリオンループR
vsR戦で最も頻出する勝ちパターンは、ベイリオンターンに合わせてヴァーミンやツリーなどで展開し、次のターンのラティカ+開花+レオネルで決める早期リーサルです。
E側の多面展開に対してバトラーや教鞭バトラーで上手く捌けるかどうかといった構図になりやすく、どのターンに展開するかがこのマッチにおける重要なポイントの一つとなります。
①マリガン
・基本キープ(画像1枚目、同じカード2枚は要検討)
基本マリガンはブロッサムを除く計5種のドローカードをキープする。
ブロッサムを単キープしない理由としては、守護突破カードを含むコンボパーツを探す序盤のドローの重要性が高いことと、1/1フェアリーをバトラーによって無効にされやすいためである。
・セットキープ(画像2枚目)
1. パスチャー
先攻後攻問わず、獣人や狼、サジ+ウィンド等、ドローできるアクセラとセットでキープ推奨。序盤のテンポを支えたりライフを削る、ヴァーミンターンにプレイして盤面を作る等が目的である。
2. ウィンド
サジやツリーとのセットでキープ推奨。
3. ブロッサム
ツリーとセットでキープする。
4. ヴァーミン
後攻のツリー+獣人やサジ+バウンス等、ドローやアクセラが十分そうな3枚セットでキープを検討する。
②プレイ方針
・序盤のプレイ指針
序盤戦はドローによるパーツ集めがメイン。
特にツリーの評価が非常に高く、序盤のドローや、中盤の守護展開等、ゲームを全体を通して常に役割のある重要なキーカードである。
そのため、R対面序盤のバウンスは基本ドローアミュ2種を選択し、単純なドローアクセラカードとして扱うことが多い。
ドローしてパーツを集めること以外では、2/2ウェルダーによるライフプッシュ、ラミエル・リオードターンの押し付けなどが非常に有効。
先4tのヴァーミン+守護フェアリー、2プレイブロッサムから2/1横展開等はそれらに特に強いので、6t開花を阻害しない範囲で意識したい分岐となる。
・4~5tのプレイ指針
中盤戦はライフ調整、盤面調整を中心にリーサルの計算をするターン。
リーサルパーツ、守護の突破手段、残り打点の捻出方法を意識しつつ、ドローや盤面形成を行う。
リオード進化の対応としては、基本的にヴァーミンのみとなるが、押しつけることで相手がリオードに進化を切りづらくなるため、先に面展開をすることで牽制が可能。その際は威風の団結や鎧袖一触等の除去スペルの裏目に注意する。
また、ベイリオンターン前は、基本的にヴァーミンに進化による横展開を目指し、追憶とヴァーミンの切り順には注意する。
具体的なカードの残し方やプレイ選択に関しては、勝ちパターンに応じた選択をする必要があり、以下で解説する。
勝ちパターン①
ヴァーミン進化+横展開 → ラティカ+開花+レオネル1枚でリーサル
(補足)ターン開始からパスチャー+ヴァーミン進化と進んだ状況で、デッキにウェルダーが3枚あり、非融合ツリーがあるのでフェアリーが1体出る。
また、相手はナテラ1枚と教鞭でサーチしたバトラーを1枚所持している。
レオネル1枚所持しているラティカ+開花リーサルでは、ベイリオン6/7や進化8/9+脇フォロワー1体の状況が最も突破しづらいので、それを避けるための盤面作りが重要となる。
例として、参考画像のような6/6ヴァーミンは教鞭バトラー進化に強く、相手のベイリオン1面に対して抱擁を当てやすい形である。
ただし、1/1の横展開ではベイリオンのランダム5点+バトラーor剣聖の一太刀等、ランダムの5点を含めた裏目パターンを全てケアしきるのは難しく、必ずしも上手くいくとは限らない。
押し付けの基本としてはヴァーミン+ウェルダー+フェアリーの多面展開が最も理想的で、ブロッサムやツリー等、フェアリーを展開できるカードは上手くベイリオンターンに合わせられるよう意識しておきたい。
また、ヴァーミンの押し付けに対してランダム5点を外した相手が残り3ppで適したカードを持ってない場合等、都合良くいけばレオネル0枚でもベイリオンを突破できることがある。
