指す将順位戦6th vsアノニマスさん

指す将順位戦は初参加の棋戦でしたので、初戦から伸び伸びとした将棋を指そうと決めていました。初戦はアノニマスさんです。居飛車党で本筋に手がいく、大変な強敵です。

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上図が序盤の局面ですが、後手の私が6五桂から積極的に仕掛けていきました。しかしながら、6六銀から飛車先の歩を交換したものの、65桂が質駒となり一長一短でした。本譜でも結果的にこの桂馬が取られ寄せられてしまいました。結果論ですが損な差し手にだったかもしれません。

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そしてアノニマスさんが5五歩と突いた局面は、私の作戦負けになっていると思います。急戦策が封じられ後手の角の活用が難しい局面です。本譜は4四歩から4三銀と雁木調に組み換えましたが、これではハッキリとダメになっています。

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先手が3五歩と突いた局面。本局の運命を分ける重要な局面でした。本譜は3一玉と指したのですがこれは疑問手、換えて5一角とすれば角の活用が見込まれる展開でした。序盤から劣勢を意識していたせいか指し手が萎縮していたのかもしれません。

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先手が4六桂と指した終盤の局面は後手の必敗形です。4三銀では3五桂と追撃され、23桂成と銀取りが受かりません。受けてもまた桂馬のおかわりが効きます。

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最終図の局面で後手の私が投了しました。以下は同玉、3三飛成以下簡単な詰みです。一局を振り返り局面を悲観しすぎていたことが指し手の萎縮に繋がったと思います。現在は棋風を改造していて、積極的にかつ手堅い棋風を目指しています。今後もこの棋戦や他棋戦を通じて棋風改造を図っていきたいです。アノニマスさん対局ありがとうございます。

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