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公演終了

9ヶ月ぶりの劇場公演が終わりました。

僕の想像力が足りないお陰で、大体は想像した程度の苦労で終わりました。

初日に開場直前に配信のミーティング場所を削除してしまうトラブル(自分のせい)があった以外は、特に問題も起きませんでした。

聞けば、配信で全公演スムーズに行えることは凄いことらしく、対外七割程度の成功で、あとは何かトラブルが起きるとか。

コロナ対策にしても、どんなに対策しても無症状でかかっている方が来てしまったら、感染は防げないわけで。でも、換気や除菌、そして配信に際して適した場所だと判断して絵空箱を選んだので、やっぱり予想通りには出来ました。


僕の所属する会社が病院が母体の株式会社L4なので、感染に関する徹底や知識、介護や看護に対する知識や経験はかなりいかされております。
他の人の気の緩みや、感覚の緩さが気になるくらいに。
まだまだコロナは終わらない。
それは命の問題。

そんな中、エンターテイメントととしていつもの神話朗読劇を上演出来たのは本当に幸せな事だと思います。

今回は劇場公演と生配信の同時公演を初めてやりました。
ノウハウがないので手探りてす。
その結果、思った以上に皆劇場へはまだ怖くて来れないのだなぁ。
と言うこと。


もしかしたら、めんどくさくて家で配信を見る気楽さが増え初めているのか。
どちらにしろ、配信のお客様がとても多かったのです。
今回はチャットも使いながら、カメラ切り替えで配信して、なるべく臨場感と生の価値を演出したかったのですが。


やはり舞台は目の前のお客様と一体になることがその意義なので、舞台の演技だけでは配信のお客様がおいてけぼりになってしまう。
難しい時代だ。
それでも。やるしかないのだけど。

関智一さんの劇団
ヘロヘロQカムバニーさんは
無観客で劇場中にセットを組んで、生配信ドラマとして作る方法を選んだ。
皆、何かしら考えている。
何も考えず、ただカメラで舞台を映してパソコンに流す様では、演出の無能を示す様なものだし、今後生き残れないのではとおもう。

とにかく、今のところは感染の確認は無い。
演劇やって感染者の確認せねばならない時代とは、本当に世界は人間の想像なんて軽く飛び越えていくなぁ。

しかし、それは絵空事ではなく現実なので、しっかり受け止めて、しっかり考えて行動しなければならない。
実際にお客様を前にして、対応して初めて主宰者としてコロナに対する恐怖を実感できたこともあります。
餃子店に文句を行った実業家は、お客様と直に対応せず、経営もしない、金だけ出してシステムと売上しか見ていない。だから運営する事の大変さを知らないし、ダメなら損する前に撤退すればいい。と簡単に考えるのだろう。その撤退の一言で何十人、何百人が生きていけなくなるなんて想像もしないまま。
そんなことを実感として感じました。

人の命を預かる怖さ。

たかが演劇を打つのに、そんな重いものを預からねばならなくなるとは。

しかし、僕らは人の心を明るくして、命の洗濯をすることがお仕事なので、それが心だけでなく肉体の元気も気を付けねばならなくなっただけだ。

アドリブをしていい作品、むしろリアルに反応して会話をすることを目的とした作品は、役者の技量によって変化するのでとても難しい。
アドリブとはギャグの事ではない。


作品やキャラクターに深みを与える役者の技術である。
その辺を勘違いした役者は、物語を破綻したり、要らないことをする。
ギャクセンスが無い役者が頑張ると辛いシーンになる。
しかし、それを拾い繋げられる役者がいると、それらすら生きてくるからお芝居は面白いのです。

一定のクオリティを保つため、台本通りにやらせて、アドリブも決め手、間も言い方も全て固定することも出来るし、その方が簡単なのですが。


そんなのは普通のお芝居でやればよいと思っているのて、この朗読劇はなるべく自由に声優たちに喋らせて、世界を広げてほしいと思ってます。
勿論外せない決まり事はあります。

全役、明確に役づくりを変えて、明らかに違う役になること。
感動するシーン、怖いシーン、シリアスなシーンはキチンと感情に訴えかけること。
全てを言葉で表現して体に頼らない事。
アドリブの台詞はメインの台詞の邪魔にならないこと。
本読みにならないこと。

等々、色々ありますが。
皆、久々に劇場だったので、緊張だったりはしゃいだりもあったと思います。

それでも、多くの方にみにきていただき、楽しんでいただけたなら幸いです。

ご観劇頂けた方はお分かりだと思いますが、
今回はギリシャ神話の「神々の時代」までを描いた物語です。
このあとに続く「英雄の時代」こそ、皆さんがよく知っているヘラクレスの難航やペルセウスのメデューサ退治など活劇な世界が始まります。

次もまた公演が打てればとは思いますが、感染者の増大が止まらず。
年末から年始にかけて何かが起こるとも言われているので、なにが起こるのやら。

どちらにしろ、お客様が来て頂けないと、公演は打てないし打つ意味がありません。
なので、なるべく沢山の方にお声がけや宣伝やして頂けると嬉しいです。

さあ!次のお仕事頑張らないと。

今月中に二本台本書きます。

一つは子供の為のミュージカル。
もう一つは、日本で最初の人間乗り込み型ロボットの開発物語です。

どちらも来年公演です。
近づいたら発表できると思いますが、発表できたらいいなぁ。
公演が無事に打てたらいいなぁ。

そんなこんなで、皆様も体調管理にはお気をつけ下しい、
皆で明るい未来を手にいれるために!!!

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