勝ちパターン②
ラティカ+開花+レオネル2枚による貫通リーサル
(補足)ヴァーミン進化から駿馬に狼を打った局面で、盤面に非融合ツリー、デッキにウェルダーが2枚残っている。
(解説)
このケースでは非常にプレイが分かりやすく、レオネル2枚を温存しながらドローでのラティカ+開花探し、残りの6点の削りを両立させられる選択を探す。
参考画像の局面では、残り2ppで駿馬+ツリーバウンス又は駿馬+ウェルダーとプレイすれば打点が足りているのでその2つを比較し、撤退によるループリーサルや戦果オークション等の回復択により強そうな駿馬+ツリーバウンスを選択したい。
・その他の守護突破パターン
1. 5tラティカ+開花
(解説)
守護を出される前に殴り切るのは当然有効で、数点足りないケースでも検討することがある。
4tの進化ターン挟める&守護によって阻まれにくい後手5tは特に有効で、達成できそうな手札であれば序盤から意識して狙いたい。
2. 6t本体サジ+守護フェアリー+7tラティカ+開花
(解説)
返しながら守護を再展開されてしまうとその場凌ぎになってしまうのでデコイ役のフェアリーやウィスプが必須。
ランダム5点の当たり先や剣聖の一太刀、団結+母なる慈愛等、裏目パターン自体はそれなりに存在するので積極的に狙うべきではないが、守護の突破が厳しそうな場合等の粘り択として有効。
相手の手札弱い場合に盤面形成だけで押し切るor複数ターンを稼げるというケースも十分発生するので、コンボパーツが全然そろっていない場合等は視野に入れるべきパターンである。
3. 6t本体パスチャー+7tヴァーミン開花
(解説)
中盤でアクセラ5回以上達成していて、ラティカやレオネルを引けていないケースで有効。
10/10守護ヴァーミンへの強い解答や相手の回復が多くない点などから十分勝つことができるので、条件の達成とライフの保持の2つの課題をクリアできる場合は有効な勝ちパターンの一つとなる。
以上がvsべイリオンループRにおける大局観及び注意すべきポイントです。
vsRもやはりコンボパーツの有無によって勝敗が左右されやすいマッチではありますが、相手がプレイするカードが比較的読みやすい対面でもあるので、プレイされやすいカードにどう対応するかは常に考えるようにしましょう。
○vsマナリアW
vsマナリアW対面は、ラティカ+開花+レオネルでの守護突破リーサルがメインの勝ち方になります。
相手が回復をする可能性が十分にある対面なのでOTKをする意識も大事で、20点パーツ+レオネルを目標に進めていく必要があります。
①マリガン
・基本キープ(画像1枚目、同じカード2枚は要検討)
ビジョンやグランドブレイク、アレイスターの裏目があるブロッサムはキープせず、基本はドローカードを全力で探したい。
・セットキープ(画像2枚目)
1. ブロッサム
ツリーとセットでキープする。
2. ウィンド
ドローアミュとセットキープ。
3. アルバータ
リソースが十分な3枚セットでキープを検討する。
②プレイ指針
・序盤のプレイ指針
ライフ削りの価値は低く、ドローを優先。
特に後手3tで、ドローを阻害しない範囲でフォロワー展開を抑え、グランドブレイクや銀灰の星・アレイスターによる山札減らしをケアしたい。
・4~5tのプレイ指針
中盤の盤面処理にレオネルを使ってしまうと、リーサルターンが苦しくなってしまうことが多いので可能な範囲で温存し、早いリーサルを狙う。
レオネル欠損時など、盤面処理が苦しい場合は早いラティカ開花や分割リーサルが有効となる。
また、開花2枚目引きで常にOTKの目が残せる駿馬はこの対面では価値が高く、可能であればバウンスなどで確保したい。
・リーサル付近のターンで意識すること
頻出するOTKは以下の大体3パターンで、7tを目途にそれらを目指す。
1. 本体パスチャー+ラティカ+開花+レオネル
2. ラティカ+開花+駿馬+開花2枚目
