デッド・ドント・ダイ
8月9日
チョー久々に仕事で東京へ。
東京駅前に行ったら時が戻れてた。
思ったより仕事が早く終わったので
近くの映画館を調べる。
何か良い映画やってないか?
と思ってたら、なんと!!!
観たくて見逃してた
「デッド・ドント・ダイ」
がやっているではないか!!!
ゴーストバスターズのビル・マーレー
と
スターウォーズのカイロ・レンことアダム・ドライバー
が主演のゾンビ映画!!
こりゃ楽しいに違いない!!!
と、観に行く。
観る。
残念ながら、ゾンビ映画好きではあるが
ゾンビ映画やジム・ジャームッシュ監督作品についてオタクではない俺には、散りばめられた小ギャグを何一つ拾うことができず、
全ての事が
何のために?
と思う程に心に残らないつまらない映画だった。
きっと意味がある。
とネットで評価を検索すると、ジム・ジャームッシュ監督ファンには、監督の過去作のオマージュや、ロメロ監督のゾンビに対するオマージュが沢山あり楽しめたそうだ。
言うなれば、スーパーエンタメに凝り固まった最近のハリウッド映画に対するカウンター的な作りらしい。
言われてみれば、なるほど
全て演出が古くさく、テンポもかなり遅い。
でも、そんなごく狭い範囲を狙われても分からないものは分からない。
オマージュ映画でもよいけど、オマージュをメインにする映画はどうなんだ?
と常々思うので、基本的にはゾンビ映画として楽しめる前提で、オマージュや小ネタは撒き散らすべきではないか?
と学の無い俺は思ったそうな。
もっと大笑い出来るかと思ったのだが。
CM作った人は上手いねえ。
俺は今時の人だから、
何年も前に死んだ人が、墓からそのままの姿で出てくるだけで「なんで?」と思ってしまう。
まず、墓の土から出てくるだけの力があるのか?
土に埋まっていると理解できるのか?
もう腐ってて動くこともままならないのでは?
が頭をよぎるともう楽しめない。
そんなのは敢えてやっているのさ!
と言うのも解る。
それがロメロのオマージュなのもわかる。
が、ロメロ監督の時代は
初めて「死者が行きかえる」
を描いたからすごいのであって、それを解らせる為と、地獄からの蘇りを視覚的に作り上げた名シーンだと思う。
が、それをオマージュだから。で、今の時代安易に真似しても意味あるのだろうか?
僕は頭が固いので、どうしても手放しで楽しめないのだ。
そんなのはどうでもいい!何てもありのギャグ映画だ。
と言うのは沢山あるし、それはそれで楽しめるのだけど。
テーマは物欲社会における、生ける屍は我々の方だ。
と言うのも解る。
が!!!
せめて、もう少しストーリーを楽しめるものにしてほしかった。
と言うのが正直な感想です。
アダム・ドライバーは良い役者だ。
きっと、こんな馬鹿げたコメディが大好きなんだろうなぁ。
「最後のジェダイ」で彼の演技力のすごさを知り
「ブラック・クラックス・マン」で彼の演技が大好きになった。
また、良い映画をみたいなぁ。
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