#5 【宰相への道】練習台

「お前ら全員、俺の練習台だから。」

関わる人間全員に対して、俺はこう思っている。

諸君も知っての通り、私は帝国大宰相として歴史に名を刻みたいと考えている。
帝国大宰相になるための必要な要素の一つが、良好な人間関係の構築だと思っている。

さて。
考えてもらいたい。
諸君らには彼女がいる。
その彼女は浮気性で、出自も悪く、顔も性格も合わない。これらは交際を始めてから発覚したとする。

こういった状況になった時、どう別れるか？を考える人間が多いと思う。

私なら、別れない。

諸君らは、もう捨てると決めたモノを、雑に扱うだろうが、私は違う。
本命のための練習台にするのだ。
ここでの「本命」とは、自分の好みを全て備えている女性を指すことにする。それ以外を「義理」と表現する。

本命と別れそうになった時、どうするか？

そのための練習ができる機会は少ない。
数少ない練習の機会を活かせ！
 そのために、義理が相手でも本命だと思って丁寧に接しろ。ムカつくこともあるだろうが、頑張って本命の練習と思え！

今まで女性との接し方について書いていたが、
男との接し方でも同様だ。
もう捨てると思った人間にこそ、今後の練習のために丁寧に接して、最後まで使い倒せ！

ーーここからは本編と関係ありませんーー
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