3. ラティカ+開花+ウィスプ+設置駿馬+バウンス+アルバータ等
分割場合はアンの2回復、軌跡やルーニィの3~4点回復を貫通と守護突破が課題である。
また、ラティカ+駿馬+開花2枚が揃っている時のサジやブロッサムの本体は一時凌ぎに有効なので、揃っていれば保持したい。
以上がvsマナリアWにおける大局観及び注意すべきポイントとなります。
対マナリアW戦では、盤面の押し込みやE側の回復がないことを咎めた打点の押し込みによって猶予ターンを減らされがちなので、ある程度割り切った不確実なリーサルを目指し、相手の攻めを許さないことも大事になります。
○vsラストワードNc
vsNc戦では、他対面と比べて序盤の横展開による速攻が非常に有効であることと、単純なコンボリーサルの賞味期限が短い点が他対面と大きく異なります。
特に、相手の2t結晶置きから盤面の優位を取られ、クリストフやセレストによって蓋される展開はアクセラEにとっての脅威となるので、
そういった序盤の結晶置きに対して横展開で攻めることで相手のライフを削ったり、ハーフロックによるクリストフケアから早いリーサルによる勝利を狙うことが大事な対面となります。
①マリガン
・基本キープ(画像1~2枚目、同じカード2枚は要検討)
基本のマリガンと特に変わらず、先攻はドロー、後攻はバランスを意識。
・セットキープ(画像3枚目)
1. パスチャー
先攻後攻問わず、獣人や狼、サジ+ウィンド等、ドローできるアクセラとセットでキープ推奨。序盤にプレイし、2t結晶を牽制するのが目的である。
2. ウィンド、後攻狼
サジとセットでキープ推奨。
②プレイ方針
Nc対面では、相手がボーンフリークや結晶を序盤にプレイするかどうかで試合の展開が大きく異なり、状況に応じてパスチャーやバウンス、ドローカードの切り方を変える必要があります。
ケース① E側序盤の横展開可能、Nc側結晶あり
・最序盤のプレイ指針
Nc対面の先攻では、序盤の横展開が非常に有効。1~2tの段階では相手のパスや結晶を想定し、アグロプランを狙いたい。
このケースでの1tウェルダーやアクセラ+パスチャーの直接召喚は当然強く、他の対面では悪手になりやすいウィスプ、追憶の押し付けも有効だ。
ただし後攻の場合では、手札が揃っていても3tの死門を繋ぐ者や常闇の花嫁・セレス等に攻めを阻まれやすく、横展開による攻めが実りづらい。
そのため、後攻で手札が横展開に向いているような場合では、横展開の攻めを意識しすぎず、ケース②のような進行を辿ることがほとんどである。
(解説)
参考画像1枚目ではウィスプ+サジ+獣人からレオネルを引いた後、ウェルダーにバウンスを選択しターンを終了。
参考画像2枚目(次ターン)では都合良くバウンスの2枚目の引くことができたので、パスチャー+ウェルダー+開花(アクセラ5回)+ウィンドとプレイしハーフロックの確定6リーサルを決めることができた。
・4~5tの基本方針、注意点
先攻序盤の攻めが実ったゲーム展開では、画像2枚目のようなエンハウェルダーやヴァーミン開花等、ラティカ開花以外の疾走でも削り切れることが多く、手札のウェルダーの価値が高い。
ただし相手の体力が少ない場合でも、クリストフによって場に出たゴーストライダーの守護を突破することは難しいので、5tハーフロック用のバウンス(アルバータ進化で代用可能)の保持は非常に重要な課題となる。
また、特に2tオミナス結晶のケースでヴァーミンや追憶で盤面を複数処理してターンを返す通常の選択は、基本的に返しのクリストフによる反動が大きく、悪手になりやすいので注意する。
ケース② E側序盤の横展開不可、Nc側結晶あり
・最序盤のプレイ指針
このケースでは、基本的に早期のラティカ+開花リーサル以外で勝つことが難しいので、それを目指してパーツを探し、必要な打点カードを温存する。
