いつまでも色褪せない名盤たち2

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気がつけば今年も後半になり、どうなるかと思っていたオリンピックも開催されようとして、梅雨も明け猛暑になりました。投稿も間が空いてしまいましたが、こんな調子ではいかんいかん。今回は、、、、こんな渋いアルバム。

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やはり70年代にリリースされたベンソンのワーナーからの第2弾。1枚目のブリージンは世界でヒット、ジャズギタリストとしては異例のスーパースターになりました。それ以前のベンソンはジャズギタリストとしては既に高評価を得ていましたがマーケットとしてややマイナーでしたが、ワーナーに移籍して歌をメインに据えて「歌も歌えるジャズギタリスト」から「ギターがめちゃんこ上手いボーカリスト」に認識された名曲「マスカレード」のカバーが大ヒット。続くアルバムとしてこのインフライトがリリースされました。メロウサウンド、というジャンルを生み出したような前作でしたが、このアルバムはWARの「World is a Gettho」などをカバーして少し硬派な印象です。プロデューサーは前作同様トミーリピューマ。最近彼のことを書いた本を購入してちびちび読んでます。

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ジョージベンソンのアルバムでググってもこのアルバムは順位は低めなんですが、後にクインシージョーンズと組んだものとかヒット作多い中、私はこのアルバムが一番色褪せないと感じています。なんといってもアレンジが素晴らしい。またミックスも素晴らしく、iPhoneで聴いても全てのトラックが聞こえてきます。無駄な音がひとつも無い。レコーディングメンバーはハービーメイスンdr、スタンリーバンクスba、フィルアップチャーチgt、ホルヘダルト、ロニーフォスターkey、ラルフマクドナルドper、という盤石の布陣。同時期リリースのライブの名盤、Weekend in L.A.も同じメンバーです。それと注目なのがクラウスオガーマンのストリングスアレンジ。ユニゾンを基本のカウンターメロディーが随所にちりばめられ、サウンドを美しく彩るさまは本当に勉強になります。彼は最近でもダイアナクラールのコンサートの指揮をしているマエストロです。というわけで、ぜひ聴いてみてください。できれば全曲リピートしながらゆっくり読書やお酒でも。



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