小笠原仁 1stLive Black Cat Day1に参加して感じたこと。

今日はとてもとても大切な1日だったので、この感情は何かしらの形ですぐにでも書き起こしておかねばならないという気持ちに駆られています。オタクの記録です。レポじゃないです。感情のメモです。わたしがこのライブで受け取ったもの、感じたことを忘れてしまう前に書いておきたい。

小笠原仁さんの1stLive Black Cat Day1が終了しました。
応援し始めた当初から待ち望んでいた、アーティストとしての最初のライブだったので、ここ最近は月1とかのペースで何かしらのライブに行くようなオタク生活をしているにも関わらず、前日の夜はワクワクしすぎて寝られなかったし、当日はなぜかめちゃくちゃ緊張して開演5分前は雨の音のBGMとお客さんのささやき声が聴こえる中で心臓バクバクしてたくらい、わたしにとって特別なライブだったなと思います。

本人もMC中に言ってたことでしたが、元々コンセプトライブみたいな感じって話だったし、開演前も5分前くらいから雨の音のBGMだけになって雰囲気作ってたり、最初から結構世界観作ってガチガチ固めていく感じかなと思ってたら、めちゃくちゃ普通にいつも通りのMC挟んでくるから笑っちゃったしいつも通りで良い感じに気が抜けたなと。笑 
後半は衣装も変わって雰囲気もガラッと変わったから、後半はもう喋らないのかなと思ったら後半もめちゃくちゃ普通にいつものテンションで喋ってくるから笑っちゃった。

パンフレットに「皆の人生の一部をくれてありがとう」と書かれていて泣きそうになっちゃったんだけど、「ありがとうございます」じゃなくて「ありがとう」って言われるだけで胸がぎゅっとなってしまうなと思いました。MC中にも「ありがとう」と言ってくれて。この場が仁くんにとっても安心して立てる場所なのかなという感じがして。なんかね、ちょっと距離近い感じするじゃないですか。そこにぐっときたりしていました。

歌っている姿が本当に綺麗なんですよ。
「Black Cat」の歌詞の中に『あぁ、忘れてしまいたいのに嫌んなるほどBeautiful World』というフレーズがありますが、きっとこの人には世界が美しく見えているんだろうなと思いました。だからこんなふうに歌えるんだろうな、こんな歌詞を書けるんだろうなって。

最後にどういう思いでアーティストとして活動をしているかという趣旨の話をしてくれて、この人はすごく優しい人だなあと思いました。
人間はみんな寂しい。何かを求めていたり、満たされなかったり、そういうものを抱えて、でもそれは自分の中の問題でしかなくて。そんな話をしてくれていましたが、それが「Black Cat」の歌詞の中にある『みんな自分だけの地獄を抱えている』ということなのかな、と。「自分も同じだということを伝えたい」と、「ステージの上のコイツも同じ顔してるなとか同じような気持ちを歌詞に書いてるなとか」そういうことを感じてもらえれば、と遠回しな言い方だったけれど、それって誰かの心に寄り添える歌になったらいいなっていうことなんだろうなって。

そんな話の後に1番最後に歌ってくれたピアノ伴奏の「Only one thing」があまりにも優しい歌声だったので、さすがに泣いちゃった。いやほんとは話聞いてる時から泣いてたんだけど。
いろんな武器を持って、自分の表現したいものをいろんな形で届けてくれる人だと思っていたけれど、その根底には優しさがあるんだろうなって、わたしはそう思いました。優しい人でなければ、あんなに優しい歌は歌えないもの。

だって、この人も同じなんだなって思わせてくれるのってすごい救いじゃないですか。
本人はきっとそうは思っていないんだろうなと思うけれど、到底自分とは違うすごい人だなって日々思ってるわけですよ。わたしは。夢とか目標とかそういうのがよくわからないまま生きてきた人間にとっては、それを追いかけて努力して実現しているという点だけでもすごい人じゃないですか。でも、そんな人も自分と同じ気持ちを抱えてるんだって思わせてくれたら、ほんの少し勇気が持てるじゃないですか。全く違う人間じゃないから。自分にとってはすごく眩しい存在である人も『同じ地獄』を抱えているなら、もしかしたら自分も何か変われば同じようになれるのかもしれないって。

「伝えられる内に伝えないといけない」と、パンフレットにも書かれていた言葉を話されていましたが、いつか唐突に来るかもしれない終わりっていうのは様々な可能性が考えられるけれど、客/ファンである自分が興味を失くすというのもひとつの終わりなんだよなと思って。
一生とか永遠とか絶対とかそんな言葉はオタクであろうとなかろうと信用ならないものですが、オタクは心変わりするものだからね。今は一生この人についていきたいなと思ってはいるけれども、未来のことはわからないし、たとえ推しがこの先ずっと歌い続けてくれたとしても、わたしが受け取るのをやめた時点でそれは「終わり」なんだよな、と。
だからこそ、限られた人生の一部をこうやって使うことができて本当に良かったなと思うわけです。

さらに言うならば、まあまだ2年にも満たない期間ではあるものの、できる限り全部拾い尽くしたくて一生懸命推しのことを追いかけてきたわたしだから受け取れたものもあったと思うわけです。
結局、安直な表現に行きつくしかないのですが推しててよかったな、好きになれてよかったなと。

わたしは正直なところ、ファン増えてほしくないなあって思っちゃうめんどくさいオタクなんですが、でもやっぱりもっとたくさんの人に届いてほしいなあと思います。


何が怖いって、こんな情緒おしまいにされたのにまだ2日目があるっていうのが怖いですね!!!! こんな話を聞かされて次どんな気持ちで聴いたらいいん、死ぬけど???????

というわけで配信もあるし、まだ会場のチケットもあると思うので、小笠原仁くんの歌をひとりでも多くの人に聞いてもらえたらいいな〜って思います。

最高に幸せな時間だったな〜!

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