特にバウンスの扱いが難しく、ラティカや開花、アクセラ6回を集めるドローとバウンスの保持の天秤に悩まされやすい。(パーツが複数足りない場合はバウンスを使ってのドローを選択することが多い。)
また、ツリーで場に出たフェアリーが5tのハーフロックの邪魔をすることがあるので、ツリーにバウンスを打つかや融合をするかなど、パーツ集めを阻害しない範囲で5tにフェアリーを出さない進行を選びたい。
(補足)
参考画像の局面ではツリーは左から順に非融合、融合で、このターンは1ドロー4回復が発動し、アクセラ回数は3回である。
(解説)
ウェルダー進化+レオネル(スカルドリーマーを選択)+開花+ウィンド(残り15点)でターンを返し、次の6tでラティカ+ウィスプ+バウンス+開花2枚でほとんど勝っている局面である。
・4~5tのプレイ指針
基本方針として、追憶、ヴァーミンは序盤や後攻4tに消化してコンボパーツや打点を回収し、5tはハーフロックしてクリストフ等を警戒する。
このケースでは、参考画像の局面のように対戦相手の体力が高く保たれやすいので、5tに疾走バウンスや追加打点が必要となる。
また、ボーンフリークやスカルドリーマー、地獄の解放者を破壊してのロック継続は発生しやすいので見落とさないようにする。
先攻6tのセレスト、エンハボーンフリークは可能であれば5面ロックでケアをした方が良いが、ロックできるかどうかは相手や状況依存なので基本的に割り切ることになりやすい。(相性が先攻に傾く要素の1つである。)
また、6tのラティカ開花ターンでは、記憶の軌跡の回復による打点不足やラティカの抱擁による不死者破壊の負け抽選が発生しやすいので注意。
そのため、駿馬やウィスプ、1cフォロワーの価値が上がる。
ケース③ Nc側結晶なし
・最序盤のプレイ方針
このケースでは、ラティカ+開花のコンボリーサルに加えてヴァーミン等で一気に盤面を返しながら盤面を保持するミッドレンジプランが有効になるので序盤はドローによるパーツ探しを優先し、中盤のカウンターに備えたい。
ただし、1~2tの時点で結晶の有無は判別不能なため、実戦では相手の結晶プレイを想定し、ケース①の進行を想定した選択をしなければならない。
また、結晶なしでも相手のラストワードが早く盤面が強いゲームは稀に発生し得るため、相手のラストワードカウントには常に注目すべきである。
・4~5tのプレイ方針
基本的にはケース②の派生形で、ケース②のような進行を辿ることも少なくないが、ラストワードカウントや盤面の強さに注目し、状況に合ったプレイ選択が重要となる。
このケースではヴァーミン+パスチャーや4プレイラティカ+レオネル等、盤面を形成することでのラストワード5回のクリストフの対応が可能なため、盤面状況による分岐パターンが多く、難しい。
また相手のラストワードカウントの進みが遅いケースでは、パスチャー本体からヴァーミン進化や、サジ本体進化等、盤面を形成した次のターンの開花リーサル、セレストターンをブロッサム本体で凌いだ後の開花リーサル等、本体6cフォロワーを利用したターン稼ぎも有効なので意識したい。
以上がvsラスワNcにおける大局観及び注意すべきポイントとなります。
短くまとめるならば、ラストワード5回のクリストフを中心とした妨害手段を可能な限りケアした早期リーサルの有無がこのマッチの最大のポイントと言えるでしょう。
○vs清浄B
vs清浄Bでは、他対面とリーサルの取り方が大きく違って、ラティカ2枚を使った12プレイ守護貫通リーサルが基本の勝ち方となります。
他にもアクセラ回数をあまり進めなくても良い、本体6cフォロワーの評価が高い等、特有の大局観が求められます。
①マリガン
・基本キープ(画像1枚目、同じカード2枚は要検討)
基本はドローカード全力だが、単独のフィニッシャー且つ2枚欲しいラティカはキープしたい。
・セットキープ(画像2枚目)
ドローアミュとセットのウィンド、ツリーとセットのブロッサムをキープ。
ブロッサム、ウィンドは共に中盤以降に使いたいキーカードではあるが、ドローを進めるためにやむなくセットキープを検討する。
