桂ヒナギクのキャラソンが素晴らしいという話。

 タイトルのとおり。

 桂ヒナギクのキャラソンが素晴らしいという話は至るところでしてきましたが、キャラソンを聴く度によりそれを実感する。ので、なんとなく文章にまとめたくなった。

 まず桂ヒナギクというキャラクターについて。桂ヒナギク(以降ヒナギク)は週刊少年サンデーで連載された『ハヤテのごとく! 』のキャラクター。主人公やメインヒロインが通う白皇学院の生徒会長であり、眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群と非の打ち所がない完璧超人。……まあこの作品にはこれを上回る完璧超人が存在するわけだが。

 このキャラクターはメインヒロインではないものの、過去3度に渡って行われた人気投票で1位の座を独占するという圧倒的人気を誇るキャラクターなのである。おそらくこれを読んでいるあなたも、ハヤテのごとくを見れば彼女の虜になることだろう。

 そんなわけで彼女は、アニメ化の際にも最大級に優遇された。というのは、なんと彼女だけでキャラクターソングアルバムが3枚も作られたのだ。これはすごい。ちなみに声優は伊藤静さん。選出理由は作者の希望。これは有名な話だが、彼女を含めた主要キャラ5人はすべて作者の希望によって選ばれ、そのすべてがガンダム声優である。

 ここからがキャラソンの話。アルバムが3枚も作られたということで、彼女だけキャラソンの数がとても多い。ここで1つ目の素晴らしいポイントだが、これらのうちほぼすべての曲が彼女のキャラクターソングなのだ。……なにを言っているのかわからないって?

 ここで対比として1つ例を出す。私の愛してやまない作品『神のみぞ知るセカイ』にも大人気アイドルがいる。それが中川かのんである。かのんちゃん!! ちなみに声優は東山奈央さんで、これがなんとテレビアニメデビュー作。かのんちゃんは作中でトップアイドルとして活躍するキャラクターであるが、彼女もキャラソンアルバムを2枚出している。しかしこのアルバムはアイドルのかのんちゃんとしてのアルバムであり、等身大の彼女自身を表した曲の収録はあまり多くない。

 その一方でヒナギクのキャラソンはその多くが彼女自身を映し出す曲なのである。最近私は俳句を詠むようになったが、ある1つの物事から句なり詩なりを詠むには、少なくとも私の感性では表現の数に限りがある。しかし彼女は彼女を表すためだけに多くの歌が作られている。それが素晴らしいポイントその1。その1と言ったがこれがほぼ全てである。

 他にも曲が好きとかふんわりとした素晴らしいポイントはたくさんあるがこれはもう完全に私の好みなので割愛する。しかし、1つだけ私の好きな曲を紹介させてほしい。「I miss you」という曲だ。

 この曲は先程述べた3つのアルバム(『Hina』『Hina2』『Hina3』)には収録されていない。なんでこの曲が収録されなかったのか…… ちなみに『「ハヤテのごとく!!」キャラクターCD 2nd series 02』と『「ハヤテのごとく!!」キャラクターCD COLLECTION/桂ヒナギク&西沢歩』に収録されています。

 この曲はとにかく歌詞がいい。といってもやはりキャラクターソングは作品を知らないとなかなか楽しめないと思うのでここでの説明は割愛する。私はこの曲で雛菊の花言葉を覚えました。

 ヒナギクのキャラソンが配信されてるのすばら。

 最後に。ヒナギクのキャラソンを楽しむためにぜひ『ハヤテのごとく! 』を読んでほしい。16巻まででいいので。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?