政府を超える
国を超える?国家を超える?
世界征服などというようなだいそれたことを考えているわけではない。
よくわかんないけど、現在一部の企業は色んな意味で国家規模だ。
予算が大きくなってみたり、ロケット打ち上げてみたり、新しい鉄道を開発してみたり、世界中で使用されるデバイスを作ってみたり。
技術革新に寄って、国家や政府に寄るインフラ整備に頼らずに交通手段を選択したり、そもそも交通や運輸インフラを整備してしまいそうな勢いだ。ドローンなんて自分の家の庭から会社の屋上まで飛んで行っちゃったとしたら道路使わなくなってしまう。ドローンに充電する電気も自家発電しようと思えば不可能な話ではない。原料の輸入やその運搬などのことを考えれば完全にインフラから離れているわけではないが、それをどんどんミニマムにしていける。
国家や政府よりも小さな規模で様々なインフラ整備を行なわれていくとなれば、企業どころか市民が政府を超えることが可能になる。超えるというか頼る規模が極限まで小さくなっていく気がする。
法律さえ守っていればいいという企業は政府を超えられない。法律というものに守られているからだ。法律に上乗せして自分たちをよりよく制することができるものたちが民主主義や資本主義を超えていけるのではないだろうか?
企業の都合だけで裁量労働制が運用されていけば、おそらく労働者は疲弊し、労働力の再生産が滞り、その企業は淘汰されていくだろう。ただしそれによる労働者の犠牲は大きくなってしまう。
技術革新の使い方を間違わなければ、コストがミニマムになったインフラを使って社会や組織を運用し、政府を超えた多数の小さな存在が生まれてくるように思う。
労働者は経営者と違う世界の別の存在というわけではなく、同じ世界で生きていく同じ仲間だと認識して、経営していくことを目指したい。不均衡をなくしたい。
政府を超えるというより政府から離れたという方がイメージに近かろうか?
政府から離れた小さな存在が多数形成されていくことが、なんとなく蔓延している閉塞感を少しずつ溶かしてくれはしないか?と少しだけ期待している。
個人的に言えば、古臭い思考方法で固まっている経営者や管理職たちには少しでもご遠慮いただいて、新しさと古さのバランスを保ちながら、経営者も労働者も働きやすく、労働者とその家族が幸せになれる会社を築き上げたいなとちょっと考えてみた。
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