②プレイ指針
・序盤のプレイ指針
ラティカやウィンド、ブロッサム等のリーサルパーツを探しドロー進める。
・4~5tのプレイ指針
清浄B対面でも、もちろん早いラティカ+開花リーサルは有効だが、相手の最速招来の大天使や選択不可守護によって阻まれやすく、終盤のリーサルパーツを失わない範囲での攻めに留めておきたい。
他対面で有効になりやすい分割の攻め、ヴァーミン進化によるリーサル準備等は特に悪手になりやすく、3回復守護のカウンターが厳しいことが多い。
ただし、相手が清浄を置けていない場合は、招来進化に気を付けながら早いリーサルを狙いたい。
長期戦でのラティカ2枚リーサルを狙う場合は、できるだけ進化を我慢しながら、ラティカ等のリーサルパーツ、パスチャーやサジ、ブロッサム等の盤面処理札を温存し、手札を整える。
被りウェルダー、追憶、ヴァーミン、レオネル等は終盤不要になりやすいので、中盤の手札入れ替えをする際に積極的にプレイしたいカード群である。
・6t以降のプレイ方針
6t本体カードで盤面を捌きつつ、処理に余裕があるターンに手札を整える。
本体パスチャー、本体サジはバウンス先としてかなり有効で、ブロッサムも除去としてかなり優秀だが、12プレイパーツでもあるので判断がむずかしい。
・リーサル前ターンやリーサルターンに気を付けること
ラティカ2枚+開花2枚or12プレイリーサルでは、基本的には12プレイの手順と守護の突破方法が課題となるので、それらの手順を事前に確認し、計算しながら進行する。
特に相手の招来の大天使の枚数は重要な要素で、相手の体力に応じて二輪車&装甲車や開花を追加した12プレイリーサルを探す必要がある。
片方のラティカと抱擁2枚で守護を突破する形になりやすいので打点計算、抱擁を打つ順番には注意。
また、セト本体や招来の大天使の回復とコストアップによって計算が狂わされたり等、計算したリーサルが防がれることがあるので、可能であれば盤面処理カードの予備は用意しておきたい。
以上がvs清浄Bにおける大局観及び注意すべきポイントとなります。
vs清浄Bは、猶予ターンが長いので特に苦しい対面ではないですが、計算ミスによる負けが多発するので確認を怠らないようにしましょう。
○vs機械Nm
vs機械Nm戦では、相手の回復と守護が両立するので長期戦になりやすく、OTKリーサル見据えたパーツ集めが重要です。
特に本体パスチャーの盤面処理及び守護突破OTKがかなり有効で、頻出する勝ちパターンの一つとなります。
①マリガン
・基本キープ(画像1~2枚目、同じカード2枚は要検討)
基本のマリガンと特に変わらず、先攻はドロー、後攻はバランスを意識。
・セットキープ(画像3枚目)
サジとセットでバウンスキープ。ツリーとセットで狼キープ。
②プレイ指針
・序盤のプレイ指針
基本方針としては、2cや3cフォロワーに殴られすぎない程度にドローを進めるターンである。
ウェルダー召喚による序盤の削りはあまり有効ではなく、後半の召喚に役割があるため、序盤ウェルダーの出しすぎには注意する。
ただしテンポの保持は重要で、召喚ウェルダーで盤面を支えることも少なくない。
また、ヴァーミン+守護フェアリーやブロッサムの2/1展開等、ラミエルに強い先4tの盤面展開がかなり有効で、先5t進化温存のリターンが大きい。
・4~5tのプレイ指針
Nm対面の勝ちパターンでは、中盤の早いラティカ+開花による速攻リーサルと、8t~9tまで凌いで守護突破リーサルを狙うOTKルートの大きく2パターンがあります。
それぞれのパターンで有効なプレイが正反対になることが多いため、中盤の具体的なプレイを選択する際に、まずは手札や盤面の状況から取るべきプランを判断しましょう。
①早期リーサルパターン
先攻で相手がラミエルに進化を切れなかった展開や、アルバータ&6tラティカ、後手5tラティカが狙える展開で特に有効。
