清宮幸太郎の痩せるべき理由とオススメ減量法
こんにちは。カラガラ（kara_gara）です。
先日こんな記事を読みました。
私がこの記事を読んで思った感想は…
清宮選手は痩せた方がいい
！！！！！
です。
なので今回は、なぜ清宮選手は痩せた方がいいのか、どんな風に痩せればいいのかについて書いていきたいと思います。
清宮選手が痩せることによる2つのメリット
なぜ清宮選手は痩せた方がいいのでしょうか？
それは、痩せることのメリットの方が大きいからです。メリットは大きく分けて二つあります。
メリット①健康になれる
メリット②怪我の予防になる
①健康になれる
肥満な人は不健康です。
肥満度の判定にはBMIが使われることが多いです。
身長184cm体重103kgの清宮選手はBMI30.13でWHOの基準では肥満1度となります。
いまさら言うことでもないかもしれませんが、肥満は糖尿病や脂質異常症・高血圧症・心血管疾患などの生活習慣病をはじめとして数多くの疾患のもととなります。
また、肥満のせいで免疫系に悪影響がでるなんて話もあります。清宮選手といえばプロ1年目のキャンプで急性胃腸炎や限局性腹膜炎となるなど体が弱いイメージがあるのですが、それも過剰な体重による免疫力低下から来ているのかもしれませんね。
②怪我の予防になる
また、過剰な体重は整形外科的な疾患も生じやすいです。
一番有名なのは膝への悪影響でしょうか？変形性膝関節症の大きな要因は肥満です。また膝の中にある半月板というクッションも、体重が重ければ負担がかかりやすく、ひどい場合は半月板損傷などの診断がつきます。
腰痛も肥満だと起こりやすいです。この話を聞いて、落合博満氏が腰痛予防のために痩せた話を思い出す人とはいい酒が飲めそうな気がします。
それでも体重を増やしたいのであれば体脂肪率を落とそう
最初に紹介した記事内では、清宮選手と新庄監督のこんなやりとりが記載されていました。
新庄監督「ちょっとデブじゃね？ちょっと痩せない？」
清宮 「痩せてしまったら打球が飛ばなくなるのが怖いので…」
たしかに体重が重い方がホームランの飛距離が出るなんて話もあります。
西武の山川だったかな？「体重増えれば遠くに飛ばせる」的なことを言っていたのを思い出して、去年本塁打10本以上打った人の平均飛距離と体重の相関関係を見てみました。ジョーンズが頭ひとつ抜けていて、体重100kg前後の人が飛距離が伸びる傾向が見て取れました。興味深いですね🤔#本塁打飛距離 pic.twitter.com/4yHQhu7ddb
— データで楽しむプロ野球@せいちゃん (@baseballdata) February 13, 2021
ちなみにネクストバッターズサークルを運営するロバートさんにプロ野球データFreakさんの身長体重データをもとに今季所属したNPBプレーヤーの平均を算出していただいたところ、BMI26.0がNPBプレーヤーの平均でした。BMI30.13の清宮選手はNPB全体でもヘビー級みたいですね。
個人的にも、バッティングと似た動作のハンマー投の記録保持者たちがBMI30を余裕で越えているのをみると、飛距離だけを考えるなら清宮選手の理屈も分かる気がします。
ただ…。もし、飛距離を求めて体重を維持するのであれば体脂肪率は10-15%の範囲に収めるべきでしょう。見た目で言えば腹筋が薄っすら割れているような状態がいいと思います。
新庄監督曰く、清宮選手は「ちょっとぽちゃっとしてる」らしいので、体脂肪率20%前後なのではと思われます。ですので、体重を重いままでいくなら、体脂肪率を落とし、筋肉で体重が重い状態にしなければいけませんね。
ただ僕としては、BMI27程度の大谷選手があれだけホームランを打てているので、やっぱり痩せた方が無難なのではと思いますが…。
清宮選手にオススメの減量法
最後にオススメの減量法について語っていきましょう。
食事
ダイエットの基本といえばカロリー制限です。しかしプロ野球選手のようなアスリートの場合、むやみやたらなカロリー制限を行うと、筋肉が減少しパフォーマンスが低下する恐れがあります。
重要なのはカロリーは減らしつつタンパク質は十分にとることですね。具体的には、体重1kgあたり1.5〜2.2 gのタンパク質を摂取することをオススメします。
たとえば、大谷選手も「タンパク質は（1日に）体重×2グラム以上とる」など、タンパク質が不足しないような食生活をしているそうな。
また、野菜や果物も積極的に摂取した方がいいでしょう。食物繊維やポリフェノールなど、体に重要な栄養素が多数含まれています。トップアスリートは免疫システムに不調を起こしやすいなんて話もありますし。
じゃあどれくらい食べればいいの？って話なんですが、1日に野菜と果物を200g増やすごとに全死亡率が10％減り、1日800gまで早死を防ぐ効果が上がり続けるんだそうな。これだけ野菜を食べれば、自然とお腹が膨れて体重が減っていきそうですね。
逆に減らした方がいいのはアルコールです。アルコールはテストステロンの分泌を邪魔します。男性ホルモンと呼ばれるテストステロンが減ると、
・糖尿病や心疾患のリスクが高まる
・活力が衰える
・うつ病にかかりやすくなる
・慢性疲労が起きる
・体脂肪が増えやすくなる
などなどいいことがありません。
そういえば、大野雄大選手は2019年シーズンに断酒を行ったおかげか、前年から成績がよくなっていましたね。清宮選手はあまりビールが好きではないそうなので、そのままお酒は控えていた方がいいと思います。
また最初に紹介した記事内では、清宮選手は「弁当を新幹線の移動中に７個食べる」というエピソードが紹介されていました。
一般的に販売されている弁当というのは、高カロリー低タンパク質で新鮮な野菜も入っていません。7個食べるうちの何食かを、コンビニで買えるチキンやナッツ、サラダに置き換えるといいのではないかと思います。
プチ断食
もう一つオススメしたいのがプチ断食です。プチ断食というのは、ゆるい断食を繰り返す手法のことです。あっちゃんの動画がわかりやすいかもしれませんね。
プチ断食も減量に効果があります。一日三食だったのを二食にすれば、そのぶん摂取カロリーが減るという当たり前な話ではあるのですが。
断食には他にも…
・加齢を遅らせる可能性がある
・癌、心疾患、糖尿病などの病気の予防に役立つ
といった良い効果があります。プロ野球選手はプレイできる期間の短い仕事ですから、加齢を遅らせられるならそれに越したことはないですね。
まとめ
清宮選手は…
・健康や怪我の予防のためにも痩せた方がいい
・タンパク質と野菜をたくさん食べ、お酒は控えよう
・プチ断食で減量とアンチエイジングを両立しよう
というお話でした。
プロ野球という激しい運動をしながら太れるというのは一種の才能だと思います。清宮選手にはぜひとも自分の体に磨きをかけ、好成績を残していってほしいと思います。それでは、さようなら。