早いリーサルなので守護には困ることは比較的少ないが、追加打点が課題となりやすく、召喚ウェルダーや8プレイ札、駿馬の確保は意識したい。
また、このケースではラティカ+開花の7/7への相手の強い対応が少なく、盤面状況によっては分割リーサルが有効。2枚目開花やエンハウェルダーを追加打点として扱うことができる場合も多い。
リーサル前ターンのプレイを選択する際には、返しのラミエル、スピネ、融合ベルフォメットへの対応などが特に重要となる。
②守護突破OTKパターン
前述の早期リーサルができなかった場合は相手のスピネや遮断の触手等にリーサルを妨害されやすく、それらに対応しながら守護貫通OTKを狙います。
このケースでは、進化温存や盤面干渉、OTK&守護突破のための打点予約など、あらゆる観点から本体パスチャーが強く、勝つためにほぼ必須となるカードといっても過言ではありません。
・リーサルパーツ
上の参考画像のような形が理想的で、本体パスチャー+ラティカ+開花+守護突破カードの4点を揃えることが目標となる。
特に、遮断の突破カードがやや要求が高く、進化権、ラティカ2枚目、開花2枚目+ウィスプのいずれかがないと突破が難しい。
それらの確保が難しい場合は、本体パスチャーバウンスなどによっての打点予約ターンを遅らせ、レオネル+αによっての再誕の不鎮・アレークトの突破やドロー先解決を狙うことが多い。
・リーサルターンまでのプレイ方針
基本方針としては、上記のリーサルパーツを温存しながら、自身のライフや盤面の安全度、トレランスのコスト等を意識し、ドローを進める。
特に本体パスチャーを投げる際のツリーのフェアリー出しは盲点になりやすいので注意。プレイターンの工夫が難しい場合は上の参考画像のように、パスチャー前にプレイできるトークンカードを確保する。
・本体パスチャーを使わないリーサルパターン
1. ラティカ2枚+12プレイor開花2枚
守護の突破を兼ねやすい点が強く、本体パスチャー同様中盤から意識して狙いたい有力なプランの一つである。
ラティカや、ウィスプの保持はもちろん、1cでプレイ数を稼ぐカードも足りなくなりやすいので意識して温存。特に、ブロッサムは中盤以降役割がほとんどないカードなので適当にプレイしないようにする。
また、再誕の不鎮・アレークト等の守護を強化されたラティカで有利トレードしてリーサル取ることが多いので、守護進化の場合等、体力の関係には注意する必要がある。
2. ヴァーミン進化+ラティカ+開花+α
このケースは打点が不足しやすいので要注意。
8プレイするためのカードを確保するのはもちろん、パスチャーや駿馬、ウェルダーやアルバータ等、打点となるカードがほとんど揃っていないとOTKにはならない。
また、遮断の触手進化が4/6のまま残ってしまって、ヴァーミンによるダメージが帳消しにされるケースは見落としがちなので注意する。
以上がvs機械Nmにおける大局観及び注意すべきポイントとなります。
vsNm戦ではターンの経過が得になることが多く、アクセラEはライフ回復が乏しいクラスなので、盤面放置やスピネ、戦慄の侵略でライフを削り切りきられないように注意しましょう。
終わりに
疲れました。
投稿する期間が微妙なことに関しては、RAGE予選期間に環境に影響を与えてあまり反感を買いたくないというのも、理由としてもちろん大きいのでしょうが、単純に整理する情報や文章量が多くて面倒くさいというのが本質で、ついサボりがちになってしまいます。本当に申し訳ございません。
ささやかな対策として、Twitterに質問箱を設置したので改善点や苦情などあればそこで伝えていただければ、次回以降のより早く投稿するモチベーションに繋がるかもしれないので、ご協力よろしくお願い致します。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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